別れと出会い(仮)
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今までは個人よりも“マルフォイ家の跡取り息子”としての行動が制限されていた。
シリウスはそういうことはせずにドラコの好きなことをさせてくれる。
「今日は楽しかった。
自分で選べたし」
「それは良かった。
これから何度だってそうなる」
「そっか。
自分で選んでいいんだ」
そういうのは不憫だなと思いながらもシリウスは言葉にせず、優しく頭を撫でた。
「シリウス!」
「久しいな、ハリー。
元気だったか?」
「うん!
贈り物もありがとう」
「どういたしまして」
駅で再会したハリーに抱きつかれ、シリウスは抱擁した。
「うげっ!
マルフォイ!」
「僕は“ブラック”だが?」
「やっぱり、僕は気に入らない!」
「君の好みなど僕には無関係だな」
((そりゃ、そうだよな))
絡んで来るロンを冷静にドラコは返していた。
「ドラコ。
気をつけてな」
「はい。
行ってきます」
「何かあったら必ず、連絡してくれ。
どんなことがあっても私は君の味方だからな」
「…はい」
シリウスに抱擁されて頬にキスされ、ドラコは微かに笑ってお返しに頬にキスをする。
唖然としているハリーとロンのことは無視した。
「ハリーも。
行ってらっしゃい」
「あ…、うん。
行って来ます!」
「2人とも、手紙待っているからな」
「はい。
手紙を書きます」
「待ってるよ」
「僕も絶対に書くよ!」
「あぁ、楽しみにしてる」
ドラコとハリーはシリウスに手を振り、顔を見合わせて互いにべーっと舌を出す。
そこは相変わらずだなとシリウスは苦笑いする。
そう簡単には仲良くはなれないだろうと見守る。
「…ドラコ」
「父上、母上。
来てくれたんですか」
「当然だろう」
勢いよくドラコはルシウスに抱きついたが、ルシウスは叱らずに抱擁した。
「元気にしていたか?
君は睡眠が浅いからね。
ちゃんと眠れていたか?」
「元気です。
今はちゃんと眠れるようになりました」
「…そうか。
色々と話したいことはあるが、時間だからな」
「ドラコ。
気をつけて行ってらっしゃい。
愛してるわ」
ナルシッサに頬にキスされ、ドラコはルシウスから離れて抱きついた。
「父上、母上。
行ってきます」
「私達にはしてくれないのかい?」
「え…?」
「シリウスにはしていたようだけれど」
「それは…、自分からじゃないし」
「これでいいか?」
駅でルシウスに頬にキスされるとは思わず、ドラコはキョトンと見つめる。
「今でも貴方は私達の可愛い我が子ですからね」
「…母上まで」
滅多にされてなかったのでシリウスには慣れても両親には少し気恥ずかしい。
同時に両親から愛されているんだと嬉しい。
「父上、母上。
次の休暇も来てくださいね。
行ってきます」
ドラコはルシウスとナルシッサの頬にキスし、抱擁して列車に乗り込んだ。
今まではすぐに帰ってしまうルシウスも列車が動いてからも、ずっと見送ってくれていた。
シリウスは苦笑いしながらも手を振っていた。
(父様が両親を呼んでくれたんだろうな。
一緒に暮らしてなくても血の繋がった家族なんだ。
離れてみてから分かったこともある。
それに、僕は両親と同じくらいに父様が大好きだから)
1人で席に座りながらドラコは見えなくなるまで、ずっと見つめていた。
今まではスリザリンの誰かしら傍に居たから1人で過ごすのは不思議だった。
孤立させていたのもそうだが、どうしていいのか分からないのが本音だろう。
「家族が抱擁するのもキスするのも普通じゃないの」
「だって、マルフォイだぞ」
「ブラックね。
いい加減に慣れなさいよ」
「だってさぁ…」
「名前を間違えるのは失礼なことよ。
どんな事情で変えたとしても」
正論のハーマイオニーにロンは不満顔。
シリウスはそういうことはせずにドラコの好きなことをさせてくれる。
「今日は楽しかった。
自分で選べたし」
「それは良かった。
これから何度だってそうなる」
「そっか。
自分で選んでいいんだ」
そういうのは不憫だなと思いながらもシリウスは言葉にせず、優しく頭を撫でた。
「シリウス!」
「久しいな、ハリー。
元気だったか?」
「うん!
贈り物もありがとう」
「どういたしまして」
駅で再会したハリーに抱きつかれ、シリウスは抱擁した。
「うげっ!
マルフォイ!」
「僕は“ブラック”だが?」
「やっぱり、僕は気に入らない!」
「君の好みなど僕には無関係だな」
((そりゃ、そうだよな))
絡んで来るロンを冷静にドラコは返していた。
「ドラコ。
気をつけてな」
「はい。
行ってきます」
「何かあったら必ず、連絡してくれ。
どんなことがあっても私は君の味方だからな」
「…はい」
シリウスに抱擁されて頬にキスされ、ドラコは微かに笑ってお返しに頬にキスをする。
唖然としているハリーとロンのことは無視した。
「ハリーも。
行ってらっしゃい」
「あ…、うん。
行って来ます!」
「2人とも、手紙待っているからな」
「はい。
手紙を書きます」
「待ってるよ」
「僕も絶対に書くよ!」
「あぁ、楽しみにしてる」
ドラコとハリーはシリウスに手を振り、顔を見合わせて互いにべーっと舌を出す。
そこは相変わらずだなとシリウスは苦笑いする。
そう簡単には仲良くはなれないだろうと見守る。
「…ドラコ」
「父上、母上。
来てくれたんですか」
「当然だろう」
勢いよくドラコはルシウスに抱きついたが、ルシウスは叱らずに抱擁した。
「元気にしていたか?
君は睡眠が浅いからね。
ちゃんと眠れていたか?」
「元気です。
今はちゃんと眠れるようになりました」
「…そうか。
色々と話したいことはあるが、時間だからな」
「ドラコ。
気をつけて行ってらっしゃい。
愛してるわ」
ナルシッサに頬にキスされ、ドラコはルシウスから離れて抱きついた。
「父上、母上。
行ってきます」
「私達にはしてくれないのかい?」
「え…?」
「シリウスにはしていたようだけれど」
「それは…、自分からじゃないし」
「これでいいか?」
駅でルシウスに頬にキスされるとは思わず、ドラコはキョトンと見つめる。
「今でも貴方は私達の可愛い我が子ですからね」
「…母上まで」
滅多にされてなかったのでシリウスには慣れても両親には少し気恥ずかしい。
同時に両親から愛されているんだと嬉しい。
「父上、母上。
次の休暇も来てくださいね。
行ってきます」
ドラコはルシウスとナルシッサの頬にキスし、抱擁して列車に乗り込んだ。
今まではすぐに帰ってしまうルシウスも列車が動いてからも、ずっと見送ってくれていた。
シリウスは苦笑いしながらも手を振っていた。
(父様が両親を呼んでくれたんだろうな。
一緒に暮らしてなくても血の繋がった家族なんだ。
離れてみてから分かったこともある。
それに、僕は両親と同じくらいに父様が大好きだから)
1人で席に座りながらドラコは見えなくなるまで、ずっと見つめていた。
今まではスリザリンの誰かしら傍に居たから1人で過ごすのは不思議だった。
孤立させていたのもそうだが、どうしていいのか分からないのが本音だろう。
「家族が抱擁するのもキスするのも普通じゃないの」
「だって、マルフォイだぞ」
「ブラックね。
いい加減に慣れなさいよ」
「だってさぁ…」
「名前を間違えるのは失礼なことよ。
どんな事情で変えたとしても」
正論のハーマイオニーにロンは不満顔。