自覚と後悔(仮)
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レギュラスは細身で繊細な雰囲気から異性と見られるよりは“弟”の位置なのだろう。
「…モテる人のアドバイスは僕には理解が出来ないと思って」
「どうせ、僕は兄様と違ってモテませんよ」
「僕は慰めるべきか、アドバイスするべきなのか」
「兄様!
いつの間に」
「元気そうで何よりだ。
エバンスは君に反応して欲しかったんだよ。
お返しも悪戯半分、期待半分って感じなんだろうな。
キスを返してもいいだろうが、無理なら花でもネックレスでもいいと思うけど」
「……っ…」
「貸しにしといてやるよ。
コレがあれば、買えるから」
「でも…っ」
「ジェームズの悔しい顔、見たくはないか?」
「それは…、凄く見たいな」
「だろう?」
(悪い顔だな。
僕よりも兄弟みたい。
顔は全然違うのに)
レギュラスは苦笑いしながら見守っていた。
「何だよ。
シリウスも意味わかんないし、リーマスとピーターまで付き合い悪くなったし」
シリウスが2人に勉強を見ている姿は度々目撃しているので流石のジェームズもそれに邪魔は出来ない。
(リーマスはともかく、ピーターは今頑張らないと落第しそうだもんな)
かなり失礼だが、事実でもあるので仕方ないだろう。
談話室だとシリウス目当てに女子達が集まってしまうので寮の部屋か図書室に行っている。
「このメンバーで勉強しているなんて、ポッターは気づいてないんでしょうね」
「気づいてたら騒ぐだろう」
「それにしても、ここは穴場だな。
喋っても奥過ぎて気づかれないんだから」
「本棚に隠れてるし、ほとんどの生徒は気づかないよ」
シリウスとリーマスとピーター、スネイプとレギュラス、それに、リリーが集まっていた。
「随分と集まって勉強会をしているんだな」
「…ルシウス」
「まぁ、私もわざわざ言うことはしないが。
騒ぎを起こさなければ」
「分かってるさ」
ルシウスは微かに笑い、本を読んでいた。
隣にいるナルシッサもチラッとリリーを見ながらも黙ってる。
「何だ?」
「貴方って本当に優秀なんだなと実感してたのよ。
ポッターは賢くても教えるのは下手みたいだし」
「あぁ、ジェームズはどうして出来ないのか理解が出来ないんだろうな。
僕は小さな頃から教わってたし、レグに教えてたから」
「レグ…?」
「レギュラスの愛称」
「兄様だけです。
ほかの人には呼ばせませんよ」
「はいはい」
((…ブラコン))
不満そうなレギュラスにシリウスは苦笑いして頭を撫でる。
「見慣れないわね。
着崩してないのは」
「余計にモテるでしょうに。
僕はきっちり着ている兄様の方が見慣れてますが」
「まぁ、言い寄られたが。
疲れるだけだ」
「贅沢と言いたいところだけど、貴方の場合は仕方ないわね」
女子達が群がってしまう光景が浮かんでリリーでさえも顔が引き攣ってしまう。
「着崩してなかったの?」
「嫡男で跡取りだし」
「現在も?」
「…父上次第だな。
排除はされてない」
「…モテる人のアドバイスは僕には理解が出来ないと思って」
「どうせ、僕は兄様と違ってモテませんよ」
「僕は慰めるべきか、アドバイスするべきなのか」
「兄様!
いつの間に」
「元気そうで何よりだ。
エバンスは君に反応して欲しかったんだよ。
お返しも悪戯半分、期待半分って感じなんだろうな。
キスを返してもいいだろうが、無理なら花でもネックレスでもいいと思うけど」
「……っ…」
「貸しにしといてやるよ。
コレがあれば、買えるから」
「でも…っ」
「ジェームズの悔しい顔、見たくはないか?」
「それは…、凄く見たいな」
「だろう?」
(悪い顔だな。
僕よりも兄弟みたい。
顔は全然違うのに)
レギュラスは苦笑いしながら見守っていた。
「何だよ。
シリウスも意味わかんないし、リーマスとピーターまで付き合い悪くなったし」
シリウスが2人に勉強を見ている姿は度々目撃しているので流石のジェームズもそれに邪魔は出来ない。
(リーマスはともかく、ピーターは今頑張らないと落第しそうだもんな)
かなり失礼だが、事実でもあるので仕方ないだろう。
談話室だとシリウス目当てに女子達が集まってしまうので寮の部屋か図書室に行っている。
「このメンバーで勉強しているなんて、ポッターは気づいてないんでしょうね」
「気づいてたら騒ぐだろう」
「それにしても、ここは穴場だな。
喋っても奥過ぎて気づかれないんだから」
「本棚に隠れてるし、ほとんどの生徒は気づかないよ」
シリウスとリーマスとピーター、スネイプとレギュラス、それに、リリーが集まっていた。
「随分と集まって勉強会をしているんだな」
「…ルシウス」
「まぁ、私もわざわざ言うことはしないが。
騒ぎを起こさなければ」
「分かってるさ」
ルシウスは微かに笑い、本を読んでいた。
隣にいるナルシッサもチラッとリリーを見ながらも黙ってる。
「何だ?」
「貴方って本当に優秀なんだなと実感してたのよ。
ポッターは賢くても教えるのは下手みたいだし」
「あぁ、ジェームズはどうして出来ないのか理解が出来ないんだろうな。
僕は小さな頃から教わってたし、レグに教えてたから」
「レグ…?」
「レギュラスの愛称」
「兄様だけです。
ほかの人には呼ばせませんよ」
「はいはい」
((…ブラコン))
不満そうなレギュラスにシリウスは苦笑いして頭を撫でる。
「見慣れないわね。
着崩してないのは」
「余計にモテるでしょうに。
僕はきっちり着ている兄様の方が見慣れてますが」
「まぁ、言い寄られたが。
疲れるだけだ」
「贅沢と言いたいところだけど、貴方の場合は仕方ないわね」
女子達が群がってしまう光景が浮かんでリリーでさえも顔が引き攣ってしまう。
「着崩してなかったの?」
「嫡男で跡取りだし」
「現在も?」
「…父上次第だな。
排除はされてない」