自覚と後悔(仮)
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ジェームズの過ごすのは気も合って楽しかった。
過激な悪戯もあったけれど、これはどういうことだと世界観が壊れた瞬間だった。
「…ジェームズ」
「やあ、相棒。
楽しくないかい?」
(そこまでジェームズは…、スネイプを嫌って憎んでいたのか?
狂っている。
これは…、まるで…っ)
シリウスは凝視し、唇が微かに震えた。
「何をしているんだ。
相手がスリザリンだろうと、杖を向けるなんて…っ」
「そう熱くなるなよ。
実験だよ、実験」
「何が実験だ!
人を木に逆さ吊りにして。
命の危険があるのが分からないのか!」
シリウスは杖を取り出すと拘束されているスネイプを魔法で救助する。
「怪我はしてないか?」
「あ、あぁ…多分…だけど」
シリウスが助けてくれたことにスネイプも戸惑う。
「レジー、いるか?」
「は、はい。
こちらに…」
「スネイプを頼む。
詳しい事情は説明しなくても構わないから念の為、医務室に連れて行ってくれ」
「分かりました」
「それから、ルシウスとナルシッサに事情を説明。
これは悪戯なんかじゃない」
「…兄様」
「俺は選択を間違っていたようだな。
すまなかった、スネイプ」
「えっ?
いや、おまえは…何も悪くないだろ。
何もしてなかったし」
「そ、そうですよ。
兄様は悪くありませんよ!」
シリウスがスネイプに謝罪したことにザワつき、ジェームズは顔が歪む。
「また貴方達ですか!
ポッター、ブラック」
「違います。
先生、兄様は…」
「マクゴナガル教授。
ブラックは僕を助けてくれ、謝罪してくれました。
ブラックは何もしてないのに」
「えっ?」
周りの生徒達もスリザリン生さえも頷く。
「そ、そうでしたか。
ブラック、申し訳ありません」
「今まで疑われるようなことをしてましたから」
「ポッター、貴方は来なさい」
「何で僕だけ…っ」
((あんた以外は何もしてないからだろうよ))
ジェームズは引きずられるように連れて行かれた。
「…大丈夫か?」
「えっ?」
「僕よりも君の方が顔色が良くない」
「あそこまで、このようなこと…しているなんて」
「流石にこれは今回が初めてだったが。
君の前ではポッターは手加減しているようだったからな。
多少だけどな」
「…僕はジェームズの何を見ていたんだ」
「そういうものだろ。
あまり気にするな」
何故かシリウスを慰めるスネイプに苦笑いしてしまう。
「シリウス。
大丈夫かい?」
「……っ…」
「その、1人になりたいなら。
出て行く…けど」
寮に戻ると自分のベットに潜り込んでカーテンを閉めるシリウスにリーマスもピーターも心配になった。
「…僕は間違っていたのか?
ジェームズが正しいと、信じていたんだ」
「シリウス…」
「何を信じたらいいのか。
分からないんだ」
「きっとジェームズは自覚ないと思うよ。
自分が正しいと信じて。
過激なことをしているのも自覚ないよ」
「…ピーター」
「ジェームズと意見が違ってもいいじゃん。
喧嘩したってさ。
シリウスはシリウスの正義を信じればいいんだよ。
僕は君を信じてるよ」
「…ありがとう」
「今回のは流石にやり過ぎだと思ってたけど。
僕は止めれなかった。
どうしていいのか、分からなかったんだ。
シリウスは間違っていることを認められて、素直に謝ることが出来て立派だと思う。
僕にはそれが出来ないから。
嫌われるのが怖くて」
「リーマス。
君は…、ずっと正しかった。
咎めてくれていたのに。
大丈夫だと。
真面目に聞かずに…っ」
「いいんだよ、シリウス。
謝らないで。
うぅん…怒ってるんじゃない。
ジェームズってさ。
無駄に賢いだけじゃなくて」
「変な才能あるよね」
「そうそう、それ!」
何故か意気投合しているリーマスとピーター。
ジェームズの悪口大会のようになっていて、鬱憤が溜まっていたんだろうなとシリウスは顔が引き攣る。
過激な悪戯もあったけれど、これはどういうことだと世界観が壊れた瞬間だった。
「…ジェームズ」
「やあ、相棒。
楽しくないかい?」
(そこまでジェームズは…、スネイプを嫌って憎んでいたのか?
狂っている。
これは…、まるで…っ)
シリウスは凝視し、唇が微かに震えた。
「何をしているんだ。
相手がスリザリンだろうと、杖を向けるなんて…っ」
「そう熱くなるなよ。
実験だよ、実験」
「何が実験だ!
人を木に逆さ吊りにして。
命の危険があるのが分からないのか!」
シリウスは杖を取り出すと拘束されているスネイプを魔法で救助する。
「怪我はしてないか?」
「あ、あぁ…多分…だけど」
シリウスが助けてくれたことにスネイプも戸惑う。
「レジー、いるか?」
「は、はい。
こちらに…」
「スネイプを頼む。
詳しい事情は説明しなくても構わないから念の為、医務室に連れて行ってくれ」
「分かりました」
「それから、ルシウスとナルシッサに事情を説明。
これは悪戯なんかじゃない」
「…兄様」
「俺は選択を間違っていたようだな。
すまなかった、スネイプ」
「えっ?
いや、おまえは…何も悪くないだろ。
何もしてなかったし」
「そ、そうですよ。
兄様は悪くありませんよ!」
シリウスがスネイプに謝罪したことにザワつき、ジェームズは顔が歪む。
「また貴方達ですか!
ポッター、ブラック」
「違います。
先生、兄様は…」
「マクゴナガル教授。
ブラックは僕を助けてくれ、謝罪してくれました。
ブラックは何もしてないのに」
「えっ?」
周りの生徒達もスリザリン生さえも頷く。
「そ、そうでしたか。
ブラック、申し訳ありません」
「今まで疑われるようなことをしてましたから」
「ポッター、貴方は来なさい」
「何で僕だけ…っ」
((あんた以外は何もしてないからだろうよ))
ジェームズは引きずられるように連れて行かれた。
「…大丈夫か?」
「えっ?」
「僕よりも君の方が顔色が良くない」
「あそこまで、このようなこと…しているなんて」
「流石にこれは今回が初めてだったが。
君の前ではポッターは手加減しているようだったからな。
多少だけどな」
「…僕はジェームズの何を見ていたんだ」
「そういうものだろ。
あまり気にするな」
何故かシリウスを慰めるスネイプに苦笑いしてしまう。
「シリウス。
大丈夫かい?」
「……っ…」
「その、1人になりたいなら。
出て行く…けど」
寮に戻ると自分のベットに潜り込んでカーテンを閉めるシリウスにリーマスもピーターも心配になった。
「…僕は間違っていたのか?
ジェームズが正しいと、信じていたんだ」
「シリウス…」
「何を信じたらいいのか。
分からないんだ」
「きっとジェームズは自覚ないと思うよ。
自分が正しいと信じて。
過激なことをしているのも自覚ないよ」
「…ピーター」
「ジェームズと意見が違ってもいいじゃん。
喧嘩したってさ。
シリウスはシリウスの正義を信じればいいんだよ。
僕は君を信じてるよ」
「…ありがとう」
「今回のは流石にやり過ぎだと思ってたけど。
僕は止めれなかった。
どうしていいのか、分からなかったんだ。
シリウスは間違っていることを認められて、素直に謝ることが出来て立派だと思う。
僕にはそれが出来ないから。
嫌われるのが怖くて」
「リーマス。
君は…、ずっと正しかった。
咎めてくれていたのに。
大丈夫だと。
真面目に聞かずに…っ」
「いいんだよ、シリウス。
謝らないで。
うぅん…怒ってるんじゃない。
ジェームズってさ。
無駄に賢いだけじゃなくて」
「変な才能あるよね」
「そうそう、それ!」
何故か意気投合しているリーマスとピーター。
ジェームズの悪口大会のようになっていて、鬱憤が溜まっていたんだろうなとシリウスは顔が引き攣る。