光の救世主(仮)
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いくら親族でもブラック家の当主の言葉には逆らえず、両親は認めるしかなかった。
「血を濃くし過ぎない為にもマグル出身の血を入れる代がある。
僕の代が丁度、100年目だったからね」
「君が言うとさ。
どこまでが計算か分からなくなるよ」
「褒め言葉にしておくさ」
「血が濃くなると…」
「障害を持った子が生まれる。
魔力欠陥か、身体的なものか」
「血の呪いって」
「あぁ、そういうことだ。
純血にこだわりすぎてもそうなるんだ。
性格に難あるのも」
「もしかして、ブラック家も。
そうだったり?」
「…大きな声では言えないが。
その可能性はあるな」
「別に大きな声で言っても構わないぞ、ドラコ」
「シリウス叔父様。
気配なく、後ろから現れないで頂きたいのですが」
「そう言って君はいつも気づいているだろう?」
ドラコ以外は気づいていなかったようで悲鳴を上げそうになり、ロンとハリーは椅子から転げそうになっていた。
ハーマイオニーもバランスを崩しそうになり、ドラコは支えていた。
「それで?」
「やっとデスイーターの残骸も多少は落ち着いたので。
休息を取っていました。
まぁ、まだ色々と問題はありますけど。
マルフォイ家含め、調べる必要性はありますから。
僕は実家だろうとブラック家でも特別扱いはしませんし」
「それでいいさ。
ブラック家にもガラクタはあるだろうからな」
「…それをガラクタと呼ぶのは叔父様くらいですよ」
収集していたルシウスが聞いたら頭を抱えるだろう。
ドラコが手放させたが、ナルシッサ曰く、まだ隠し持っているだろうと。
隠し持っているくらいならと“今は”多少なりドラコも見逃している状態だ。
「狙われるとしたら裏切り者と勘違いされてる私ですけど。
裏切り者も何も私はヴォルデモートと対面もしたことないんですが」
「そうだよね。
君、気色悪い顔だなと真顔で呟いたくらいだもんな」
「ぶはっ!」
ロンの暴露に思わず、シリウスが吹き出してドラコは目を反らした。
「そんなことよりも。
どうしてこちらに?」
「最近は夜中にも朝方にも帰って来ない不良息子を帰すようにと頼まれてね」
「不良息子って」
「ドラコ、何歳なんだよ」
爆笑するロンにドラコは無言でテーブルの下から蹴る。
「…闇祓いと急患が重なって帰れなかったんですよ」
「深夜でもいいからきちんと帰って来るようにと」
「父上も母上も。
過保護が過ぎるんですよ」
「1人息子だし、そこは仕方ないわよ」
「何日帰ってないんだよ」
「え〜と…研究もあったし。
軽く、17日…か?」
「それは過保護じゃない。
常識範囲だろ」
「2週間もよくあの人達が騒がなかったよね」
「一応、手紙は出した」
「ハーマイオニーは?」
「私はご両親の元は立ち入り禁止なのよ」
「特に母上の拒絶反応が。
息子にも悪影響だからな」
「時間を掛けていくしかないわよ」
「強引に外枠を埋めて結婚したからな。
そりゃ、ブチギレるわ」
「何を息子が笑ってんだよ」
「本当に怒ってはないよ」
「…貴方にはね」
ルシウスとナルシッサはドラコには強く言えないからハーマイオニーに当たりが強いのだろう。
「それでやられる君じゃないだろう?」
「えぇ、勿論よ」
「私は屋敷に戻るよ。
シリウス叔父様を通して呼ばれてしまっては。
楽しんでおいで」
ハーマイオニーの頬にキスし、シリウスに連れられてドラコは姿を消す。
「ただいま戻りました」
「ドラコ!
あぁ…、無事でよかった」
「ドラコ!
体調は崩してないか?
シリウス、助かったよ」
「…どうも」
抱擁されているドラコにシリウスは苦笑いする。
「今日はこっちに泊まるだろう?」
「…ですが」
「たまにはいいじゃねぇか」
「じゃあ、シリウス叔父様も」
「はいはい」
結局は巻き込まれるんだなと思いながらもシリウスは笑ってドラコの肩をポンポンと軽く叩いて慰めた。
ドラコによって無罪と自由を取り戻したシリウスは当主の傍ら、自由に過ごしていた。
いつもはシリウスをドラコが探していて互いに居場所は大体は把握している。
「血を濃くし過ぎない為にもマグル出身の血を入れる代がある。
僕の代が丁度、100年目だったからね」
「君が言うとさ。
どこまでが計算か分からなくなるよ」
「褒め言葉にしておくさ」
「血が濃くなると…」
「障害を持った子が生まれる。
魔力欠陥か、身体的なものか」
「血の呪いって」
「あぁ、そういうことだ。
純血にこだわりすぎてもそうなるんだ。
性格に難あるのも」
「もしかして、ブラック家も。
そうだったり?」
「…大きな声では言えないが。
その可能性はあるな」
「別に大きな声で言っても構わないぞ、ドラコ」
「シリウス叔父様。
気配なく、後ろから現れないで頂きたいのですが」
「そう言って君はいつも気づいているだろう?」
ドラコ以外は気づいていなかったようで悲鳴を上げそうになり、ロンとハリーは椅子から転げそうになっていた。
ハーマイオニーもバランスを崩しそうになり、ドラコは支えていた。
「それで?」
「やっとデスイーターの残骸も多少は落ち着いたので。
休息を取っていました。
まぁ、まだ色々と問題はありますけど。
マルフォイ家含め、調べる必要性はありますから。
僕は実家だろうとブラック家でも特別扱いはしませんし」
「それでいいさ。
ブラック家にもガラクタはあるだろうからな」
「…それをガラクタと呼ぶのは叔父様くらいですよ」
収集していたルシウスが聞いたら頭を抱えるだろう。
ドラコが手放させたが、ナルシッサ曰く、まだ隠し持っているだろうと。
隠し持っているくらいならと“今は”多少なりドラコも見逃している状態だ。
「狙われるとしたら裏切り者と勘違いされてる私ですけど。
裏切り者も何も私はヴォルデモートと対面もしたことないんですが」
「そうだよね。
君、気色悪い顔だなと真顔で呟いたくらいだもんな」
「ぶはっ!」
ロンの暴露に思わず、シリウスが吹き出してドラコは目を反らした。
「そんなことよりも。
どうしてこちらに?」
「最近は夜中にも朝方にも帰って来ない不良息子を帰すようにと頼まれてね」
「不良息子って」
「ドラコ、何歳なんだよ」
爆笑するロンにドラコは無言でテーブルの下から蹴る。
「…闇祓いと急患が重なって帰れなかったんですよ」
「深夜でもいいからきちんと帰って来るようにと」
「父上も母上も。
過保護が過ぎるんですよ」
「1人息子だし、そこは仕方ないわよ」
「何日帰ってないんだよ」
「え〜と…研究もあったし。
軽く、17日…か?」
「それは過保護じゃない。
常識範囲だろ」
「2週間もよくあの人達が騒がなかったよね」
「一応、手紙は出した」
「ハーマイオニーは?」
「私はご両親の元は立ち入り禁止なのよ」
「特に母上の拒絶反応が。
息子にも悪影響だからな」
「時間を掛けていくしかないわよ」
「強引に外枠を埋めて結婚したからな。
そりゃ、ブチギレるわ」
「何を息子が笑ってんだよ」
「本当に怒ってはないよ」
「…貴方にはね」
ルシウスとナルシッサはドラコには強く言えないからハーマイオニーに当たりが強いのだろう。
「それでやられる君じゃないだろう?」
「えぇ、勿論よ」
「私は屋敷に戻るよ。
シリウス叔父様を通して呼ばれてしまっては。
楽しんでおいで」
ハーマイオニーの頬にキスし、シリウスに連れられてドラコは姿を消す。
「ただいま戻りました」
「ドラコ!
あぁ…、無事でよかった」
「ドラコ!
体調は崩してないか?
シリウス、助かったよ」
「…どうも」
抱擁されているドラコにシリウスは苦笑いする。
「今日はこっちに泊まるだろう?」
「…ですが」
「たまにはいいじゃねぇか」
「じゃあ、シリウス叔父様も」
「はいはい」
結局は巻き込まれるんだなと思いながらもシリウスは笑ってドラコの肩をポンポンと軽く叩いて慰めた。
ドラコによって無罪と自由を取り戻したシリウスは当主の傍ら、自由に過ごしていた。
いつもはシリウスをドラコが探していて互いに居場所は大体は把握している。