秘密の友達(仮)
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詳しくは話してはくれないが、スネイプでさえも耳にする噂で知っているのでシリウスが家族仲が不仲なのも知っている。
ブラック家は代々がスリザリン家系なのにシリウスは本家の直系の嫡男にも関わらず、グリフィンドールに選ばれた。
(噂だから本当なのかわからないけれど。
反抗はしているみたいだし。
ポッターのように過激な悪戯もしてないし、制服を着崩しても居ないし。
まぁ、口は良くはないけど。
この年齢の男子ならよくあることだろうから)
疑問に思ってもスネイプはシリウスに聞いたりはしない。
「どうしてブラックはポッターの傍にいるんだ?」
「ん…?」
「そこまで過激に悪戯する訳でもないし。
そういうのが好きそうにも見えない。
スリザリンってだけでポッターのように君は毛嫌いしたり、差別はしないだろう」
「…そうかもな。
以前は思い込みもあった。
毛嫌いしても差別しても何も変わらないから。
結局は反抗しても俺は守られたままだ」
「守ってくれる人がいるだけで、幸せだと思うけど」
「そうだな。
恵まれてると思うよ。
どうして傍に居るのかと聞かれると一言では難しいな」
あれだけ警戒していたスネイプも雑談するようになっていた。
「困る質問?」
「いいや、そうでもない。
言葉にするのが難しいんだ。
僕をブラックとして見ないから居心地は悪くないから。
まだ視野も狭いし、間違ってることもあるけど」
「絶対的に信じてるとか。
そうじゃないのか?」
「自分ではないものを持っていてそれが羨ましかった。
やり方がどうであれ、自由で」
「よく分からないな」
「ふはっ、俺も言ってて。
よく分からない。
こういうのは感覚なんだって」
「そうなのか?」
「俺の場合は。
シリウスでいいって」
「今更だろう。
人前でも呼びそうだし」
「別に構わないけど」
「僕が問題ある」
「確かにスリザリンだと問題になるだろうな」
安易に想像がついてシリウスは苦笑いする。
「髪、よく似合ってる」
「…朝もルシウス先輩達に言われたよ」
「あとは衣服だな。
ネックレスは自由だけど」
「君は僕に何をさせるつもりなんだよ」
「良いから頼れよ」
シリウスに肩を抱かれ、スネイプはため息をついた。
(…嫌な予感が当たった。
何で僕のサイズが分かるんだ。
新しい制服2着はまだ分かるし、有り難いけど。
私服まで送って来て。
全部が高そうなんだが)
全額返したら何年掛かるんだろうかと頭痛がして来た。
不幸中の幸いなのは同室の子達がまだ帰って来てないので目撃されなかったことだ。
「セブルス。
新しい制服にしたのか」
「そうね。
サイズが小さかったもの」
「セブルスも成長期だからな」
ルシウスも気にはなっていたが、そこまで世話するとプライドを傷つけるのではないかと躊躇していたようだ。
「セブルス。
私服、持ってたのか。
今まではずっと休日でも制服だったから」
「好きな子でも出来たのかしら?」
「…違います」
この全部がシリウスのセンスだと言えない。
「どこかで見たことあるような気がしたのだけれど」
「(ギクッ)」
「あぁ、数年前のシリウスに似てるんだわ」
「え…?」
「シリウスと私は従兄弟なの。
向こうは本家、私は分家で立場も全然違うけど」
交流のないスネイプは知らなかったのでナルシッサを見つめる。
(容姿は似てないけど。
いや、言われてみれば。
雰囲気は似てる…かな)
どちらにしても美貌だとスネイプは思う。
「ふははっ!」
「そんなに笑う?」
「悪い…、思わず。
そうだよな。
ナルシッサが居るんだもんな。
まさか、覚えているとは。
その洋服は俺のお下がりなんだよ」
「えっ?」
「サイズ、合わないんだ。
好みでもないし。
捨てるだけなんだから貰ってくれて構わないさ」
シリウスも背が高い方ではないが、決して低くはない。
同年代でも環境のせいもあるのかスネイプはまだ背は低くて華奢だ。
背が伸びてない訳では無いが、この年代はグンと一気に背が伸びることも多い中でスネイプの背は徐々に微々たるものだ。
「セブ。
単純に栄養不足。
少食でも抜くなよ」
「魔法薬の研究が…」
「室内に籠もってるなら最低限の食事はしろよ。
そうじゃないと人前で呼ぶからな」
「わ、分かった」
叱られて半ば脅され、スネイプは大広間に渋々ながら向かう。
珍しく大広間に来たスネイプに驚きながらも安堵するルシウス達だった。
ブラック家は代々がスリザリン家系なのにシリウスは本家の直系の嫡男にも関わらず、グリフィンドールに選ばれた。
(噂だから本当なのかわからないけれど。
反抗はしているみたいだし。
ポッターのように過激な悪戯もしてないし、制服を着崩しても居ないし。
まぁ、口は良くはないけど。
この年齢の男子ならよくあることだろうから)
疑問に思ってもスネイプはシリウスに聞いたりはしない。
「どうしてブラックはポッターの傍にいるんだ?」
「ん…?」
「そこまで過激に悪戯する訳でもないし。
そういうのが好きそうにも見えない。
スリザリンってだけでポッターのように君は毛嫌いしたり、差別はしないだろう」
「…そうかもな。
以前は思い込みもあった。
毛嫌いしても差別しても何も変わらないから。
結局は反抗しても俺は守られたままだ」
「守ってくれる人がいるだけで、幸せだと思うけど」
「そうだな。
恵まれてると思うよ。
どうして傍に居るのかと聞かれると一言では難しいな」
あれだけ警戒していたスネイプも雑談するようになっていた。
「困る質問?」
「いいや、そうでもない。
言葉にするのが難しいんだ。
僕をブラックとして見ないから居心地は悪くないから。
まだ視野も狭いし、間違ってることもあるけど」
「絶対的に信じてるとか。
そうじゃないのか?」
「自分ではないものを持っていてそれが羨ましかった。
やり方がどうであれ、自由で」
「よく分からないな」
「ふはっ、俺も言ってて。
よく分からない。
こういうのは感覚なんだって」
「そうなのか?」
「俺の場合は。
シリウスでいいって」
「今更だろう。
人前でも呼びそうだし」
「別に構わないけど」
「僕が問題ある」
「確かにスリザリンだと問題になるだろうな」
安易に想像がついてシリウスは苦笑いする。
「髪、よく似合ってる」
「…朝もルシウス先輩達に言われたよ」
「あとは衣服だな。
ネックレスは自由だけど」
「君は僕に何をさせるつもりなんだよ」
「良いから頼れよ」
シリウスに肩を抱かれ、スネイプはため息をついた。
(…嫌な予感が当たった。
何で僕のサイズが分かるんだ。
新しい制服2着はまだ分かるし、有り難いけど。
私服まで送って来て。
全部が高そうなんだが)
全額返したら何年掛かるんだろうかと頭痛がして来た。
不幸中の幸いなのは同室の子達がまだ帰って来てないので目撃されなかったことだ。
「セブルス。
新しい制服にしたのか」
「そうね。
サイズが小さかったもの」
「セブルスも成長期だからな」
ルシウスも気にはなっていたが、そこまで世話するとプライドを傷つけるのではないかと躊躇していたようだ。
「セブルス。
私服、持ってたのか。
今まではずっと休日でも制服だったから」
「好きな子でも出来たのかしら?」
「…違います」
この全部がシリウスのセンスだと言えない。
「どこかで見たことあるような気がしたのだけれど」
「(ギクッ)」
「あぁ、数年前のシリウスに似てるんだわ」
「え…?」
「シリウスと私は従兄弟なの。
向こうは本家、私は分家で立場も全然違うけど」
交流のないスネイプは知らなかったのでナルシッサを見つめる。
(容姿は似てないけど。
いや、言われてみれば。
雰囲気は似てる…かな)
どちらにしても美貌だとスネイプは思う。
「ふははっ!」
「そんなに笑う?」
「悪い…、思わず。
そうだよな。
ナルシッサが居るんだもんな。
まさか、覚えているとは。
その洋服は俺のお下がりなんだよ」
「えっ?」
「サイズ、合わないんだ。
好みでもないし。
捨てるだけなんだから貰ってくれて構わないさ」
シリウスも背が高い方ではないが、決して低くはない。
同年代でも環境のせいもあるのかスネイプはまだ背は低くて華奢だ。
背が伸びてない訳では無いが、この年代はグンと一気に背が伸びることも多い中でスネイプの背は徐々に微々たるものだ。
「セブ。
単純に栄養不足。
少食でも抜くなよ」
「魔法薬の研究が…」
「室内に籠もってるなら最低限の食事はしろよ。
そうじゃないと人前で呼ぶからな」
「わ、分かった」
叱られて半ば脅され、スネイプは大広間に渋々ながら向かう。
珍しく大広間に来たスネイプに驚きながらも安堵するルシウス達だった。