未来図
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後ろから拘束され、口にハンカチを覆われて意識が遠退く。
(ここは…。
くそっ、やられた…)
ズキズキと痛む頭で辺りを見渡すと窓のない地下牢だった。
杖は奪われ、密室で拘束されていた。
(…トイレ行くところだったんだけど。
本当に限界なんだよ!)
地下牢は寒くて尚更に尿意を感じてしまう。
「んっ…ふ…ッ」
必死に我慢して足を擦られているが、限界だった。
「あ…っ、だ…め…ッ」
ポタ…ポタ…っ
ハリーの自身から数滴、床に溢れて地下牢に音が響く。
「やだっ…だめぇ…。
お、おしっこ。
漏れちゃ…ッ」
踏ん張って耐えていても時間の経過と共に限界は越える。
ジョッ…じょろ…っ
ジョボボボッ…
「んっ…あ…ッ」
一度出てしまえば、勢いは増すばかりで止まらない。
「ふ…っ、あぁっ…
おしっこ…出ちゃった」
生温かい感覚と共にビチャビチャでこの年齢でお漏らしをしてしまったことの恥ずかしさ。
「ハリー!
無事か!?」
「ふ…っ、えぐ…ッ」
「大丈夫だ。
怪我はしてないな?」
ローブを肩に掛けられてハリーは大号泣しながら頷く。
「ハリーは大丈夫なの!?」
「怪我したのか!?」
「問題はない。
まずは身体が冷えてる。
風呂に入れてやらないと」
「分かったわ。
すぐに行きましょう」
泣きながらドラコの首にしがみついているハリーにハーマイオニーは頷いた。
「…着替えは用意するわ。
ドラコ、頼める?」
「了解した」
ロンは気づいてないが、ハーマイオニーはハリーの様子に感づいた。
「ドラコ。
癒者…なんだよな。
最前線で乗り込むって」
「今に始まったことじゃないでしょう?
防御力はハリーよりもあるわ。
本気で戦えば、もしかしたらハリーよりも強いわよ」
「…否定が出来ない。
それにしても、毎度毎度。
誘拐されるよな。
警戒心が足らないというか」
「仕方ないわよ」
「何で学生時代の僕はアイツを仲間に入れなかったんだろうな」
「本当よね。
かなり戦力になったのは間違いないわよ。
お坊ちゃんなのにね」
「あの戦争で家族で生き残り、権力も変わらないのはアイツの家くらいだぞ」
「裁判後はしばらくは大変だったみたいだけど」
卒業後に友人になり、闇祓いとして働くなんて誰が信じるだろうか。
「闇祓いだけでも大変なのにさ、アイツは見た目に反してタフだよな」
「兼任だから戦闘以外の残業はしないけどね」
「だとしても、あの細い身体のどこにあの体力あんだよ」
「確かに。
戦闘能力も報告書も完璧だし、あのマルフォイがほかの部署からスカウトされるくらいだもの」
「君達は人の噂が好きだな。
静かに待ってられないのか」
「…どうしたんだ」
「錯乱して泣きつかれて服のまま、連れ込まれた」
「あ〜、毎度ながら大変だな」
「タオルと着替え使って」
「悪い…助かる」
濡れて出て来たドラコにロンは驚いた。
ここはマグルも住んでいる地域なので魔法は禁じられてる。
「ハリーは落ち着いたか?」
「…何とか。
犯人の顔は見てないらしい。
ハリーの杖が現場に落ちていたのは不幸中の幸いだが」
「見つけて来たのか。
毎度ながら目敏いというか、余裕があるな」
「君が鈍感なだけだ」
「…否定は出来ないな」
「学生時代の君なら怒っていただろうな」
「ふはっ、言えてる。
自分でも視野が狭すぎたと思うよ」
「それに関しては私もだ」
「互いに両親や環境の影響があったのよ」
宥めるようにハーマイオニーは優しく声を掛け、温かい紅茶を差し出す。
「ありがとう。
頂くよ。
ハリー、出て来たか?」
「…うん」
「そんな捨てられた子犬みたいに。
叱らないって」
「毎度毎度、警戒心は足らないと思うけどね」
「私が風呂で叱った」
「それなら私達が言うことはないわね」
ハーマイオニー以上にドラコが叱ると恐ろしく、淡々と的確なのでそういうとこは血筋を感じる。
(ここは…。
くそっ、やられた…)
ズキズキと痛む頭で辺りを見渡すと窓のない地下牢だった。
杖は奪われ、密室で拘束されていた。
(…トイレ行くところだったんだけど。
本当に限界なんだよ!)
地下牢は寒くて尚更に尿意を感じてしまう。
「んっ…ふ…ッ」
必死に我慢して足を擦られているが、限界だった。
「あ…っ、だ…め…ッ」
ポタ…ポタ…っ
ハリーの自身から数滴、床に溢れて地下牢に音が響く。
「やだっ…だめぇ…。
お、おしっこ。
漏れちゃ…ッ」
踏ん張って耐えていても時間の経過と共に限界は越える。
ジョッ…じょろ…っ
ジョボボボッ…
「んっ…あ…ッ」
一度出てしまえば、勢いは増すばかりで止まらない。
「ふ…っ、あぁっ…
おしっこ…出ちゃった」
生温かい感覚と共にビチャビチャでこの年齢でお漏らしをしてしまったことの恥ずかしさ。
「ハリー!
無事か!?」
「ふ…っ、えぐ…ッ」
「大丈夫だ。
怪我はしてないな?」
ローブを肩に掛けられてハリーは大号泣しながら頷く。
「ハリーは大丈夫なの!?」
「怪我したのか!?」
「問題はない。
まずは身体が冷えてる。
風呂に入れてやらないと」
「分かったわ。
すぐに行きましょう」
泣きながらドラコの首にしがみついているハリーにハーマイオニーは頷いた。
「…着替えは用意するわ。
ドラコ、頼める?」
「了解した」
ロンは気づいてないが、ハーマイオニーはハリーの様子に感づいた。
「ドラコ。
癒者…なんだよな。
最前線で乗り込むって」
「今に始まったことじゃないでしょう?
防御力はハリーよりもあるわ。
本気で戦えば、もしかしたらハリーよりも強いわよ」
「…否定が出来ない。
それにしても、毎度毎度。
誘拐されるよな。
警戒心が足らないというか」
「仕方ないわよ」
「何で学生時代の僕はアイツを仲間に入れなかったんだろうな」
「本当よね。
かなり戦力になったのは間違いないわよ。
お坊ちゃんなのにね」
「あの戦争で家族で生き残り、権力も変わらないのはアイツの家くらいだぞ」
「裁判後はしばらくは大変だったみたいだけど」
卒業後に友人になり、闇祓いとして働くなんて誰が信じるだろうか。
「闇祓いだけでも大変なのにさ、アイツは見た目に反してタフだよな」
「兼任だから戦闘以外の残業はしないけどね」
「だとしても、あの細い身体のどこにあの体力あんだよ」
「確かに。
戦闘能力も報告書も完璧だし、あのマルフォイがほかの部署からスカウトされるくらいだもの」
「君達は人の噂が好きだな。
静かに待ってられないのか」
「…どうしたんだ」
「錯乱して泣きつかれて服のまま、連れ込まれた」
「あ〜、毎度ながら大変だな」
「タオルと着替え使って」
「悪い…助かる」
濡れて出て来たドラコにロンは驚いた。
ここはマグルも住んでいる地域なので魔法は禁じられてる。
「ハリーは落ち着いたか?」
「…何とか。
犯人の顔は見てないらしい。
ハリーの杖が現場に落ちていたのは不幸中の幸いだが」
「見つけて来たのか。
毎度ながら目敏いというか、余裕があるな」
「君が鈍感なだけだ」
「…否定は出来ないな」
「学生時代の君なら怒っていただろうな」
「ふはっ、言えてる。
自分でも視野が狭すぎたと思うよ」
「それに関しては私もだ」
「互いに両親や環境の影響があったのよ」
宥めるようにハーマイオニーは優しく声を掛け、温かい紅茶を差し出す。
「ありがとう。
頂くよ。
ハリー、出て来たか?」
「…うん」
「そんな捨てられた子犬みたいに。
叱らないって」
「毎度毎度、警戒心は足らないと思うけどね」
「私が風呂で叱った」
「それなら私達が言うことはないわね」
ハーマイオニー以上にドラコが叱ると恐ろしく、淡々と的確なのでそういうとこは血筋を感じる。