-
悪魔さんダイアナ。
頼みがあるんだが…… -
ダイアナ
改まってどうしたの、お兄様。

-
悪魔さん今日一日、天使サマについてやってくれないか。
-
ダイアナ
あら、どうして?

-
悪魔さん今日は4月1日だろ。
-
悪魔さん天使サマは疑うことを知らないから、とんでもない嘘に引っかかることがあるんだ。
-
ダイアナ
なるほど。
嘘から守って差し上げるのね!
-
夕方……
-
天使サマラブ。
今日はダイアナちゃんを私に同行させてくれてありがとう! -
天使サマお陰で楽しく過ごせたよ。
-
悪魔さん
それは何より。

-
天使サマところで……
-
天使サマ今日から紅茶のことをレッドティーと呼ぶことになったんだって!
-
天使サマ私は初めて知ったのだけど、お前は知ってたかい?
-
悪魔さん
ダイアナ、
俺が頼んだ仕事はどうした。
-
ダイアナごめんなさい、お兄様。
気をつけていたのだけど、ちょっと目を話した隙に。 -
悪魔さん
すぐに訂正してやれよ、そんな鉄板ネタ。

-
ダイアナあまりにすんなり信じるものだから、つい面白くなってしまって……。
-
悪魔さん
そんなところで悪魔らしくならなくていい……。

タップで続きを読む