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これは春が近くなってきた頃の話です。
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天使サマ
そろそろ春服出さないと。
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悪魔さん
そうだな。
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悪魔さん
まあ、俺はこの服装が気に入っているから季節で替えることはないんだが……
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悪魔さん
天使サマは、そういう訳にはいかないもんな。
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天使サマ
私は人の目があるからね。
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悪魔さん
とは言え、天使サマが選ぶ服は変わり映えしないんだよな。
今度、見繕ってやるよ。 -
天使サマ
わあ! 本当かい。
それは嬉しいな。 -
悪魔さん
思い切り可愛いのにしてやろう。
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解説コーナー
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悪魔さん
悪魔は俺も含め、基本的にセンスはいいんだ。
人間を誘惑するのに必要だからな。 -
悪魔さん
俺が黒ばかり着てるのは、単純に好きだからだ。
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天使サマ
ラブは好みに忠実だよね。
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天使サマ
天使は特に、みんなセンスがいいとかってことはないのだけど……
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悪魔さん
天使サマは天使の中でも特に、そういうセンスがないよな。
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天使サマ
あはは、そうなんだよね。オシャレとかはさっぱり分からない。
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悪魔さん
いつも着ているシンプルな……悪く言えばとても無難な格好か、とてもユニークな格好しかしないんだよな。
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天使サマ
時々、ラブが服を選んでくれるから助かっているよ。
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悪魔さん
まあ、そういうところもひっくるめて、俺は可愛いと思うけどな。
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