-
天使と悪魔ご一行は、週末に遊園地へやって来ました。
※ストーリートーク「遊び」参照 -
ダイアナやったあ!
遊園地よ! -
マツリカなんだかすみません、私まで連れてきていただいてしまって。
-
天使サマ
マツリカちゃんも呼びたいと、ダイアナちゃんの、たっての願いでね。

-
天使サマ
私たちと遊ぶより、ダイアナちゃんも楽しいだろう。

-
天使サマ
行っておいで。

-
ダイアナはーい!
-
マツリカ行ってきます。
-
悪魔さん
よし、お子様は遊びに行ったな。
さて……
-
悪魔さん
俺たちはどうする?

-
天使サマ
ふふっ。
それはもちろん……
-
天使サマ
絶叫マシンに乗りまくろう!

-
悪魔さん
よしきた!

-
数分後……
-
天使サマこれがジェットコースターというやつだね!
初めて乗るよ。 -
悪魔さん
この遊園地で1番の人気アトラクションらしい。

-
天使サマそうなのか!
ワクワクするね! -
天使サマものすごい勢いでコースを巡る乗り物……。
-
天使サマどうして人間がそんな恐ろしい物を楽しむのか、一度乗って理由を確かめてみたいと思っていたんだ。
-
悪魔さん
相変わらず勉強熱心なことだ。

-
悪魔さん
人間の気持ちに迫りたいなら、周りの人間たちをよく見て、同じように行動してみるといい。

-
天使サマオーケー! わかったよ!
-
ジェットコースターが動き出した。
-
天使サマふむ、ふむ。
-
天使サマ最初はまだゆっくりなんだね。
……ああ、加速してきた。 -
天使サマ風が気持ちいいなあ。
-
悪魔さん
ははっ。

-
悪魔さん
人間の中でも怖がりなやつは、このくらいのスピードでもう嫌がってるとこだぜ。

-
天使サマまあ確かに、人間にとっては怖い速度だよね。
-
悪魔さん
ほら、ひとつ目の上り坂だ。

-
天使サマおー。
-
天使サマ上るねえ。
-
悪魔さん
そして急降下。

-
天使サマ上った分、降りてるね。
悲鳴を上げている人ばかりだ。よし。 -
天使サマわーーーーーー!!
-
悪魔さん
はははっ。

-
悪魔さん
ほら天使サマ、人間たちはこうやって両手を上げてるぜ。

-
天使サマおや。
それじゃあ、上げて、と。 -
天使サマいぇーーーーーー!!
-
悪魔さん
あははははは。
いやぁ、楽しいな!
-
天使と悪魔はジェットコースターから降りた後も、様々な絶叫アトラクションを楽しみ尽くした。
-
悪魔さん
ああ、本当に楽しかった。

-
天使サマ楽しかったな!
人間がなぜあの速度や恐怖といった感情を楽しめるのかはまだ理解できていないけど……。 -
悪魔さん
さて、次はどうする?

-
天使サマ次はティーカップに乗りたいんだ!
-
天使サマさあ、行こう!
-
悪魔さん
オーケイ!

-
悪魔さん
真ん中のバーを回すと、カップも回るからな。

-
天使サマわあ!
たっくさん回そうね、ラブ! -
悪魔さん
ああ、回そう。

-
悪魔さん
天使サマといると、何もかもが新鮮に楽しいな……。

タップで続きを読む