星夜島

ドーナツバードの森

2025/04/01 17:00
星夜島のスポット
島の航空写真をみると『ラヴァ火山』の近くに丸くて一際大きい、コロンとした森がある。そこが『ドーナツバードの森』。
ドーナツバードは暖かく水が綺麗な場所を好む習性があり、丸いものに惹かれる。
千風の街にある教会に併設されている島の図書館(兼星夜島役所)に飾られている50年ほど前の航空写真の森は近年よりも小さいことがわかるが、森の中にはおかざり程度に島が創った遊歩道以外の場所には人の手は入っていない。ではなぜ大きくなっているのか。答えはドーナツバード達が巣作りに失敗して落としている色々な種類の木の実達にある。森はドーナツバード達が広げているといっても過言ではない。
森の中央には森の中で一番大きな大樹がある。大樹を囲うように広がる広い湖はドーナツバード達の水浴び場。水浴び場の水温は25度~30度。魚類はいない。
大樹に名前はないが不思議な樹で、春には薄紅の花、夏には淡い黄緑の花、秋には淡い橙の花、冬には銀色のような白い葉をつける。
森の中には他に大小様々な木々があり、大小様々でクオリティ様々の丸い籠状のものがランプのように枝からぶら下がっていたり、まだ幼い木の上に置いてあったり、枝にくっついていたりする。時々、お皿のような形で屋根のない下手過ぎる作品も見つかる。これがドーナツバード達の巣。中には木の実や幻星花の実が入っていたりする。上手な巣は木の実や葉っぱ、お花(ドライフラワー化している…)で飾られていることが。
森の中はドーナツバード達の囀りや谷渡りの涼しげな鳴き声がこだまし、カラフルな丸いものが森の空を自由に飛ぶ姿は可愛らしく美しい。夜は巣に帰っていてとても静かだが、枝に身を寄せ合って団子のようになって眠る姿もみられる。
見学は自由だが広大な森のため、遊歩道に沿って歩くことをオススメする。
また、ドーナツバードの足や嘴に挟める“丸いもの”を持っていかないように気を付けること。持っているとどこからともなく飛んできたドーナツバードが持ち去っていく。攻撃的な個体は、持って行くのを邪魔するとなぜか鼻の穴を狙って思い切り嘴を突き刺してくる。経験者によると「血は出ないが結構痛い」とのこと。

コメント

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  • 如月2025/04/01 17:25

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