こまちゃん
我輩とちゅっちゅしよ

まさか分からないの？
しょうがないのう
我輩が特別に教えてやろう

連れないこと言わないの〜
ほらまずは我輩の真似をしてみよう

はい せーの
目を閉じて？

え、ちょっと、待っ……
我輩も行く〜！

こまちゃん、寒い

宗矩に取られた

なに
意味ならあるぞ

お主を抱いて暖を取る口実が出来る

どこにも行っておらん
お主が勝手にふらふらして勝手に迷子になったのだ

だから最初から手を繋ごうかといったのに

このばか娘め

そんな下らんことで人攫いに遭ったらどうする

縄で縛り付けるからな

亀甲縛りでもしてみるか

命令だ。
我輩はまくらが欲しい

こまちゃん、枕になりなさい

膝枕してちょうだい

お願い
すっごく眠たいの

眠すぎて死んじゃう

この体勢でいるといいなぁ……

こまちゃんの匂いがすぐそこに……

むふふ

んー

えっ

そういうのは恥ずかしいから言わないで！

あ、これはこれで……

ムフフ♡

ったく……。
潰れるまで飲む奴があるか

えー
おじさんを悪者にするの？
こまちゃんひどーい！

でも大丈夫だよぉ？
ちゃんと部屋まで運んであげるし〜

その後どうなるかは保証しないけど

良い訳あるか！　

閨まで運んでやるからじっとしておれ！

ガキが調子に乗りおって

何が「ですぅ」だ。
あ～　我輩も酔ってきた

それも良いかもなぁ……

それこそどうなっても知らんぞ？

酔っ払いに好きと言われても嬉しくないわ

いつもそれぐらい素直にしておけ

こまちゃん、一緒に風呂に入りましょう

はい
命令です

我輩の背中流してくれるだけでいいから!

そりゃもちろん

何でも言うこと聞いてあげるからぁ

いたいけなおじさんのお願い聞いてくれよ〜

一回だけ、ね

良いなぁ……
こまちゃん

すごく色っぽいのう

おじさん脱がせたくなっちゃう

どうしようかのう

濡れた体が想像以上で収まりがきかん

うぶよのう

いじめ甲斐があって
我輩楽しい

さてどうしてくれよう

えいっ

そんなわけあるまい

悪党に騙されて可哀想に

逃げようなんて
無駄無駄〜

こまちゃん

好きじゃよ

え、無視？
無視はひどいな

チッチッチ

言わないと伝わらない事のほうが多いのだよ

我輩とて万能では無いのでね

まだ何か有るのか？

そうか　そうか
ふ～ん

ん？

いや……

ん〜？

ちょ、ちょっと待て！

ぐはぁっ！！

ならぬならぬ！

少し待て！

嬉しくて死んでしまう……