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どうもこんにちは、クヌギダマです。
あ、実は元人間なんですよ!
死んで目が覚めたらクヌギダマになってたんです。 -
何故クヌギダマチョイスなのか私にもわかりません。
生前は女でしたので綺麗系とか可愛い系とかだったら嬉しかったんですが…なったものはしょうがないのでこの姿で精一杯生きてます。 -
クヌギダマとして生を受けたその日から私は生きる為に必死でした…よく分からない鳥に攻撃されたり刃物が飛んできたりと何とも物騒なご時世です。
私は守るやまきびしなんかの補助技、むしくいといった攻撃技を身につけ、何とかこの物騒な日々を生き抜いていました。 -
そんなある日、私は森の中でとある青年と出会いました。
その日はご飯調達の為に森をウロウロとしていたのです。
頭上に影が差したかと思うと目の前に大きな鳥が降りてきたのでした。
私より随分と大きな鳥です、どうやっても捕食される未来しか見えません。 -
今世もここまでか…そう思うしかありませんでした。
せめて食べられるのであれば、痛みなくぽっくり逝きたい…そう考えたのです。
今思えば正気の沙汰でしかないです。
最近修得した自爆の技をここで試そうと考えました。
我が人生、これにて終幕!!
そう言いながら(周りにはただの鳴き声だが)私は盛大に自爆したのです。 -
あぁ、これがあの世か…そんな事を思っていると何やら風を感じる気がします。
死して風を感じるなど、まだまだ世に未練が残っている証拠です。
致し方ないです、不本意な自殺だったわけですから。 -
デイダラ
おっ、目が覚めたみたいだな
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青子
おや?
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どうやら死んだのではなく気絶してただけのようです。
視界には金の髪に黒いマントを着た青年が映りました。
目覚めて早々に色々と話しているようですが、何故このような自体になっているのか理解が出来ません。
青年の言葉を流すように聞いていると満足したようです。 -
デイダラ
オイラはデイダラ、お前は見た目はともかくオイラの芸術を体現した生き物だから今日からオイラのもんだ、うん!
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青子
何だ芸術って?見た目はともかくって失礼ね
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そんなこんなで私はデイダラに拾われて今にいたる。
その後彼のパートナーであるサソリという人物も紹介された。
彼は私にえらく興味津々で、毎日何かしらの毒とか攻撃をくらわないようにしてたらそれが経験値となり進化までしました。 -
進化したおかげで毒が一切効かなくなったのはとても嬉しかったです、…彼はとても残念そうでしたが。
進化した私の姿を見たデイダラは「ますますオイラの芸術から離れた見た目になったな…うん」と複雑そうな顔をしてました。 -
現在、私はデイダラとサソリと共にしながら国々をまわってます。
一体彼らにどんな目的があるのか知りませんが、こうやって色んな国を見てまわれるのはとても楽しいです。 -
デイダラ
そら!今日も盛大に大爆発だっ!
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そんなデイダラの掛け声と共に大爆発するのが私の仕事です。
サソリに一体どんな体をしてんだとも言われました。
まぁ私も不思議に思ってます、あまり気にしないで下さい。
爆発ばかりしてお国観光は少ししか出来てないのですが、爆発する時のデイダラがあまりにも生き生きしてるし、爆発後は褒めちぎってくれるので何だかんだ彼の事が嫌いにはなれないです。 -
デイダラ
明日に備えて今日はゆっくりするんだぞ
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サソリ
…いつも爆発して気絶してんのにゆっくりもねーだろ、デイダラ
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