正しいペットのしつけ方
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先程までずっと与えられていた継続する痛みが嘘のように、優しい手つきで肌を撫でられる。熱も柔らかさもない指が何かを確かめるようにゆったり肌を滑ると、そこにばかり意識が向いてしまう。下手に反応を示せば、目の前にいるサディストがくつくつと上機嫌になるのは目に見えている。心も頭も無にしてこの状況を何としても乗り越えなければならない。現在、私を駄犬と罵 り、如何に屈服させるかしか考えていないこの男から興味を反らせれば、無事に解放されるはずだ。
視界も口も閉ざしたまま私はひたすらサソリが飽きるのを待った。一分一秒がとてつもなく長く感じるが、自分はこの時間を耐えきれる自信がある。自分は忍だ。忍という職業上、拷問耐性は高い方である。何をされても悲鳴なんかあげてやるつもりはない、それが同じ忍として生きてきた者であってもだ。長らく忍をやってきた己にもプライドがある。こんなくだらない事で早々に誰が音を上げてやるものか。表情を一段と引きしめると、サソリが耳元で我慢勝負をするかと提案をしてきた。
「勝負?」
「あぁ、お前が耐えきったら解放してやるさ。ちゃんとな」
「……その言葉に嘘はないって誓えるの?」
「おいおい、オレがそんな低俗な嘘をつくとでも思ってるのか?」
「信用ならないのよ、あんた自身が」
心外だと言うような声に、沸々と苛立ちが募る。何が嘘をつくとでも思っているのか、だ。この部屋に入ってきた経緯を思い出せないのだろうか、この男は。下らない嘘をついて今現在こんな事になっているというのに、どうしてその言葉を信じられようか。眉に力を入れてキツくサソリを睨み上げれば、そう機嫌を悪くするなと諭される。私が一人勝手に怒っているように仕立て上げられて、心底不愉快だ。
「ココを狙え」
「は?」
「もし、お前が耐えきってもオレが解放しなかったらその時はココを狙えばいい」
此処と言って、己の左胸に指を当てるサソリが「ココはオレの弱点だ」と続けて話す。その台詞に驚き、疑念を浮かべながら左胸に視線を投げれば、目の前のサソリが赤い雲のコートのボタンを片手で外す。肌蹴た先には、時間の経った血のような色で『蠍』と書かれた文字が目に飛び込んでくる。自分を人形に作り変えたと話に聞いていたが、その構造を知らないし、見た事もなかったからいまいち信じられないでいた。しかし、目の前に浮かぶ人間離れした体に、本当だったのだと唖然として視線を泳がせていれば、これでオレが本気なのが理解出来ただろと淡白な声が耳に入ってきた。
「わ、かった……信じる」
「それくらい素直なら、可愛げがあるのにな」
そう余計な一言を口にしたサソリに、忌々 しい視線を投げた。
* * *
「……っ」
我慢勝負をしようとサソリに吹っかけられ同意して始まったのは、サソリに体を弄られるという屈辱的な行為であった。硬く温度のない死人の指が肌を撫でれば、ぶるりと背中を悪寒が走り抜けた。目の前のサソリは顔色一つ変えずに肌を撫でるのに対して、私はといえば、好きでもない男に体を許してしまう羽目になった自分への怒りと、どうにも出来ない嫌悪感に吐き気を催しかけていた。しかし、それをサソリに悟られてはならない。もし、バレてしまえばサソリは悪魔の笑みを浮かべて一層、行動を苛烈させるのは目に見えている。声を殺して、這いまわる指を気にかけないように心を鎮めようと意識を入れ替えた時、胸に電撃が駆け抜けた。驚きを滲 ませて視線を向ければ、形を変えて好き勝手に遊ぶ傀儡の腕。てっきり痛めつけておしまいだと思っていただけに、焦りが込み上げる。こんな人形もどきの男に犯されたくない、そう強い拒絶が脳裏を過った。
「ちょっと!」
「何だ?」
「何でそんなところをっ?!」
「さっき言っただろう? 我慢勝負だと」
オレがどんな事をしようと青子は耐えればいい、そういう勝負の筈だと目を弓なりにして嗤う。それとももう音を上げるのか? とせせら笑いながら胸を強く揉みしだくサソリの指使いが余裕さを醸し出していた。まだ始まったばかりの勝負、しかも自分から負けを宣言するなんて己のプライドが許せる筈がない。必ず勝ってやるんだと、どんな辱 めでも耐えてやる、そう心を決め、勝負を降りないと言いきった。
「もう終わっちまうのかと思ったが、そうこないとな」
「絶対に、私は耐えきってやるんだから!」
「殊勝だな」
そう返しながら乳首を弾いた指先が憎らしい。あの無駄に整った顔を後でぶん殴ってやると唇を噛みしめ、拳を震わせた。
あれから強弱をつけて胸を揉まれ続けたせいで、体が熱を帯び始めていた。自分の体の筈なのに、言う事をきかず、ひどくもどかしい。胸から与えられる何とも言えない感覚が蝕 んでいき、苦しさから息を吐いても、症状は一向に緩和されない。それどころか目は潤み始め、息を吐けば艶を帯び、足は硬直し、下半身はむず痒い。初めて襲われる変化に張りつめていた心が騒 めき始めていた。
再び吐息を出して、刺激を与えられている胸を落ち着けようとしたところでサソリに新たな動きが見えた。涙でぼやけた目で動向を窺 っていると神経の通らない唇が、辱 めを受け続けうっすらとした桜色を放ち主張するぷっくりとした乳首を包み込む。コロコロと幼子が飴玉を転がすように不規則な動きを見せる唇に、私は我慢していた息を大きく吐き出すしかなかった。
「やっ……!」
拒む声を上げれば、それをきっかけにより動きが鮮明となる。私の反応に機嫌を良くしたんだと思う。底意地が悪いと悪態をつきたくても、そんな余裕はない。歯を食いしばり瞼をギュッと閉じていれば、強く吸われ、あまりの刺激の強さに目を見開き、喉は引きつり目の前はちかちかとする。
「あっ、あ、やだぁ!!」
「良いの間違いだろ、青子?」
サソリが言葉を紡ぐ時に掠める唇すら刺激となり、乳首から体に走る何かに反応する。零れた涙をそのままにトーンの上がった声で拒否するも、サソリは嘲笑 うだけで、唇と指は相変わらず意地悪に蠢 いていた。
視界も口も閉ざしたまま私はひたすらサソリが飽きるのを待った。一分一秒がとてつもなく長く感じるが、自分はこの時間を耐えきれる自信がある。自分は忍だ。忍という職業上、拷問耐性は高い方である。何をされても悲鳴なんかあげてやるつもりはない、それが同じ忍として生きてきた者であってもだ。長らく忍をやってきた己にもプライドがある。こんなくだらない事で早々に誰が音を上げてやるものか。表情を一段と引きしめると、サソリが耳元で我慢勝負をするかと提案をしてきた。
「勝負?」
「あぁ、お前が耐えきったら解放してやるさ。ちゃんとな」
「……その言葉に嘘はないって誓えるの?」
「おいおい、オレがそんな低俗な嘘をつくとでも思ってるのか?」
「信用ならないのよ、あんた自身が」
心外だと言うような声に、沸々と苛立ちが募る。何が嘘をつくとでも思っているのか、だ。この部屋に入ってきた経緯を思い出せないのだろうか、この男は。下らない嘘をついて今現在こんな事になっているというのに、どうしてその言葉を信じられようか。眉に力を入れてキツくサソリを睨み上げれば、そう機嫌を悪くするなと諭される。私が一人勝手に怒っているように仕立て上げられて、心底不愉快だ。
「ココを狙え」
「は?」
「もし、お前が耐えきってもオレが解放しなかったらその時はココを狙えばいい」
此処と言って、己の左胸に指を当てるサソリが「ココはオレの弱点だ」と続けて話す。その台詞に驚き、疑念を浮かべながら左胸に視線を投げれば、目の前のサソリが赤い雲のコートのボタンを片手で外す。肌蹴た先には、時間の経った血のような色で『蠍』と書かれた文字が目に飛び込んでくる。自分を人形に作り変えたと話に聞いていたが、その構造を知らないし、見た事もなかったからいまいち信じられないでいた。しかし、目の前に浮かぶ人間離れした体に、本当だったのだと唖然として視線を泳がせていれば、これでオレが本気なのが理解出来ただろと淡白な声が耳に入ってきた。
「わ、かった……信じる」
「それくらい素直なら、可愛げがあるのにな」
そう余計な一言を口にしたサソリに、
「……っ」
我慢勝負をしようとサソリに吹っかけられ同意して始まったのは、サソリに体を弄られるという屈辱的な行為であった。硬く温度のない死人の指が肌を撫でれば、ぶるりと背中を悪寒が走り抜けた。目の前のサソリは顔色一つ変えずに肌を撫でるのに対して、私はといえば、好きでもない男に体を許してしまう羽目になった自分への怒りと、どうにも出来ない嫌悪感に吐き気を催しかけていた。しかし、それをサソリに悟られてはならない。もし、バレてしまえばサソリは悪魔の笑みを浮かべて一層、行動を苛烈させるのは目に見えている。声を殺して、這いまわる指を気にかけないように心を鎮めようと意識を入れ替えた時、胸に電撃が駆け抜けた。驚きを
「ちょっと!」
「何だ?」
「何でそんなところをっ?!」
「さっき言っただろう? 我慢勝負だと」
オレがどんな事をしようと青子は耐えればいい、そういう勝負の筈だと目を弓なりにして嗤う。それとももう音を上げるのか? とせせら笑いながら胸を強く揉みしだくサソリの指使いが余裕さを醸し出していた。まだ始まったばかりの勝負、しかも自分から負けを宣言するなんて己のプライドが許せる筈がない。必ず勝ってやるんだと、どんな
「もう終わっちまうのかと思ったが、そうこないとな」
「絶対に、私は耐えきってやるんだから!」
「殊勝だな」
そう返しながら乳首を弾いた指先が憎らしい。あの無駄に整った顔を後でぶん殴ってやると唇を噛みしめ、拳を震わせた。
あれから強弱をつけて胸を揉まれ続けたせいで、体が熱を帯び始めていた。自分の体の筈なのに、言う事をきかず、ひどくもどかしい。胸から与えられる何とも言えない感覚が
再び吐息を出して、刺激を与えられている胸を落ち着けようとしたところでサソリに新たな動きが見えた。涙でぼやけた目で動向を
「やっ……!」
拒む声を上げれば、それをきっかけにより動きが鮮明となる。私の反応に機嫌を良くしたんだと思う。底意地が悪いと悪態をつきたくても、そんな余裕はない。歯を食いしばり瞼をギュッと閉じていれば、強く吸われ、あまりの刺激の強さに目を見開き、喉は引きつり目の前はちかちかとする。
「あっ、あ、やだぁ!!」
「良いの間違いだろ、青子?」
サソリが言葉を紡ぐ時に掠める唇すら刺激となり、乳首から体に走る何かに反応する。零れた涙をそのままにトーンの上がった声で拒否するも、サソリは