正しいペットのしつけ方
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チャクラ糸で縛りつけたまま、散らかる部屋の奥に鎮座するベッドへ足を運ぶと青子の身を乱暴に投げ捨てた。背中から落とされた勢いに驚き、小さな悲鳴を上げる彼女と、そんな姿を見下ろしながら笑うサソリ。
「さて、どうしてやろうか?」
隠しきれない愉悦を浮かべたまま、ゆったりとベッドに腰を落ち着ける。自身の人差し指を軽く引けば、放たれているチャクラ糸が反応して青子の右腕が勝手に動き出した。自分の意志に逆らう腕が憎らしいと顔を歪めていれば、サソリの無機質な指が手をゆっくり撫でる。熱も柔らかさもない指が肌をなぞれば、その瞬間だけ冷たさが走った。
「青子はどうされたい?」
「……解放して欲しい」
「それは聞けねぇな」
正直に答えれば息つく暇なく返される拒否。そしてオレを満足させる事も言えないのか、つまらねぇ女だと不満を告げられる。私は彼を満たす為の道具なんかじゃない。彼の身勝手な言い分と不遜な態度に思いの丈をぶつけた。
「いい加減にして!」
「……」
「早くコレを解きなさいよっ!!」
きつく締まるチャクラ糸の隙間から腕を引き抜こうと試してみるが、こちらが動けば嘲笑うように形を変え密着する糸。スプリングが悲鳴を上げても、気にせず両腕を動かしもがき続ける。抵抗する自分を、光の映らない目で見下ろすサソリに言い知れぬ恐怖が込み上げるが、此処で諦める訳にはいかない。例え毒を盛られる事になろうとも、折檻されようとも、こんな屈辱を味わわせておいてそのまま黙っているなんて、自分の性分に合わないのだ。それに下らないという発言に対しても撤回させたい、何が何でもこの男に心の底から悪かったと謝罪させたい。
「聞こえてるでしょ?! その耳はお飾りなのかしら!」
動きを見せないサソリに更なる怒りが募り、放たれる恐怖に負けぬよう声を張り上げ挑発する。これに乗ってくれれば何かしら動きが見られるだろう、と踏んだ結果だ。決して負けぬと、奮わせて強く睨んでいると無表情のサソリの目が爛々と輝きだした。
「余程オレを怒らせたいらしい」
「……」
「良いだろう、お前みたいなバカはオレ直々に調教してやる」
そう妖艶に微笑むと再び指を動かし、青子の体勢を自身の目線と同じになるように整える。サソリの台詞に身をギュッと固くしていれば、頬にそっと当てられる冷たい手。白い指が唇に触れれば、忘れていた昔の感触を思い出しているようにふにふにと弾力を確認している。よく分からない彼に困惑を浮かべていれば、そういやいくつだと問いかけてきた。
「いくつだっていいじゃない、あんたには関係ないんだから」
「……尻の青いガキだったか、そりゃあ口が減らない訳だ」
「十七歳のうら若き乙女に向かってなんて事言うのっ!」
サソリのガキ発言に怒りが一気に爆発する。むしろあんたみたいなおっさんが軽々しく触っていい相手じゃないのよ、と強い口調で言い返せば、今まで見せていたイラつきは何処にもなく、目を弓なりにして楽しげに笑っている。表情も思考も読めないサソリに、何がおかしいのかと問いかければ、何故だと思うと逆に問われる。
「私が質問してるのに……っ」
「少しは自分で考えろ」
時間はたっぷりあると言って頬を撫でる彼に、先程問われた内容について考える。今の行動や表情をみる限り、怒りよりもこの状況を楽しんでいるのが分かる。じゃあ、どんな理由から今を楽しんでいるのか……。
「……私の反応が面白いっていうの?」
「ほぉ、少しは使える頭があったのか」
意外だな、と驚きを隠さないサソリに唇を噛みしめる。要は私の事を激情に流されるバカだと言いたいらしい。今にも殺したいと怒りに震えていれば、頬を撫でる手が下へ下へと動く。フェイスラインを過ぎ、中間の脈打つ場所へ辿り着くと円を描くように撫でつけた。
「此処を深く切り裂いたらさぞかし良い声が聞けるんだろうな……讃美歌に負けないような」
「悪趣味」
思った事を言いきれば、お前は知らないからそんな事を言えるんだと返ってくる。私は他のメンバーと違って、殺戮を楽しむ趣味はない。どちらかと言えば静かにさっさと殺したい。あまり派手に殺れば血で全身は赤く染まり、独特の鉄臭さが染みついて取れなくなるからだ。そういえばサソリはいつも死の臭いを纏っている。人傀儡のせいだと分かっているが、消えぬその臭いが苦手で嫌いだ。まるで自分が死神になった気がするから。正直なところ、あまり近づきたくない。
彼の深く淀んだ空気に不快感を露にしていれば、ピリっとした痛みが首に走る。突然の痛みに目を細めれば、目の前のサソリが赤く染まる指を見せつけてきた。
「血を見ると生きてるってのが分かっていい、殺す楽しみが増える」
「……っ」
「何か言いたそうじゃねぇか……まぁ好きなだけ反抗しろ」
指につく血を口に含んで笑う。とうの昔に人を捨てたサソリの口内に舌はない。なのに、まるでソムリエがワインを味わうように血を楽しんでいるのが不気味だ。ごくりと唾を飲み込ながら首を這う指を肌で感じる。サソリの指が動くたびに、小さな熱がどんどん広がっていき、やがて首を一周すると満足そうに口を歪めた。
「今、首輪を嵌めてやった。喜べ、今日からオレの犬だ」
「バカじゃないのっ」
「……飼い主が分からねぇのか、この駄犬が」
首につけた下僕の印の上に新たなチャクラ糸を飛ばして撒きつけると、己の方へ引き寄せながら罵倒する。ギリギリと締まる糸に息苦しくなり、掴んで何とか呼吸を確保しようと試みる。苦悶の表情を浮かべる青子の耳元に近づいて苦しいか、と笑えば彼女の眼光がより鋭くなった。未だに反発心の消えない彼女に加虐心がくすぐられる。少しずつ切り刻んでやれば心が折れるだろうか。何よりそちらの方が自分も興奮する。
懐からクナイを取り出すと、大きく息をする彼女の体に向かって振り下ろす。洋服ごと切り刻まれていく体。肌に走る赤い線が増えるたびに昂ぶっていく心。特に神経の集中する手や顔に傷を作れば、青子が小さな声を上げた。
まだだ、まだ足りない。鼓膜を引き裂くほどの悲鳴を期待しているというのに、いくら切り刻んでもじっと耐える姿は面白くない。目と口を固く閉じて、時間が過ぎ去るのをひたすら待つ彼女を虐めたところで何も満たされない。
一度、手を止め思考する。薬漬けにしてもいいが、それでは後が楽しくない。今だけでなく、後々も楽しめるような従順な犬にしてやりたいのが本音だ。痛みがダメならば女を揺さぶってやるか……年若い娘である事が幸いした。なんせ、いくらでも覚えさせる事が出来る。口元に笑みを浮かべると目を瞑る青子の耳へ唇を寄せた。
「痛いのはもう止めだ」
ふっと吐息をかければビクリと肩が揺れる。その反応に気分を良くすると、彼女の首の赤い傷に指を這わせながら、耳を甘噛みしていく。緩急をつけながら、じっくりと刺激を与え、時折低くかすれた声で青子の名前を呼べば、閉じる目蓋が小さく震える。さっきよりも分かりやすい反応が見られた事で、サソリは方向性を決めた。――このまま快楽に堕としてやる、と。
「さて、どうしてやろうか?」
隠しきれない愉悦を浮かべたまま、ゆったりとベッドに腰を落ち着ける。自身の人差し指を軽く引けば、放たれているチャクラ糸が反応して青子の右腕が勝手に動き出した。自分の意志に逆らう腕が憎らしいと顔を歪めていれば、サソリの無機質な指が手をゆっくり撫でる。熱も柔らかさもない指が肌をなぞれば、その瞬間だけ冷たさが走った。
「青子はどうされたい?」
「……解放して欲しい」
「それは聞けねぇな」
正直に答えれば息つく暇なく返される拒否。そしてオレを満足させる事も言えないのか、つまらねぇ女だと不満を告げられる。私は彼を満たす為の道具なんかじゃない。彼の身勝手な言い分と不遜な態度に思いの丈をぶつけた。
「いい加減にして!」
「……」
「早くコレを解きなさいよっ!!」
きつく締まるチャクラ糸の隙間から腕を引き抜こうと試してみるが、こちらが動けば嘲笑うように形を変え密着する糸。スプリングが悲鳴を上げても、気にせず両腕を動かしもがき続ける。抵抗する自分を、光の映らない目で見下ろすサソリに言い知れぬ恐怖が込み上げるが、此処で諦める訳にはいかない。例え毒を盛られる事になろうとも、折檻されようとも、こんな屈辱を味わわせておいてそのまま黙っているなんて、自分の性分に合わないのだ。それに下らないという発言に対しても撤回させたい、何が何でもこの男に心の底から悪かったと謝罪させたい。
「聞こえてるでしょ?! その耳はお飾りなのかしら!」
動きを見せないサソリに更なる怒りが募り、放たれる恐怖に負けぬよう声を張り上げ挑発する。これに乗ってくれれば何かしら動きが見られるだろう、と踏んだ結果だ。決して負けぬと、奮わせて強く睨んでいると無表情のサソリの目が爛々と輝きだした。
「余程オレを怒らせたいらしい」
「……」
「良いだろう、お前みたいなバカはオレ直々に調教してやる」
そう妖艶に微笑むと再び指を動かし、青子の体勢を自身の目線と同じになるように整える。サソリの台詞に身をギュッと固くしていれば、頬にそっと当てられる冷たい手。白い指が唇に触れれば、忘れていた昔の感触を思い出しているようにふにふにと弾力を確認している。よく分からない彼に困惑を浮かべていれば、そういやいくつだと問いかけてきた。
「いくつだっていいじゃない、あんたには関係ないんだから」
「……尻の青いガキだったか、そりゃあ口が減らない訳だ」
「十七歳のうら若き乙女に向かってなんて事言うのっ!」
サソリのガキ発言に怒りが一気に爆発する。むしろあんたみたいなおっさんが軽々しく触っていい相手じゃないのよ、と強い口調で言い返せば、今まで見せていたイラつきは何処にもなく、目を弓なりにして楽しげに笑っている。表情も思考も読めないサソリに、何がおかしいのかと問いかければ、何故だと思うと逆に問われる。
「私が質問してるのに……っ」
「少しは自分で考えろ」
時間はたっぷりあると言って頬を撫でる彼に、先程問われた内容について考える。今の行動や表情をみる限り、怒りよりもこの状況を楽しんでいるのが分かる。じゃあ、どんな理由から今を楽しんでいるのか……。
「……私の反応が面白いっていうの?」
「ほぉ、少しは使える頭があったのか」
意外だな、と驚きを隠さないサソリに唇を噛みしめる。要は私の事を激情に流されるバカだと言いたいらしい。今にも殺したいと怒りに震えていれば、頬を撫でる手が下へ下へと動く。フェイスラインを過ぎ、中間の脈打つ場所へ辿り着くと円を描くように撫でつけた。
「此処を深く切り裂いたらさぞかし良い声が聞けるんだろうな……讃美歌に負けないような」
「悪趣味」
思った事を言いきれば、お前は知らないからそんな事を言えるんだと返ってくる。私は他のメンバーと違って、殺戮を楽しむ趣味はない。どちらかと言えば静かにさっさと殺したい。あまり派手に殺れば血で全身は赤く染まり、独特の鉄臭さが染みついて取れなくなるからだ。そういえばサソリはいつも死の臭いを纏っている。人傀儡のせいだと分かっているが、消えぬその臭いが苦手で嫌いだ。まるで自分が死神になった気がするから。正直なところ、あまり近づきたくない。
彼の深く淀んだ空気に不快感を露にしていれば、ピリっとした痛みが首に走る。突然の痛みに目を細めれば、目の前のサソリが赤く染まる指を見せつけてきた。
「血を見ると生きてるってのが分かっていい、殺す楽しみが増える」
「……っ」
「何か言いたそうじゃねぇか……まぁ好きなだけ反抗しろ」
指につく血を口に含んで笑う。とうの昔に人を捨てたサソリの口内に舌はない。なのに、まるでソムリエがワインを味わうように血を楽しんでいるのが不気味だ。ごくりと唾を飲み込ながら首を這う指を肌で感じる。サソリの指が動くたびに、小さな熱がどんどん広がっていき、やがて首を一周すると満足そうに口を歪めた。
「今、首輪を嵌めてやった。喜べ、今日からオレの犬だ」
「バカじゃないのっ」
「……飼い主が分からねぇのか、この駄犬が」
首につけた下僕の印の上に新たなチャクラ糸を飛ばして撒きつけると、己の方へ引き寄せながら罵倒する。ギリギリと締まる糸に息苦しくなり、掴んで何とか呼吸を確保しようと試みる。苦悶の表情を浮かべる青子の耳元に近づいて苦しいか、と笑えば彼女の眼光がより鋭くなった。未だに反発心の消えない彼女に加虐心がくすぐられる。少しずつ切り刻んでやれば心が折れるだろうか。何よりそちらの方が自分も興奮する。
懐からクナイを取り出すと、大きく息をする彼女の体に向かって振り下ろす。洋服ごと切り刻まれていく体。肌に走る赤い線が増えるたびに昂ぶっていく心。特に神経の集中する手や顔に傷を作れば、青子が小さな声を上げた。
まだだ、まだ足りない。鼓膜を引き裂くほどの悲鳴を期待しているというのに、いくら切り刻んでもじっと耐える姿は面白くない。目と口を固く閉じて、時間が過ぎ去るのをひたすら待つ彼女を虐めたところで何も満たされない。
一度、手を止め思考する。薬漬けにしてもいいが、それでは後が楽しくない。今だけでなく、後々も楽しめるような従順な犬にしてやりたいのが本音だ。痛みがダメならば女を揺さぶってやるか……年若い娘である事が幸いした。なんせ、いくらでも覚えさせる事が出来る。口元に笑みを浮かべると目を瞑る青子の耳へ唇を寄せた。
「痛いのはもう止めだ」
ふっと吐息をかければビクリと肩が揺れる。その反応に気分を良くすると、彼女の首の赤い傷に指を這わせながら、耳を甘噛みしていく。緩急をつけながら、じっくりと刺激を与え、時折低くかすれた声で青子の名前を呼べば、閉じる目蓋が小さく震える。さっきよりも分かりやすい反応が見られた事で、サソリは方向性を決めた。――このまま快楽に堕としてやる、と。