山田ひざし
name change
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ずるい、っていう表現は合ってないかもしれないけど、感覚としては一番近いんだよね。
いつもは「ちょっと声のボリューム落とせないかな?!」なんて言ってしまうこともあるのに、こういうときばっかり穏やかな声音で私の名前を呼ぶんだ。
何かお願い事があるとき、洗濯物干し忘れて洗濯機の中でくっさくなってるとき、そして死地に赴く時。
「私を未亡人にしないでよ」
「わかってるよ、頑張る」
いつもは簡単に絶対とか約束とかいうくせに、肝心な時は誓ってすらくれない。でもそういう危うくないところが好き。チャラいようでいて分別があるとこ。
生きて帰ってきてと祈るばかりだ。もう何も助力できなくなったときにすること、それは祈り。こうであれと願うだけ。何もできない無力さに押し潰されないように祈りに力があると信じる。そうでもしないと、傷つく彼をみていられるわけがないから。
物語は完全無欠のハッピーエンドを迎えるだろうか?今時点で悲しみや憎しみを積み上げすぎたこの世界で何を幸福としていけばいいかもわからない。けれど、無力な私はただ祈りの形をとる。ただ生きて帰ってきてほしいと。
いつもは「ちょっと声のボリューム落とせないかな?!」なんて言ってしまうこともあるのに、こういうときばっかり穏やかな声音で私の名前を呼ぶんだ。
何かお願い事があるとき、洗濯物干し忘れて洗濯機の中でくっさくなってるとき、そして死地に赴く時。
「私を未亡人にしないでよ」
「わかってるよ、頑張る」
いつもは簡単に絶対とか約束とかいうくせに、肝心な時は誓ってすらくれない。でもそういう危うくないところが好き。チャラいようでいて分別があるとこ。
生きて帰ってきてと祈るばかりだ。もう何も助力できなくなったときにすること、それは祈り。こうであれと願うだけ。何もできない無力さに押し潰されないように祈りに力があると信じる。そうでもしないと、傷つく彼をみていられるわけがないから。
物語は完全無欠のハッピーエンドを迎えるだろうか?今時点で悲しみや憎しみを積み上げすぎたこの世界で何を幸福としていけばいいかもわからない。けれど、無力な私はただ祈りの形をとる。ただ生きて帰ってきてほしいと。
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