レモン・アーヴィン
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねぇ、レモンはマッシュ・バーンデッドのどこがそんなに良いと思ったの?」
「え? うーん……多分敦子が想像しているようなドラマとかロマンスっていうより、なんだろうなぁ……」
そう言ってカチューシャをつけたり外したりしている。突然そんな話をしてしまって、びっくりしているのかもしれない。いや、そんなことないかも。聞かれてうれしい、聞いて欲しかったんだよねーその質問!くらいの口元のゆるみが見て取れる。
てっきり辞書レベルのポエムとか、なれそめを一から五億くらいまでぎっちり書き綴った小説とか出てくるかなと思ってたけどそういうことでもないみたい。自分の感じた好きは取っておく派なのかも。
「価値観が、さっぱりしててかっこいいんだよね。打算とか、見栄とかそういうのがなくて……いっつも凪いでる、っていうか……」
「あー、なんかちょっとわかるかも。感情あんまり見えないよね」
「シュークリーム食べてる時と、落とした時にはめっちゃ出てるよ」
「そうなんだ。レモンはよく見てるね」
「まぁ、フィアンセだからね」
「えっ?あっ、そうなんだ」
「なに、敦子は結婚式に呼ぼうと思ってるんだけど……」
「もちろん、楽しみだよ」
「うふ、私もー」
今度は敦子の好きな人も教えてね、なんて言われたけどあんまりピンときてない。レモンみたいにあんなに誰かのこと好きになるって感覚がまだあんまり腑に落ちてなくて。いつかわかるようになるのかな。
「え? うーん……多分敦子が想像しているようなドラマとかロマンスっていうより、なんだろうなぁ……」
そう言ってカチューシャをつけたり外したりしている。突然そんな話をしてしまって、びっくりしているのかもしれない。いや、そんなことないかも。聞かれてうれしい、聞いて欲しかったんだよねーその質問!くらいの口元のゆるみが見て取れる。
てっきり辞書レベルのポエムとか、なれそめを一から五億くらいまでぎっちり書き綴った小説とか出てくるかなと思ってたけどそういうことでもないみたい。自分の感じた好きは取っておく派なのかも。
「価値観が、さっぱりしててかっこいいんだよね。打算とか、見栄とかそういうのがなくて……いっつも凪いでる、っていうか……」
「あー、なんかちょっとわかるかも。感情あんまり見えないよね」
「シュークリーム食べてる時と、落とした時にはめっちゃ出てるよ」
「そうなんだ。レモンはよく見てるね」
「まぁ、フィアンセだからね」
「えっ?あっ、そうなんだ」
「なに、敦子は結婚式に呼ぼうと思ってるんだけど……」
「もちろん、楽しみだよ」
「うふ、私もー」
今度は敦子の好きな人も教えてね、なんて言われたけどあんまりピンときてない。レモンみたいにあんなに誰かのこと好きになるって感覚がまだあんまり腑に落ちてなくて。いつかわかるようになるのかな。
1/1ページ