荼炎
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どれだけの時間が経っても、消えないものがある。
それは、過去、そして未来の可能性。
過去はどれだけ悔やんでも変えられない。お父さんは来なかった。これは期待に応えられなかった。どうしても見て欲しくて、道を踏み外した……いや、道が、最初からこういう道だったのかも。
俺は最初からお父さんみたいになりたかっただけで、みんなのために身を粉にするヒーローになりたかったのかな、って最近は思う。俺にとってヒーローは単なる「お父さんみたいになりたい」のわかりやすい指標なだけであって、別に本気でなりたい分けじゃなかったのかもしれないと思っている。
お父さんに認められたい、本当にそれしかなかったように思う。
未来の可能性も変えられない。生きている限り俺はお父さんと会うことができるし、言葉を交わし、修復したりまた傷つけたりを繰り返す。それがたまらなくうれしい。まだお互いに意識があって、思っていることの交換ができるのが、うれしい。
まだ未来があることが苦しかったときもある。もういい、俺はもう終わった子だからと思った時もある。
けど、毎日欠かさず来るお父さんのこと見ていたら、いつの日か車椅子から松葉杖に変わっていくのを見たら俺にもまだ未来があるのかもしれないと思って、うれしかった。
俺が殺してしまった人たち、俺が未来を奪った人たちからしてみたら本当に腹立たしいと思う。
けど、俺が感じているこの胸のあたたかさは間違いなく本物だ。どんなに変で、おかしくて、整合性に欠けてて、倫理観がなくても……俺は、いま、うれしい。
それは、過去、そして未来の可能性。
過去はどれだけ悔やんでも変えられない。お父さんは来なかった。これは期待に応えられなかった。どうしても見て欲しくて、道を踏み外した……いや、道が、最初からこういう道だったのかも。
俺は最初からお父さんみたいになりたかっただけで、みんなのために身を粉にするヒーローになりたかったのかな、って最近は思う。俺にとってヒーローは単なる「お父さんみたいになりたい」のわかりやすい指標なだけであって、別に本気でなりたい分けじゃなかったのかもしれないと思っている。
お父さんに認められたい、本当にそれしかなかったように思う。
未来の可能性も変えられない。生きている限り俺はお父さんと会うことができるし、言葉を交わし、修復したりまた傷つけたりを繰り返す。それがたまらなくうれしい。まだお互いに意識があって、思っていることの交換ができるのが、うれしい。
まだ未来があることが苦しかったときもある。もういい、俺はもう終わった子だからと思った時もある。
けど、毎日欠かさず来るお父さんのこと見ていたら、いつの日か車椅子から松葉杖に変わっていくのを見たら俺にもまだ未来があるのかもしれないと思って、うれしかった。
俺が殺してしまった人たち、俺が未来を奪った人たちからしてみたら本当に腹立たしいと思う。
けど、俺が感じているこの胸のあたたかさは間違いなく本物だ。どんなに変で、おかしくて、整合性に欠けてて、倫理観がなくても……俺は、いま、うれしい。