ネスカイ
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※昔の解釈
カイザーの足の爪を切る。
かなり重要な役割なんだけど、カイザーはそれを僕に任せてくれる。
ヤスリと、質のいいネイルニッパーを用意してあまり時間をかけすぎず整える。あんまりにもこだわりすぎるとカイザーが飽きてしまうからだ。手早く丁寧に仕上げる。
爪の形が悪いと競技に影響するっていうのはカイザーもわかっているはずだ。それでもカイザーは僕に任せてくれる。背中にじっとり汗をかくほどの緊張をカイザーは気づいてしまっているのかな。
「カイザー、靴変えましたよね。土踏まずが硬くなってます」
「戻すか」
「そのほうがいいと思います」
新品の靴を頓着せずにゴミ箱に放るから、僕はあわててそれを回収する。ゴミを拾って変態に売るやつとか、スポンサーの靴を捨てていることをあげつらうやつからカイザーを守るためだ。
終わるとすぐ眠ってしまう。爪が扱いやすくなるからとバスタブにお湯を張って入ってもらっているからだろう。
「寒い」
窓を閉めて、タオルケットを手の側において調整しやすくしてやる。ここで間違っても僕が温めます♡なんてしないことだ。カイザーの生活の領域を侵すのはゆっくり、慎重にやらないと一気に拒絶されてしまうかもしれないから。僕はこの仕事を辞めたくないんだ。
20230505
カイザーの足の爪を切る。
かなり重要な役割なんだけど、カイザーはそれを僕に任せてくれる。
ヤスリと、質のいいネイルニッパーを用意してあまり時間をかけすぎず整える。あんまりにもこだわりすぎるとカイザーが飽きてしまうからだ。手早く丁寧に仕上げる。
爪の形が悪いと競技に影響するっていうのはカイザーもわかっているはずだ。それでもカイザーは僕に任せてくれる。背中にじっとり汗をかくほどの緊張をカイザーは気づいてしまっているのかな。
「カイザー、靴変えましたよね。土踏まずが硬くなってます」
「戻すか」
「そのほうがいいと思います」
新品の靴を頓着せずにゴミ箱に放るから、僕はあわててそれを回収する。ゴミを拾って変態に売るやつとか、スポンサーの靴を捨てていることをあげつらうやつからカイザーを守るためだ。
終わるとすぐ眠ってしまう。爪が扱いやすくなるからとバスタブにお湯を張って入ってもらっているからだろう。
「寒い」
窓を閉めて、タオルケットを手の側において調整しやすくしてやる。ここで間違っても僕が温めます♡なんてしないことだ。カイザーの生活の領域を侵すのはゆっくり、慎重にやらないと一気に拒絶されてしまうかもしれないから。僕はこの仕事を辞めたくないんだ。
20230505