侑くんが看病なんかできるわけない
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風邪を引いた
咳めっちゃ出る 身体がだるい まぁまぁ熱ある
「あかんわ 実家帰ろ」
同棲中の彼氏 侑に連絡をいれる
「私実家へ帰るから」
LINEを送るとすぐに電話がかかってきた
「なんっでやねん!」
想像してたよりも声がデカい
「なんで実家帰んねん!おかしいやん ひかりちゃん 昨日のことまだ根に持っとるん!?」
昨日?なんやっけ
そう思うくらいにはもうどうでもええけど
なんかつまらんことで言い合いになって
「で?」って言われて
それ言われたらもう何も言う気なれんで
最終的に話もせんと 別々の部屋で寝たな
「で?」ってなんやねん 思い出したら腹立つわ
たぶんその時から体調良くなかったんかも やけにイライラしたし
あ もしかして違う部屋で寝たから風邪引いたんちゃうの そうやとしたら侑のせいやわ
「よかったやん しばらく喧嘩せんで済むで」
「ちゃうやん!朝謝ったやん? 悪かったて」
そうなん?それは寝てたから知らんなぁ
「いや ほんまに風邪引いてなぁ」
「いつもそんくらいで帰らへんやん」
「熱あるし 咳ひどいねん 侑にうつしたら大変やろ」
「うーつーらーん 俺は鍛え方が違うから大丈夫やって」
そんな問題とちゃう 帰らせてほしいねん
しんどいから侑のご飯も作られへん 家事そのものしたくないねん 空気読んで
今はとにかく一人でゆっくりさせてほしい
「私しんどいし家事できへんもん おってもしゃーないで」
「おってもしゃーないことない なぁ機嫌治してや」
いやほんまにしんどいだけやねん 昨日のことはもう水に流したるわ
「とにかく俺が帰るまで絶対おって。ゆっくりしとって。なんもせんでええ、家事も俺がやるから」
侑が家事?絶対無理やん
そう言うたろ思ったけど ここでまた喧嘩になったらだるいし 余計にしんどくなりそうやからやめた
簡単に荷造りだけして 律儀に侑のことを待った
まぁある程度 どこに何があるとか これ食べといてとか ここは触らんといてとか 伝えておきたいこともあるし
「ひかりちゃん 帰ったでー」
元気そうやわ 侑の帰りはいつもよりかなり早いほうやと思う
「なぁ帰らんといてや」帰るなり必死になって言うてくる
「いやいや こんな病人が隣におっても キミがしんどいだけやで」
「キミってなに!?キミ!?よそよそしくせんとって!?あっ、これなひかりちゃん好き言うてた店でプリン買うてきたで〜あとで一緒に食べよな」
プリンは嬉しい
でも私は帰るねん そのプリンも持って帰るわ
全ての家事とあんたのお世話から数日 解放されたいねん
「私ほんまに帰るわ 風邪治ったらまた来るから な?」
「あかんて いやや」
子どもみたいに駄々をこねる おっきい子どもやな
抱きついてこようとするから 拒否して かなり距離を取った
「うつるて ほんま離れとき」
「大丈夫や言うとるやんか」
ちょっと不貞腐れとる顔も 可愛いんやから困るよな
「よし ほな治呼ぼ そしたら寂しないし ご飯もばっちりや」
「急なサムいらんねん」
「わがまま言うてもあかん」
電話をかけようとした手を抑えにくる
「もう、しゃーないな。ほなお母さんに連絡するわ」
「ちょぉいらんて。オカン出さんとって」
スマホ取られたし 一体なんやねん
「だって侑 家事できへんやん」
「するて! ひかりちゃんの看病も俺がするから」
看病!?侑が看病?想像もつかんで わろてしまいそうになる
「あかん 大事な指 怪我でもしたらどないすんの」
「大丈夫やて」
これはたぶんもう何言うても聞かん
あかんもう この無駄な言い争いすらしんどい 早よ横になりたい
「ほな包丁は使わんて約束して」
「おん」
「私のご飯は気にせんでええから 侑はなるべく栄養のあるもん食べてな バランス考えて」
「あかん ひかりちゃんのご飯は俺が用意する」
「うそやろ」
「ほんまや」
「あかんて キッチン終わるわ。あっ 、ほなレトルトのお粥とかでええ コンビニで売っとるやろ」
なんかちょっとしょんぼりしとる 侑ってほんま可愛えとこあるよな
こういうところ見れるのは彼女の特権なんやろなぁ
でも今は あれやこれや言うのほんまにしんどいねん
しょんぼりさせて申し訳ないけど静かなくらいがちょうどええわ
侑にうつさんよう別室で過ごす
怠いし痛む身体を横にしてずっと寝とる 寝る以外できへんしな
気づいたら深く眠ってしもてたみたいで
「ひかりちゃん 冷えピタ持ってきたで〜貼り替えよか」
これ2回目の貼り替えタイムらしいわ
1回目は私が寝とるうちに貼り替えたって
侑の手 なんやちょっとひんやりしてて気持ちいいな おでこに手当てて「まだあっついなぁ」て
ええよもうほっといて 自分のことやりや
申し訳なくなってくる
「なんかあったらすぐ呼ぶんやで」
そう言うてペタリと冷えピタを貼って
「水分補給もしっかりな」ってスポドリ置いて
これ言うたら怒られそうやけど オカンみたいやわ
嫌でもわかるわ
愛されとるなぁて
「なんでこんなにしてくれるん。私ここにおらんほうが 侑も楽やったと思うで」
素直にありがとう言うとけ思うけど なかなか言われへんのよな
「ひかりちゃんは いつも俺のこと支えてくれとるやん。俺がまだ現役やから今は俺のこと中心やし甘えてばっかやけど、ほんまはひかりちゃんに色々したらなあかんて思っとる」
喧嘩した後やから優しいんかなと思ってたけど
これは そうとちゃうかもしれん
あかん
熱上がりそうやわ
「ひかりちゃん 食欲ある?お粥作ったで」
「えっ作ったん?」
「おん サムに作り方聞いた」
キッチンは思ったより汚されてへんし 出てきたお粥も見た目はちゃんとしとる
なかなか美味しそう
「どう うまい?」
「おいしい」
「ほんま よかったわ」
安心したような笑顔 なんや子犬みたいでかわいいな いや ちゃうわ めっちゃ大きい犬や 子犬とちゃう
「こんな美味しいお粥食べたことないな。今まで食べたお粥の中で一番美味しいわ」
「よぅ喋るし それは嘘やろ」
「ちょぉ盛りすぎたわ 一番て…そもそも今までそんなにお粥食べたことないしな」
「プリンも食えそう?出そか?」
「食べる!」
いつも通りに笑って過ごす
違うのは 侑がいつもよりちょっと優しいことくらいや
「たまには甘えてみるのもええもんやな」
「せやろ 病める時も健やかなる時も ひかりちゃんは俺の隣でおってくれな困るで」
「なんや誓いの言葉みたいやな」思わず笑ってまう
侑のほう見たら照れたような顔しとる
「なんで自分で言うて照れてんの」とは言うたものの 私も熱上がってきたんか 顔が熱いなぁ
「ほな誓おか。侑とずっと一緒におるわ」
素直に返したろ
「ひかりちゃん、それずるいわ」って
侑は幸せそうに笑ってる
しゃーないなぁ
熱下がったら いっぱい甘やかしてあげるわ
咳めっちゃ出る 身体がだるい まぁまぁ熱ある
「あかんわ 実家帰ろ」
同棲中の彼氏 侑に連絡をいれる
「私実家へ帰るから」
LINEを送るとすぐに電話がかかってきた
「なんっでやねん!」
想像してたよりも声がデカい
「なんで実家帰んねん!おかしいやん ひかりちゃん 昨日のことまだ根に持っとるん!?」
昨日?なんやっけ
そう思うくらいにはもうどうでもええけど
なんかつまらんことで言い合いになって
「で?」って言われて
それ言われたらもう何も言う気なれんで
最終的に話もせんと 別々の部屋で寝たな
「で?」ってなんやねん 思い出したら腹立つわ
たぶんその時から体調良くなかったんかも やけにイライラしたし
あ もしかして違う部屋で寝たから風邪引いたんちゃうの そうやとしたら侑のせいやわ
「よかったやん しばらく喧嘩せんで済むで」
「ちゃうやん!朝謝ったやん? 悪かったて」
そうなん?それは寝てたから知らんなぁ
「いや ほんまに風邪引いてなぁ」
「いつもそんくらいで帰らへんやん」
「熱あるし 咳ひどいねん 侑にうつしたら大変やろ」
「うーつーらーん 俺は鍛え方が違うから大丈夫やって」
そんな問題とちゃう 帰らせてほしいねん
しんどいから侑のご飯も作られへん 家事そのものしたくないねん 空気読んで
今はとにかく一人でゆっくりさせてほしい
「私しんどいし家事できへんもん おってもしゃーないで」
「おってもしゃーないことない なぁ機嫌治してや」
いやほんまにしんどいだけやねん 昨日のことはもう水に流したるわ
「とにかく俺が帰るまで絶対おって。ゆっくりしとって。なんもせんでええ、家事も俺がやるから」
侑が家事?絶対無理やん
そう言うたろ思ったけど ここでまた喧嘩になったらだるいし 余計にしんどくなりそうやからやめた
簡単に荷造りだけして 律儀に侑のことを待った
まぁある程度 どこに何があるとか これ食べといてとか ここは触らんといてとか 伝えておきたいこともあるし
「ひかりちゃん 帰ったでー」
元気そうやわ 侑の帰りはいつもよりかなり早いほうやと思う
「なぁ帰らんといてや」帰るなり必死になって言うてくる
「いやいや こんな病人が隣におっても キミがしんどいだけやで」
「キミってなに!?キミ!?よそよそしくせんとって!?あっ、これなひかりちゃん好き言うてた店でプリン買うてきたで〜あとで一緒に食べよな」
プリンは嬉しい
でも私は帰るねん そのプリンも持って帰るわ
全ての家事とあんたのお世話から数日 解放されたいねん
「私ほんまに帰るわ 風邪治ったらまた来るから な?」
「あかんて いやや」
子どもみたいに駄々をこねる おっきい子どもやな
抱きついてこようとするから 拒否して かなり距離を取った
「うつるて ほんま離れとき」
「大丈夫や言うとるやんか」
ちょっと不貞腐れとる顔も 可愛いんやから困るよな
「よし ほな治呼ぼ そしたら寂しないし ご飯もばっちりや」
「急なサムいらんねん」
「わがまま言うてもあかん」
電話をかけようとした手を抑えにくる
「もう、しゃーないな。ほなお母さんに連絡するわ」
「ちょぉいらんて。オカン出さんとって」
スマホ取られたし 一体なんやねん
「だって侑 家事できへんやん」
「するて! ひかりちゃんの看病も俺がするから」
看病!?侑が看病?想像もつかんで わろてしまいそうになる
「あかん 大事な指 怪我でもしたらどないすんの」
「大丈夫やて」
これはたぶんもう何言うても聞かん
あかんもう この無駄な言い争いすらしんどい 早よ横になりたい
「ほな包丁は使わんて約束して」
「おん」
「私のご飯は気にせんでええから 侑はなるべく栄養のあるもん食べてな バランス考えて」
「あかん ひかりちゃんのご飯は俺が用意する」
「うそやろ」
「ほんまや」
「あかんて キッチン終わるわ。あっ 、ほなレトルトのお粥とかでええ コンビニで売っとるやろ」
なんかちょっとしょんぼりしとる 侑ってほんま可愛えとこあるよな
こういうところ見れるのは彼女の特権なんやろなぁ
でも今は あれやこれや言うのほんまにしんどいねん
しょんぼりさせて申し訳ないけど静かなくらいがちょうどええわ
侑にうつさんよう別室で過ごす
怠いし痛む身体を横にしてずっと寝とる 寝る以外できへんしな
気づいたら深く眠ってしもてたみたいで
「ひかりちゃん 冷えピタ持ってきたで〜貼り替えよか」
これ2回目の貼り替えタイムらしいわ
1回目は私が寝とるうちに貼り替えたって
侑の手 なんやちょっとひんやりしてて気持ちいいな おでこに手当てて「まだあっついなぁ」て
ええよもうほっといて 自分のことやりや
申し訳なくなってくる
「なんかあったらすぐ呼ぶんやで」
そう言うてペタリと冷えピタを貼って
「水分補給もしっかりな」ってスポドリ置いて
これ言うたら怒られそうやけど オカンみたいやわ
嫌でもわかるわ
愛されとるなぁて
「なんでこんなにしてくれるん。私ここにおらんほうが 侑も楽やったと思うで」
素直にありがとう言うとけ思うけど なかなか言われへんのよな
「ひかりちゃんは いつも俺のこと支えてくれとるやん。俺がまだ現役やから今は俺のこと中心やし甘えてばっかやけど、ほんまはひかりちゃんに色々したらなあかんて思っとる」
喧嘩した後やから優しいんかなと思ってたけど
これは そうとちゃうかもしれん
あかん
熱上がりそうやわ
「ひかりちゃん 食欲ある?お粥作ったで」
「えっ作ったん?」
「おん サムに作り方聞いた」
キッチンは思ったより汚されてへんし 出てきたお粥も見た目はちゃんとしとる
なかなか美味しそう
「どう うまい?」
「おいしい」
「ほんま よかったわ」
安心したような笑顔 なんや子犬みたいでかわいいな いや ちゃうわ めっちゃ大きい犬や 子犬とちゃう
「こんな美味しいお粥食べたことないな。今まで食べたお粥の中で一番美味しいわ」
「よぅ喋るし それは嘘やろ」
「ちょぉ盛りすぎたわ 一番て…そもそも今までそんなにお粥食べたことないしな」
「プリンも食えそう?出そか?」
「食べる!」
いつも通りに笑って過ごす
違うのは 侑がいつもよりちょっと優しいことくらいや
「たまには甘えてみるのもええもんやな」
「せやろ 病める時も健やかなる時も ひかりちゃんは俺の隣でおってくれな困るで」
「なんや誓いの言葉みたいやな」思わず笑ってまう
侑のほう見たら照れたような顔しとる
「なんで自分で言うて照れてんの」とは言うたものの 私も熱上がってきたんか 顔が熱いなぁ
「ほな誓おか。侑とずっと一緒におるわ」
素直に返したろ
「ひかりちゃん、それずるいわ」って
侑は幸せそうに笑ってる
しゃーないなぁ
熱下がったら いっぱい甘やかしてあげるわ
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