作品傾向


長篇

可視光線-スキナヒト- review
【1部】当サイトのメインコンテンツ、主役が代替わりする3部作の1作品目です。コンセプトは「悲恋」ですが、どこかすっきりした後味になるよう心掛けました。
R18が多い中、中高生でも楽しめるBLをと考え執筆していたのですが、ついた読者様がなぜか丁寧な大人の方ばかり(笑)でしたので、段々シビアな話になっていきます。三角関係のお話です。

可憐少年-タイセツナキミ- review
【2部】前作メイン3人を、別視点から見た続き。ものすごく長いので1日1話くらいで読まないと疲れます。家族愛がテーマ。

四重奏四季唄
【3部】可視光線・可憐少年で残った伏線回収のための作品。上記2つに比べれば面白みに欠けるかもしれません。ただ今連載休止中。



短篇

君色想い~ラストラブレター~
2004/11/01
祐一の元に同窓会の招待状が届いた。すれ違いでずっと返せなかった文庫本を旧友に返すつもりで出席した祐一だったが、旧友はすでに亡くなっていた。不運な交通事故だったらしい。
そんな中、六年前の消印の手紙が祐一の元に届く。差出人は、もういない旧友からだった。

君がいた頃の木洩れ日の中
2005/04/27
親の転勤で引っ越した先の田舎で、僕はランドセルを背負った小学生と高校生の、不思議な二人組と出会う。
次第に仲良くなっていった僕だったが、ある日二人の秘密を知ってしまい――。

戦場の黒猫 Acanthus.
2007/03/22
二〇〇七年現在、まだ戦争は終わっていない。日本人の八雲は地下都市でドブネズミのように生きていた。そんな中、敵国の中将・ヴェルドの目に留まり、何故か突然、連れていかれることに。

永劫に笑え!
2010/01/22
前世の記憶を幼い頃から夢で見ていた律。豪雨の中必死に走り、靴が脱げ足が痛くても、夢の中の律は手紙を握りしめ一本杉を目指しているのだ。
高校入学をきっかけに、走るシーン以外の夢を見ることが多くなった。どうやら環境の変化で進展したらしい。幼馴染みのヒカリ、同じクラスになった佑史の助言もあり、その一本杉を探すことに決めた律。
二度とは戻れない、過去への旅が始まる。

骨を抜く
2013/05/13
その僧侶は年齢の割には幼く見目麗しい青年であった。いや、僧侶ではないのかもしれない。身形は似付かわしいがそれだけで判断するのは難しい。僧侶はいつも壺を胸の辺りで抱いていた。片時も話すことなく壺を持っている。どこへ行くにも何をするにも、壺を持っているのだ。

神様のいない夏
2010/08/15
真由は十七年間、真由として生きている。けれど一日に少しだけ真由でなくなる時間があった。それは蛍衣の家に行った時。蛍衣は真由のことを、麻美だと思っているのだ。だから蛍衣の前では、真由は麻美になる。もう何年も、ずっと。姉の麻美が生き返って目の前に現れない限り、それは変わらない日常なのだ。

少年少女残像
2011/04/04
毎日仕事に追われ何となくを過ごしていた裕太の元に、差出人不明の手紙が届く。中には写真五枚のみ。中学校の校舎、教室、通学路にある公園、ベンチ、その上を覆う青々とした木々。
裕太はその日初めて仕事をさぼった。その足で、会社とは真逆の電車に乗り込み……写真に写されていた場所へと向かったのだ。

君と手を繋ぐ
2011/08/10
遊はバイト感覚でモデルをしていた。雑誌でペアを組むことが多い碧とは、何かと相性が好い。社長はどうやら二人組として芸能界デビューをさせる気のようで……?

青空に溜息
2011/09/16
達郎は気になっている。郵便局に勤め、ほぼ毎日原付でやってくる男――勇人のことだ。この男、とんでもない曰くを背負っていた。保険金目当てに、わざと足に怪我を負ったというのだ。村の連中はみんな知っている。確かに勇人の左足はあまり動かないようだが……金目当てに自分の足を犠牲にするものなのか?その真相は――。

灰谷の事件ファイル17~神に呪いをかけた男~
2014/07/26
タクジは割とモテる男子高校生(の、はず)。調子乗って学年のマドンナの恵梨香ちゃんに告白したら「灰谷くんが好きだから」と振られてしまった!
灰谷ってあの肩にニワトリを乗せてるヤツ? いや、え!? ニワトリ!? 何で!? いやそれ以前に……名前の漢字なに!? 灰谷狂死郎――普通、狂って死ぬなんて名前に付けるか!?
いつの間にかタクジは恵梨香よりも狂死郎のことが気になってしまい……。

今迄で一番、輝いた海。
2013/08/27
ある出来事から声が出なくなった亜美、彼氏でもないのに亜美の傍にいる隼人。そしてそんな二人の前に、突然現れた貴一。三人の視線の先には……たった一人、掛け替えのないアイツがいる。
中高生向けに依頼され執筆した作品。著作権戻って参りましたので公開です。

杪夏
2021/05/27
涼しい風が吹いたら夕涼み会の始まりの合図。暮れていく空、木の温もりのある縁側、皆で並んで食べるスイカ、金だらいで楽しむ足水、夜になる前の手持ち花火、夏祭りの最終日。――あの夏に、今すぐ会いたい。
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