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指を舐めるって……
パタパタと走って帰って来たフェリーチェは、嬉しそうにイザベルに小さな箱を見せた。
「イザベル! ガイルにチョコレート貰ったっ!」
「ガイル……? ああ、あの酒場によく居るオッサンか」
「王都に知り合いがいるんだって。頂き物だけどってお裾分けしてくれたよ」
「チョコレートなんかくれる知り合いが上にいんのかよ。スゲぇな!」
「………」
「………」
((知り合い……ではないだろ。“いいカモ”の間違いだ……))
純粋に喜んでいる二人の様子を見つつ、リヴァイとファーランはそっと思う。まぁ、あえていう事でも無いので黙っていよう――。
「はい! イザベル、どうぞ」
イザベルの口にチョコレートを入れ、自分の口にもひとつ。フェリーチェは「美味しいね」と笑うと、指についたチョコを舐め取った。
「………」
「………なぁ、リヴァイ。女の子が指舐める仕草って、なんかエロいと思わないか?」
「お前……。今、フェリーチェがエロいと言ったのか」
「今のは広義で女って意味だろ……。何もフェリーチェが、とは言ってない」
ジロリと睨まれ、ファーランは引き攣る。これでは、うっかり女の好みも言えたもんじゃない。「可愛いコが好き」と言っただけで、リヴァイの中では「フェリーチェが好き」に変換され、下手をしたら重症事故だ。
「ファーランにもね」
フェリーチェが一粒チョコレートをつまみ、差し出してきた。
チラッと横目で見ると、無言のリヴァイと目が合う。
――分かってる……。間違っても、イザベルみたいに口に入れて貰おうなんて思ってないからな。
だから睨むな!
笑顔でチョコを受け取り。ファーランはホッと息を吐く。なんでチョコレートひとつ受け取るだけで、こんなに緊張しなきゃならないんだ……。
「はい、リヴァイ」
「!」
フェリーチェは、リヴァイが何かを言う前にリヴァイの手を握り、チョコを唇にくっつけていた。
可愛らしく笑っているが、その背後に「もちろん嫌だなんて言わないよね?」という無言の圧力オーラが見える。
さすがはリヴァイの彼女だ。リヴァイに「はい、あーん」を強要し有無を言わさない。
フェリーチェの勢いに負け、リヴァイは大人しく口を開けた。
「……人前ではやらねぇと言っただろ」
「人目が無い所では、やってんのか」
「兄貴があーんってされてるトコ、初めて見た!」
「………うるせぇぞ…お前ら」
三人の真ん中で、フェリーチェはクスクスと笑う。
「たまにはいいでしょ? 二人に見せびらかしたかったんだよね」
リヴァイの唇についていたチョコを人差し指で拭い、その指を舐めるフェリーチェに、リヴァイとファーランはピシッと固まった。
「ファーラン……今お前……」
「……ひ、人に問う前にまず己に問え! リヴァイ!」
フェリーチェを抱きしめファーランをジトリと見上げるリヴァイに、引き攣った顔を向けるファーラン。
「……リヴァイ?」
「え? 何? 二人とも。おっかねぇー顔しちゃってさ」
フェリーチェとイザベルは、二人で首を傾げる。
何気ない動作ひとつで男どもを翻弄させられるなんて、知りもしない女子組なのであった――。
パタパタと走って帰って来たフェリーチェは、嬉しそうにイザベルに小さな箱を見せた。
「イザベル! ガイルにチョコレート貰ったっ!」
「ガイル……? ああ、あの酒場によく居るオッサンか」
「王都に知り合いがいるんだって。頂き物だけどってお裾分けしてくれたよ」
「チョコレートなんかくれる知り合いが上にいんのかよ。スゲぇな!」
「………」
「………」
((知り合い……ではないだろ。“いいカモ”の間違いだ……))
純粋に喜んでいる二人の様子を見つつ、リヴァイとファーランはそっと思う。まぁ、あえていう事でも無いので黙っていよう――。
「はい! イザベル、どうぞ」
イザベルの口にチョコレートを入れ、自分の口にもひとつ。フェリーチェは「美味しいね」と笑うと、指についたチョコを舐め取った。
「………」
「………なぁ、リヴァイ。女の子が指舐める仕草って、なんかエロいと思わないか?」
「お前……。今、フェリーチェがエロいと言ったのか」
「今のは広義で女って意味だろ……。何もフェリーチェが、とは言ってない」
ジロリと睨まれ、ファーランは引き攣る。これでは、うっかり女の好みも言えたもんじゃない。「可愛いコが好き」と言っただけで、リヴァイの中では「フェリーチェが好き」に変換され、下手をしたら重症事故だ。
「ファーランにもね」
フェリーチェが一粒チョコレートをつまみ、差し出してきた。
チラッと横目で見ると、無言のリヴァイと目が合う。
――分かってる……。間違っても、イザベルみたいに口に入れて貰おうなんて思ってないからな。
だから睨むな!
笑顔でチョコを受け取り。ファーランはホッと息を吐く。なんでチョコレートひとつ受け取るだけで、こんなに緊張しなきゃならないんだ……。
「はい、リヴァイ」
「!」
フェリーチェは、リヴァイが何かを言う前にリヴァイの手を握り、チョコを唇にくっつけていた。
可愛らしく笑っているが、その背後に「もちろん嫌だなんて言わないよね?」という無言の圧力オーラが見える。
さすがはリヴァイの彼女だ。リヴァイに「はい、あーん」を強要し有無を言わさない。
フェリーチェの勢いに負け、リヴァイは大人しく口を開けた。
「……人前ではやらねぇと言っただろ」
「人目が無い所では、やってんのか」
「兄貴があーんってされてるトコ、初めて見た!」
「………うるせぇぞ…お前ら」
三人の真ん中で、フェリーチェはクスクスと笑う。
「たまにはいいでしょ? 二人に見せびらかしたかったんだよね」
リヴァイの唇についていたチョコを人差し指で拭い、その指を舐めるフェリーチェに、リヴァイとファーランはピシッと固まった。
「ファーラン……今お前……」
「……ひ、人に問う前にまず己に問え! リヴァイ!」
フェリーチェを抱きしめファーランをジトリと見上げるリヴァイに、引き攣った顔を向けるファーラン。
「……リヴァイ?」
「え? 何? 二人とも。おっかねぇー顔しちゃってさ」
フェリーチェとイザベルは、二人で首を傾げる。
何気ない動作ひとつで男どもを翻弄させられるなんて、知りもしない女子組なのであった――。
