だいすきの構成要素
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続ける?続けない?
リヴァイが耳を甘噛みすると、フェリーチェはピクッと肩を震わせた。何かを言いかけた口はすぐに塞いでしまう。
嫌だとは言わせない。口内に舌を滑りこませて絡めとってしまえば、フェリーチェは素直に応じた。
細い腰を撫でた掌は滑る様に豊かな胸へ。
リヴァイの手つきに身体を震わせたフェリーチェは、耳と頰を赤く染め言った。
「リ、リヴァイ……? えっと、まさかこのまま……?」
「あの二人は出てるだろ。まだ帰って来ねぇよ」
「そうかもしれないけど……あっ」
ブラウスのボタンはもう半分外されてた。露わになった肩や首にキスが沢山落ちると、フェリーチェの頭はふわふわとしてくる。ま、いっか……とも思えてきたが、それでもなんとか「せめてここじゃなく部屋で」とうわ言の様に呟いて伝えた。
が、嫌だという言葉とキスしか返ってこない。ソファーに押し倒され、伸し掛かられるといよいよ逃げられない状態に。リヴァイのキスはフェリーチェの力をあっという間に奪っていく。
「んっ……んん、あ、ちょっと駄目……っ!」
「リヴァイ。この間から計画してる例の件だが……え゙!?」
「ひゃっ!? ファーラン!?」
「…………」
(チッ……これからって時に……)
お約束過ぎる。
「あ! フェリーチェ! 悪いっ!」
「だ……大丈夫っ」
ファーランは赤面し急いで目を逸らした。こくこくと頷きながら、フェリーチェも赤い顔で乱れた服を直す。ただ一人、リヴァイだけは赤面する事なく不機嫌極まりない顔でいた。
「なんだ? ファーラン。話を続けろ」
「そうだった!……で、リヴァイ……って!? おい! お前は続けんな!」
リヴァイにキスをされ、ジタバタもがいているフェリーチェが目に飛び込んでくる。ファーランは持っていた本を叩いて、目の前の猛獣を止めに入った――。
*
「――という訳だ。聞いてるかリヴァイ?」
「あぁ、聞いてる」
「フェリーチェの首に噛み付きながら言うな。フェリーチェ、頭殴って引き離せ」
「でもファーラン! ビクともしない…っ!……ん!? あっ!」
「……リヴァイ……。分かった……話を続けよう」
「え!? 続けるの!? 待ってよっ」
すがる様な目を向けられたが、恐らくリヴァイは言う事なんか聞かない。“これ”は、ファーランに向けられた抗議の意も含んでるからだ。
時々、殺気に満ちた目がファーランを見ている……。
――許せフェリーチェ! 邪魔した俺が悪い! 後でいくらでも埋め合わせするから……!
半泣きのフェリーチェに手を合わせファーランは「なるべく早く終わらせる」と目で訴える。
とはいえ、早く終わらせるのは話であって、“ソッチの事情”は全く保証出来ないが。ファーランが消えればフェリーチェはリヴァイに寝室に連れ込まれ、邪魔された分、コトは簡単には終わらないだろう……と思う。
——本当に申し訳無い。
「こっちの動きが読まれてる可能性があるなら、慎重に判断した方がいいな……。奴の行動を監視させるか?」
……すると突然、リヴァイがまともな返答をしてきた。フェリーチェを喰いながらでもちゃんと話は聞いていたらしい。ホッとしながら、ファーランは頷いた。
「俺もその方がいいと思う」
「ねぇ……危ない事はしないでね?」
「大丈夫だ。お前は安心して待ってればいい」
「こっちにはリヴァイがいるからな。怖いモン無しさ」
「でも待ってるだけじゃ……あ! じゃあ私も手伝える事はする! 男に色仕掛けで近付けば良いんでしょ?」
((な、何て言った今っ!?))
「「フェリーチェ! どこでそんな事覚えた!?」」
「ケニーが教えてくれたよ? 私なら出来るって。『ヤる寸前で仕留めろ』って言ってたけど」
「ケニーの野郎……ろくでもねぇこと教えやがって」
「フェリーチェ。女の子がヤるなんて簡単に言うんじゃない」
「……でも、ケニーが……」
「あの変態の言う事は聞くな!」
リヴァイが鬼の形相で言うと、フェリーチェはこくこくと頷いた。泣きそうだが、ここはリヴァイが正しい――。
リヴァイとファーランは顔を見合わせて溜息をついた。
この話はフェリーチェ抜きで話し合おう。
更には、彼女が余計な事に巻き込まれる前に、この計画自体を考え直さなければならない様だ……。
(アイツ……フェリーチェを何に利用するつもりだったんだ……!)
(リヴァイと一緒に世話になったと言ってたな……ケニーって奴は一体どんな男なんだよ!?)
男二人は、それからしばらくの間頭を抱え悩む事となった――。
リヴァイが耳を甘噛みすると、フェリーチェはピクッと肩を震わせた。何かを言いかけた口はすぐに塞いでしまう。
嫌だとは言わせない。口内に舌を滑りこませて絡めとってしまえば、フェリーチェは素直に応じた。
細い腰を撫でた掌は滑る様に豊かな胸へ。
リヴァイの手つきに身体を震わせたフェリーチェは、耳と頰を赤く染め言った。
「リ、リヴァイ……? えっと、まさかこのまま……?」
「あの二人は出てるだろ。まだ帰って来ねぇよ」
「そうかもしれないけど……あっ」
ブラウスのボタンはもう半分外されてた。露わになった肩や首にキスが沢山落ちると、フェリーチェの頭はふわふわとしてくる。ま、いっか……とも思えてきたが、それでもなんとか「せめてここじゃなく部屋で」とうわ言の様に呟いて伝えた。
が、嫌だという言葉とキスしか返ってこない。ソファーに押し倒され、伸し掛かられるといよいよ逃げられない状態に。リヴァイのキスはフェリーチェの力をあっという間に奪っていく。
「んっ……んん、あ、ちょっと駄目……っ!」
「リヴァイ。この間から計画してる例の件だが……え゙!?」
「ひゃっ!? ファーラン!?」
「…………」
(チッ……これからって時に……)
お約束過ぎる。
「あ! フェリーチェ! 悪いっ!」
「だ……大丈夫っ」
ファーランは赤面し急いで目を逸らした。こくこくと頷きながら、フェリーチェも赤い顔で乱れた服を直す。ただ一人、リヴァイだけは赤面する事なく不機嫌極まりない顔でいた。
「なんだ? ファーラン。話を続けろ」
「そうだった!……で、リヴァイ……って!? おい! お前は続けんな!」
リヴァイにキスをされ、ジタバタもがいているフェリーチェが目に飛び込んでくる。ファーランは持っていた本を叩いて、目の前の猛獣を止めに入った――。
*
「――という訳だ。聞いてるかリヴァイ?」
「あぁ、聞いてる」
「フェリーチェの首に噛み付きながら言うな。フェリーチェ、頭殴って引き離せ」
「でもファーラン! ビクともしない…っ!……ん!? あっ!」
「……リヴァイ……。分かった……話を続けよう」
「え!? 続けるの!? 待ってよっ」
すがる様な目を向けられたが、恐らくリヴァイは言う事なんか聞かない。“これ”は、ファーランに向けられた抗議の意も含んでるからだ。
時々、殺気に満ちた目がファーランを見ている……。
――許せフェリーチェ! 邪魔した俺が悪い! 後でいくらでも埋め合わせするから……!
半泣きのフェリーチェに手を合わせファーランは「なるべく早く終わらせる」と目で訴える。
とはいえ、早く終わらせるのは話であって、“ソッチの事情”は全く保証出来ないが。ファーランが消えればフェリーチェはリヴァイに寝室に連れ込まれ、邪魔された分、コトは簡単には終わらないだろう……と思う。
——本当に申し訳無い。
「こっちの動きが読まれてる可能性があるなら、慎重に判断した方がいいな……。奴の行動を監視させるか?」
……すると突然、リヴァイがまともな返答をしてきた。フェリーチェを喰いながらでもちゃんと話は聞いていたらしい。ホッとしながら、ファーランは頷いた。
「俺もその方がいいと思う」
「ねぇ……危ない事はしないでね?」
「大丈夫だ。お前は安心して待ってればいい」
「こっちにはリヴァイがいるからな。怖いモン無しさ」
「でも待ってるだけじゃ……あ! じゃあ私も手伝える事はする! 男に色仕掛けで近付けば良いんでしょ?」
((な、何て言った今っ!?))
「「フェリーチェ! どこでそんな事覚えた!?」」
「ケニーが教えてくれたよ? 私なら出来るって。『ヤる寸前で仕留めろ』って言ってたけど」
「ケニーの野郎……ろくでもねぇこと教えやがって」
「フェリーチェ。女の子がヤるなんて簡単に言うんじゃない」
「……でも、ケニーが……」
「あの変態の言う事は聞くな!」
リヴァイが鬼の形相で言うと、フェリーチェはこくこくと頷いた。泣きそうだが、ここはリヴァイが正しい――。
リヴァイとファーランは顔を見合わせて溜息をついた。
この話はフェリーチェ抜きで話し合おう。
更には、彼女が余計な事に巻き込まれる前に、この計画自体を考え直さなければならない様だ……。
(アイツ……フェリーチェを何に利用するつもりだったんだ……!)
(リヴァイと一緒に世話になったと言ってたな……ケニーって奴は一体どんな男なんだよ!?)
男二人は、それからしばらくの間頭を抱え悩む事となった――。