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DIABOLIC LOVERS
逆巻兄弟

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レイジ「それでは、
フォレストページから
フォレストページ+への移転記念を祝して……」

全員「「乾杯!!」」


アヤト「つーか、フォレ……なんとかって、
なんだ?」


カナト「新作のケーキか何かですか?
勿体つけずに早く切り分けて運んでください」


レイジ「いいえ、
フォレストページとは
不特定多数の者に拙い文章を
『二次創作の夢小説です』などという
呪文とともに見せつけ合うことを至福に感じる
奇妙な人間が集まるサイトですよ」


ライト「夢小説?
あ、最近よく聞く夢女子ってやつかな?」


レイジ「ええ、そうです。
夢小説とは、主人公の名前を
任意で変更できる小説のことです。

自分の名前にして、主人公になりきることで
物語に没入しやすくするようです」


スバル「んで?
それと俺らと何の関係があるんだよ」


レイジ「説明する前から
グラスを割らないでください、スバル。
実はこう話している私たちも
その夢小説に加わっているんですよ」


ライト「ふ〜ん、いろんな人が
ボクたちのことを見てたってことか……んふ
なんだかゾクゾクしてきたよ♡」


アヤト「きもちわりぃ。
んで?
そのプラスとかいうやつはなんなんだよ?」


シュウ「スマホ用に改善されたサイトらしい。
綺麗になるし、
見るやつらも多い分
新しいサイトの方がいいだろうって、
わざわざ小説全部書き換えてきたんだとかなんとか……
面倒くさいことよくやるな……」


レイジ「……やけに詳しいですね」

シュウ「…………」

スバル「で?だから乾杯ってか。
オレにはどう変わったか全くわからねーぜ」


カナト「僕もです……。
でもまって……??
どうしてレイジとシュウは知ってて
僕は知らないの??
どうして黙ってたんですか??」


アヤト「ったく
誰が見てんのかしらねぇけど
別にオレは気にしねぇし
チチナシは寄こさねぇぞ」


カナト「待ってください!!
それとこれとは話が違うでしょう!?」


レイジ「落ち着きなさいカナト。
私もつい先ほどまで知らなかったのです。
あなたの気持ちはよくわかりますが
このことについては私が仕置きをしておきます」


ライト「へぇ、レイジのそういうのには正直そこまで心惹かれないんだけど
今回については覗きに行ってみようかなあ?」


スバル「おいおいまて、
そんな話ならなんで乾杯なんかしたんだよ。
オレら騙されてたって話だろうが!!
おい、あいつはどこだ!!」


シュウ「まて、スバル。
あいつは違う。
盗撮でもされてるみたいに
詳しくオレたちのことを書いてるサイトを
見つけただけらしい」


スバル「はっ!
んなもん信用できるかよ。
盗撮にオレらが気付かねえわけねぇだろ」


カナト「もし仮に盗撮されているとしたら……
なぜ彼女は僕たちに助けを求めなかったんでしょう?
彼女は……僕らのことを笑い者にしてたんじゃないですか?
もし仮にそうだとしたら……
許せません……ねぇ、テディ?」


レイジ「理由はどうであれ、
確かめることは多いですね。
しかし全員の真ん中に座らせて話を聞くというのも無理な話です。
きっと萎縮して口も開かないでしょうし」


シュウ「ならオレがいく」


アヤト「はあ?
チチナシはオレのだって言ってるだろ。
オレが聞くのが一番早ぇって」


スバル「いやまて。
いくらなんでもそこは譲らねえぜ。
あいつの場所もしらねぇやつには渡さねぇよ」


カナト「彼女の居場所くらいすぐわかりますよ
ね、テディ?
ぼくたち二人で探せばすぐだ。
いざとなったら彼女から来てくれるようにすればいいんです」


レイジ「カナト……またあなたは。
禁術の使用はやめてください。
そんな危険を犯さなくとも私の元に帰ってきますよ。
そう躾けてありますから」


ライト「みんなピリピリして
なんだか楽しくなって来たね〜〜んふ。
ボクも参加しちゃおうかなぁ。
みんなの悔しがる顔と怖がるビッチちゃんも
たまらなくそそると思うんだ♡」



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