Episode.3-6
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私たちの頭上を飛び越えていったそれらを唖然と見送り、私と片倉様は背後を振り返った
猛烈な勢いで土煙を巻き上げ、何かが迫って来ている
いったい、関ヶ原で何が起ころうとしているっていうの!?
「関ヶ原に集いし駒共よ!
見知らぬ顔あらば、残らず斬らんと致すが良い!
旗が違わばすべて敵ぞ!
勝ち残りし者が天下人!
これぞ、天下分け目の戦場なり!」
轟音と共に姿を現したのは、巨大な大神輿
それが自動で進んで、そのまま突っ込んでくる
旗印は──毛利!?
「片倉様、あれは……!?」
「新手の軍勢だ!
政宗様、もはやこの場にて対話は不可能!
我々も応戦するべきです!」
「……」
「政宗様──」
「……Battle royalか
最低なpartyの幕開けだな
オメェら!
武田と上杉には手ぇ出すんじゃねぇぞ!」
「「オウ!!」」
伊達の兵たちが藤次郎様に覇気を返し、向かってくる敵国の兵たちと真正面からぶつかる
上杉軍は既に交戦中、武田は──防戦に徹しているらしい
(馬鹿ね、幸村!
こうなってはもう、絆だの何だのと言っている場合じゃないのよ──!)
迫り来る勢力を押し返し、伊達軍はどうにか持ち堪えている
だけどこのままでは誰も彼もが共倒れだわ
毛利元就が余計なことを言わなければ、まだ家康殿たちの声も届いていたかもしれないのに!
「おおおおお!!」
「女子とて容赦はせぬぞ──!!」
陣形もへったくれもない戦場で、右からも左からも敵が押し寄せてくる
ああもう、こういう無秩序が私は一番嫌いなのよ!
「私の首が簡単に獲れると思わないことね!!」
中空に跳んで両側からの攻撃を躱す
敵将同士が刀をぶつけ合ったところで、ホルスターから桜番を引き抜いて
「紅炎舞ッ!!」
炎の弾丸が雨のように降り注ぎ、周囲の敵兵もまとめて撃ち抜く
雑兵の相手は私たちの役目だ
藤次郎様は、石田三成との決着をつけなければならない
「大将!
防戦も限界だ!」
武田からは佐助の声が、怒号の隙間を縫って聞こえてきた
武田軍は大将たる幸村が号令をかけないせいで、反撃に移ることもできていない
「幸村!
あなたが迷えば迷うだけ、あなたの兵たちは死ぬのよ!!」
「綾葉殿──」
「真田幸村!
一大決心で臨んだ場のようだが、腹の括り時だぜ!
一軍の将として、オメェはどうする!?」
迫る敵を桜番が撃ち、片倉様の刀が敵兵を一刀で斬り伏せる
とにかく、なるべくバラけないように……!
ここが今年一番の正念場ね!!
「──この関ヶ原にて今、すべての禍根を絶たんがために!
武田軍総員に達する!
応戦致せッ!!」
「「応──ッ!!」」
よし、これでひとまず、伊達に向かってくる敵は減るはず
伊達と武田と上杉は旗こそ違うけれど、この場においては敵ではない
とにかく今は……この場に活路を見出さないと!
「Good.
こいつは諦めじゃねぇ
一度や二度ぶった斬られようと、本気だったら──生きて、また足掻くこった」
六爪を抜き放つ藤次郎様の視線の先には、混戦の中をゆっくりと歩いてくる──石田三成
彼の目に見えている日の本は、どんな姿をしているのだろう
家康殿や幸村、そして藤次郎様の見据える日の本の未来と、彼の進む先にある日の本は、まるで違うような──
「……その通りだ、独眼竜
その時はお前も一緒に……」
「あいにく仲良しごっこは好きじゃねぇ
アンタともいつか戦り合うことになるだろうぜ」
「その時は、この拳で立ち向かおう!」
ふ、と肩で笑って、藤次郎様が石田三成と向かい合うように歩みを進めていく
家康殿もこの場を戦い抜く覚悟を決めたようだ
入り乱れる兵たちの向こうに消えていく背から視線を外し、眼前に迫った敵を撃ち抜く
私達はただひたすら円状に陣を展開し、中心にいる藤次郎様と片倉様を守っていた
石田三成はもうすぐそこだ
最上での借り、今ここで返させてもらうわ
自分がしたことに対する始末の付け方くらい、餓鬼じゃないんだから分かるはずでしょう?
「……小十郎」
「はっ
テメェら!!」
「「応ッ!!」」
拮抗させていた敵の波を押し退け、藤次郎様の周囲が開けていく
その中へ、石田三成が踏み入ってきた
迎え撃つ藤次郎様は、既に六爪を抜いている
……信じるのよ、藤次郎様のことを
私は──私はもう、何も失わないって……!
「天ノ炎!!」
切り崩されかけた陣形の敵を、天から降り注ぐ炎が焼け落とす
息をつく間もないとは、まさにこの事
これじゃあ弾がいくつあっても足りない
(それでも──戦い抜かないと!)
今この場において、私にできることはそれだけなんだから
戦い抜いて、生き残って、そして……皆で、奥州に帰るのよ──
猛烈な勢いで土煙を巻き上げ、何かが迫って来ている
いったい、関ヶ原で何が起ころうとしているっていうの!?
「関ヶ原に集いし駒共よ!
見知らぬ顔あらば、残らず斬らんと致すが良い!
旗が違わばすべて敵ぞ!
勝ち残りし者が天下人!
これぞ、天下分け目の戦場なり!」
轟音と共に姿を現したのは、巨大な大神輿
それが自動で進んで、そのまま突っ込んでくる
旗印は──毛利!?
「片倉様、あれは……!?」
「新手の軍勢だ!
政宗様、もはやこの場にて対話は不可能!
我々も応戦するべきです!」
「……」
「政宗様──」
「……Battle royalか
最低なpartyの幕開けだな
オメェら!
武田と上杉には手ぇ出すんじゃねぇぞ!」
「「オウ!!」」
伊達の兵たちが藤次郎様に覇気を返し、向かってくる敵国の兵たちと真正面からぶつかる
上杉軍は既に交戦中、武田は──防戦に徹しているらしい
(馬鹿ね、幸村!
こうなってはもう、絆だの何だのと言っている場合じゃないのよ──!)
迫り来る勢力を押し返し、伊達軍はどうにか持ち堪えている
だけどこのままでは誰も彼もが共倒れだわ
毛利元就が余計なことを言わなければ、まだ家康殿たちの声も届いていたかもしれないのに!
「おおおおお!!」
「女子とて容赦はせぬぞ──!!」
陣形もへったくれもない戦場で、右からも左からも敵が押し寄せてくる
ああもう、こういう無秩序が私は一番嫌いなのよ!
「私の首が簡単に獲れると思わないことね!!」
中空に跳んで両側からの攻撃を躱す
敵将同士が刀をぶつけ合ったところで、ホルスターから桜番を引き抜いて
「紅炎舞ッ!!」
炎の弾丸が雨のように降り注ぎ、周囲の敵兵もまとめて撃ち抜く
雑兵の相手は私たちの役目だ
藤次郎様は、石田三成との決着をつけなければならない
「大将!
防戦も限界だ!」
武田からは佐助の声が、怒号の隙間を縫って聞こえてきた
武田軍は大将たる幸村が号令をかけないせいで、反撃に移ることもできていない
「幸村!
あなたが迷えば迷うだけ、あなたの兵たちは死ぬのよ!!」
「綾葉殿──」
「真田幸村!
一大決心で臨んだ場のようだが、腹の括り時だぜ!
一軍の将として、オメェはどうする!?」
迫る敵を桜番が撃ち、片倉様の刀が敵兵を一刀で斬り伏せる
とにかく、なるべくバラけないように……!
ここが今年一番の正念場ね!!
「──この関ヶ原にて今、すべての禍根を絶たんがために!
武田軍総員に達する!
応戦致せッ!!」
「「応──ッ!!」」
よし、これでひとまず、伊達に向かってくる敵は減るはず
伊達と武田と上杉は旗こそ違うけれど、この場においては敵ではない
とにかく今は……この場に活路を見出さないと!
「Good.
こいつは諦めじゃねぇ
一度や二度ぶった斬られようと、本気だったら──生きて、また足掻くこった」
六爪を抜き放つ藤次郎様の視線の先には、混戦の中をゆっくりと歩いてくる──石田三成
彼の目に見えている日の本は、どんな姿をしているのだろう
家康殿や幸村、そして藤次郎様の見据える日の本の未来と、彼の進む先にある日の本は、まるで違うような──
「……その通りだ、独眼竜
その時はお前も一緒に……」
「あいにく仲良しごっこは好きじゃねぇ
アンタともいつか戦り合うことになるだろうぜ」
「その時は、この拳で立ち向かおう!」
ふ、と肩で笑って、藤次郎様が石田三成と向かい合うように歩みを進めていく
家康殿もこの場を戦い抜く覚悟を決めたようだ
入り乱れる兵たちの向こうに消えていく背から視線を外し、眼前に迫った敵を撃ち抜く
私達はただひたすら円状に陣を展開し、中心にいる藤次郎様と片倉様を守っていた
石田三成はもうすぐそこだ
最上での借り、今ここで返させてもらうわ
自分がしたことに対する始末の付け方くらい、餓鬼じゃないんだから分かるはずでしょう?
「……小十郎」
「はっ
テメェら!!」
「「応ッ!!」」
拮抗させていた敵の波を押し退け、藤次郎様の周囲が開けていく
その中へ、石田三成が踏み入ってきた
迎え撃つ藤次郎様は、既に六爪を抜いている
……信じるのよ、藤次郎様のことを
私は──私はもう、何も失わないって……!
「天ノ炎!!」
切り崩されかけた陣形の敵を、天から降り注ぐ炎が焼け落とす
息をつく間もないとは、まさにこの事
これじゃあ弾がいくつあっても足りない
(それでも──戦い抜かないと!)
今この場において、私にできることはそれだけなんだから
戦い抜いて、生き残って、そして……皆で、奥州に帰るのよ──
