46 大集合・学院生徒会その三
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「はい次、愛」
「ごほっ」
油断したな?
恋バナ暴露大会はどこから矢が飛んでくるか分からないから面白いんだよ
綺麗にお茶を吹きこぼしたお嬢様一号は、部屋に備え付けのティッシュで上品に口元を吹いた
「油断も隙もあったものじゃないわね……」
「その次は登勢だよ」
「独裁者……」
「先に餌食になった人間の特権だよ」
バリッと新しいポテチの袋をパーティー開けして、ジュースをコップに注ぐ
矛先を向けられた愛は居心地悪そうにしていた
恥ずかしいよね、分かるよ
私がさっきまでそれだったからね!
「まあね、愛と佐助先輩がどんだけ仲良いかは、私もよーく知ってるんだけど」
「そうね……」
「そういえば私、馴れ初めは知らないかも」
「おっと?」
なんと、ここで登勢だけが馴れ初めを知らないときた
これは教えてやらねばならんだろう!
今思い返しても、変な経緯だったなとは思うけど
「元々、愛は政宗様と婚約してたよね?」
「そうそう、それでお互いに相性悪いなってなって、婚約破棄になったんだよね?」
「一応は田村から婚約を破棄したことになってるけどね
そもそもあの婚約、私は気乗りしてなかったし」
「そうなの?
でも愛は政宗様のご正室だったでしょ?」
「私は登勢と違って、政宗様へ恋愛感情なんて持ってなかったもの
というか、こっちから願い下げよ、あんな浮気男!」
「浮気男なの!?
そうは見えなかったのに……人って見かけによらないんだね……」
「前世の政宗さんは側室も多かったらしいから……」
愛がご立腹な様子でポテチを鷲掴みした
それを手のひらに乗せて一枚ずつ食べるあたり、やはりお嬢様である
お嬢様はね、大きいチップスを一口で食べたりしないんだよ
「今はそんなことないから安心してほしいけどね」
「それは見れば分かる」
「面白いくらい夕歌一筋だもん、政宗様」
「今というか、昔からそうだったわよ?」
愛は不思議そうに言って、ジュースを飲んだ
政宗さん……前世の『政宗様』が、なぜ側室を何人も置いたのか
その理由を知っているからこそ、愛も政宗さんを嫌いにはなれなかったのかもしれない
悪い人じゃないのは確かだもんね
「大事にしてもらえなかったの?」
「……正室としてそれなりに大事にはしてもらえてた、と思う
だけど入ってくる側室、面白いくらい夕歌と似た雰囲気の姫ばっかりよ
未練タラタラにも程があるったら!」
「ある意味では一途だな」
ひええ、と私の喉から小さな悲鳴が出た
そこまで女々しい人には思わなかったけど……
ああでも、私の前ではちょっと格好つけてたのかな?
伊達男は隙があるんだか無いんだか分かんないな
「で、それがまたどうして佐助さんに」
「お前かなり趣味が悪くないか?」
「それはかすがが佐助先輩のこと嫌ってるからでしょ」
「それはもちろん……ザ・一目惚れよ」
「だと思った」
「格好いいもんね」
真顔で頷く私の横で、登勢はくすくすと笑って、グラスにジュースを注いだ
そろそろオレンジジュースもなくなりそうだな、次はリンゴジュースにでもするか
「お父さんから反対されなかった?
佐助先輩ってほら……ね?」
「されたわよ、でもそこで折れる私じゃないから」
「さすが愛、青葉城の女をまとめ上げた女傑」
「強い……」
愛曰く、勘当上等
誰がそこまで気の強い女になれと言ったのか
でも政宗さんと気が合わないってんだから、そりゃ気の強い女だよ
「結婚は?」
「大学を卒業してからの予定よ」
「そこは私と一緒だ
私も成実くんとは、お互い社会人生活が落ち着いてからにしようって約束してるの」
「え、登勢って働くの!?」
「もちろん
父の会社で働くことになってるんだ」
「愛も!?」
「私は卒業したら専業主婦よ」
「だよね!」
昨今はお嬢様でも働かないといけないんだ
世知辛い世の中だな……
誰も好き好んで労働なんてしたくないってのに……
「夕歌も働くんでしょ?」
「私は次期社長なので……
あと働いてないと、フリーターはまずいよなって……」
「庶民感覚が抜けないのね……」
「でもちょっと安心しちゃった……」
別に経営は藤野一族から社外取締役にしてもいいとは思うんだけど
なんというか、本当に……働いてないと世間的にまずいかなって……
庶民は働いて金を稼いで生きていかなきゃいけないから……
「この中で一番、働かなくてもいい人が働くってわけね……
……私も働こうかしら」
「佐助さんが許可しなさそう」
「分かる
外に出したがらないよね、佐助先輩」
「……そんな奴だったか?」
佐助先輩を最もよく知るかすがは、そう言って腕を摩った
分かる、分かるよ
犬猿の仲とも言える人のデレデレした顔、想像できないよね
まあ佐助先輩とかすがは、互いへの感情の根底に信頼感情があるから、犬猿の仲と言うのは不適切だけど
「ごほっ」
油断したな?
恋バナ暴露大会はどこから矢が飛んでくるか分からないから面白いんだよ
綺麗にお茶を吹きこぼしたお嬢様一号は、部屋に備え付けのティッシュで上品に口元を吹いた
「油断も隙もあったものじゃないわね……」
「その次は登勢だよ」
「独裁者……」
「先に餌食になった人間の特権だよ」
バリッと新しいポテチの袋をパーティー開けして、ジュースをコップに注ぐ
矛先を向けられた愛は居心地悪そうにしていた
恥ずかしいよね、分かるよ
私がさっきまでそれだったからね!
「まあね、愛と佐助先輩がどんだけ仲良いかは、私もよーく知ってるんだけど」
「そうね……」
「そういえば私、馴れ初めは知らないかも」
「おっと?」
なんと、ここで登勢だけが馴れ初めを知らないときた
これは教えてやらねばならんだろう!
今思い返しても、変な経緯だったなとは思うけど
「元々、愛は政宗様と婚約してたよね?」
「そうそう、それでお互いに相性悪いなってなって、婚約破棄になったんだよね?」
「一応は田村から婚約を破棄したことになってるけどね
そもそもあの婚約、私は気乗りしてなかったし」
「そうなの?
でも愛は政宗様のご正室だったでしょ?」
「私は登勢と違って、政宗様へ恋愛感情なんて持ってなかったもの
というか、こっちから願い下げよ、あんな浮気男!」
「浮気男なの!?
そうは見えなかったのに……人って見かけによらないんだね……」
「前世の政宗さんは側室も多かったらしいから……」
愛がご立腹な様子でポテチを鷲掴みした
それを手のひらに乗せて一枚ずつ食べるあたり、やはりお嬢様である
お嬢様はね、大きいチップスを一口で食べたりしないんだよ
「今はそんなことないから安心してほしいけどね」
「それは見れば分かる」
「面白いくらい夕歌一筋だもん、政宗様」
「今というか、昔からそうだったわよ?」
愛は不思議そうに言って、ジュースを飲んだ
政宗さん……前世の『政宗様』が、なぜ側室を何人も置いたのか
その理由を知っているからこそ、愛も政宗さんを嫌いにはなれなかったのかもしれない
悪い人じゃないのは確かだもんね
「大事にしてもらえなかったの?」
「……正室としてそれなりに大事にはしてもらえてた、と思う
だけど入ってくる側室、面白いくらい夕歌と似た雰囲気の姫ばっかりよ
未練タラタラにも程があるったら!」
「ある意味では一途だな」
ひええ、と私の喉から小さな悲鳴が出た
そこまで女々しい人には思わなかったけど……
ああでも、私の前ではちょっと格好つけてたのかな?
伊達男は隙があるんだか無いんだか分かんないな
「で、それがまたどうして佐助さんに」
「お前かなり趣味が悪くないか?」
「それはかすがが佐助先輩のこと嫌ってるからでしょ」
「それはもちろん……ザ・一目惚れよ」
「だと思った」
「格好いいもんね」
真顔で頷く私の横で、登勢はくすくすと笑って、グラスにジュースを注いだ
そろそろオレンジジュースもなくなりそうだな、次はリンゴジュースにでもするか
「お父さんから反対されなかった?
佐助先輩ってほら……ね?」
「されたわよ、でもそこで折れる私じゃないから」
「さすが愛、青葉城の女をまとめ上げた女傑」
「強い……」
愛曰く、勘当上等
誰がそこまで気の強い女になれと言ったのか
でも政宗さんと気が合わないってんだから、そりゃ気の強い女だよ
「結婚は?」
「大学を卒業してからの予定よ」
「そこは私と一緒だ
私も成実くんとは、お互い社会人生活が落ち着いてからにしようって約束してるの」
「え、登勢って働くの!?」
「もちろん
父の会社で働くことになってるんだ」
「愛も!?」
「私は卒業したら専業主婦よ」
「だよね!」
昨今はお嬢様でも働かないといけないんだ
世知辛い世の中だな……
誰も好き好んで労働なんてしたくないってのに……
「夕歌も働くんでしょ?」
「私は次期社長なので……
あと働いてないと、フリーターはまずいよなって……」
「庶民感覚が抜けないのね……」
「でもちょっと安心しちゃった……」
別に経営は藤野一族から社外取締役にしてもいいとは思うんだけど
なんというか、本当に……働いてないと世間的にまずいかなって……
庶民は働いて金を稼いで生きていかなきゃいけないから……
「この中で一番、働かなくてもいい人が働くってわけね……
……私も働こうかしら」
「佐助さんが許可しなさそう」
「分かる
外に出したがらないよね、佐助先輩」
「……そんな奴だったか?」
佐助先輩を最もよく知るかすがは、そう言って腕を摩った
分かる、分かるよ
犬猿の仲とも言える人のデレデレした顔、想像できないよね
まあ佐助先輩とかすがは、互いへの感情の根底に信頼感情があるから、犬猿の仲と言うのは不適切だけど
