44 大集合・学院生徒会
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さて、日も落ちてあたりも暗くなった夜八時──
「お楽しみの肝試しpartyの始まりだッ!!」
「何っにも楽しみじゃないッ!!」
浜辺に私の大声が響き渡った
我々の手には懐中電灯
嫌な予感って本当によく当たるなぁ!!
「ruleは至ってsimpleだ
決められたrouteを辿って、goal地点にある花火を取って戻ってこい
ま、前回は事件が起きたりもしたが……」
「被害者ならここにいますよ」
「抜け道ならあの後すぐ塞いだ、部外者は入ってこられねぇ
安心してthrillを楽しみな」
「なんで笑って言うんですか」
「お前の悲鳴、楽しみにしてるぜ?」
「サイッテー!!」
ホラーが苦手な人に対して、なんてことを!!
いいもん、こっちにはかすががいるから!!
「かすが、頼んだ」
「任せておけ
不審者だろうが幽霊だろうが、私に殺せぬものはない」
「幽霊は既に死んでるから殺すも何もないと思うけど頼りにしてる!!」
政宗さんは前回同様、慶次先輩と組んだ
地元の人間連れて行かないと無理、と迫真の顔で腕を掴む慶次先輩を、政宗さんはゾッとした顔で見ている
成実は登勢とだ
そういえば登勢って怖いのは大丈夫なんだろうか
まあ、成実が守ってくれるから心配いらないかな
「佐助様っ、楽しみですね!
何が出るんでしょう?」
「いやぁ何も出ないと思うけど……」
愛はさすが肝が据わっているだけある
幸村君は親泰君に捕まった
親泰君から、何がなんでも元親先輩とは一緒になりたくないという意志を感じる
信幸先輩は綱元先輩と
……あの組み合わせ、お化けのほうが怖くて近寄れないんじゃないかな
元親先輩と元就先輩はやっぱりペアで組まされた
前回に引き続き、道中喧嘩しないかが心配されている
なお、留守番役は片倉先生と和真さん
「スタートの順番は?」
「くじだろ」
政宗さんがそう言って筒を取り出した
割り箸がペア数分入っている
……王様ゲームみたいだな、これ
「かすが、今度こそ引いてきて!
無難な順番で!」
「お前が引いてくるといい
私はこういう時、くじ運が良い
大トリになるぞ」
「くっ……!」
大トリは嫌だ……!
トップバッターなみに嫌だ……!!
順番を決めるくじに手を伸ばして、迷った末に一本を掴む
せーので引き出して、順番は!
「どうだった、夕歌?」
無言で戻ってきた私に、かすがが尋ねてくる
私は割り箸の先に書かれた番号を見せた
「トップバッター引いちゃった☆」
「ブレないな」
そうだね、私もそう思う
なぜ二回連続で我々がトップバッターなのか
どうしてそう、決して高くない確率を引いてしまうんだろう……
*********************
真っ暗闇の道を、かすがに引っ付いたまま進んでいく
「うう〜……」
「四年経っても怖いのは変わらず、か
可愛らしいな」
「可愛らしくはない……」
かすがの左腕に抱き着いたまま、懐中電灯で数歩先を照らしていく
聞こえてくるのは私達の足音、草が揺れる音、遠くから聞こえる波の音だけ
やがてチェックポイントである東屋が見えてきた
手持ち花火を一本ずつ手に取り、帰り道へと進んでいく
Uターンというわけではないのが腹立たしい
「前回はここまで来られなかったもんね……」
「そうだな」
カサ、と足元で何かが音を立てて、私が思いっ切り跳ねた
隣でかすがが顔を背けて笑っている
「わ、笑わないでよ!!」
「いや……すまない、あまりにも過剰反応で……」
「こっちは本気でビビってんだぞ!!」
その時、私の持っていた懐中電灯の灯りが消えた
「ッ……!!」
自分の喉から声にならない悲鳴が出る
カチカチとスイッチを入り切りしても、懐中電灯は点いてくれない
「ひ、ひぃ……」
「電池切れではないか?」
「かなぁ……?
そうだよね……!?」
そんな、心霊現象とかそんなの、あってたまるか……!
幽霊はいない、幽霊はいない、幽霊はいない……!!
ダラダラと冷や汗が止まらないまま、無理やりに足を動かして先へ進む
そんな私達の眼前に、ぼんやりと不思議な灯りが浮かんだ
薄気味悪い緑色の……火の玉だ
それは二つ、三つ……と数を増やしていく
「イ゛ヤ゛ァァァーッ!?」
自分の喉から出たとは思えない悲鳴が響き渡る
叫んだついでに、かすがの腕に遠慮なくしがみついておいた
「な、なに、何あれ、浮いてる、浮いてる!!」
「落ち着け夕歌、あれはトリックが──」
「もぉぉぉやだー!
誰もここまで本格的にやれとは言ってない!!」
しかもこれ、我々の帰り道だ
もういっそここで震えてたら、次のペアが追いついてきてくれたりしないかな
完全に足がすくんでしまった私の背後から、ドタバタと足音が近付いてくる
「ヒィィィィィ」
「どう考えても人間の足音だぞ」
「そうは言ったってさぁ!!」
分かってるけどさぁ!!
何が起きても怖いんだって、今!!
「ご無事でござるか!?」
「なんか、すごい悲鳴が聞こえてきたけど!?」
「ゆ、幸村君ッ、親泰君ッ!!
あのあのあのあそこに、あそこに火の玉がいっぱい!!」
私が指さした方向を親泰君たちが見る
あれ……火の玉の数、なんか増えてない……?
背筋が凍り付いて声も出ない私の隣で、親泰君が「ヒュッ……」と喉を鳴らした
「お楽しみの肝試しpartyの始まりだッ!!」
「何っにも楽しみじゃないッ!!」
浜辺に私の大声が響き渡った
我々の手には懐中電灯
嫌な予感って本当によく当たるなぁ!!
「ruleは至ってsimpleだ
決められたrouteを辿って、goal地点にある花火を取って戻ってこい
ま、前回は事件が起きたりもしたが……」
「被害者ならここにいますよ」
「抜け道ならあの後すぐ塞いだ、部外者は入ってこられねぇ
安心してthrillを楽しみな」
「なんで笑って言うんですか」
「お前の悲鳴、楽しみにしてるぜ?」
「サイッテー!!」
ホラーが苦手な人に対して、なんてことを!!
いいもん、こっちにはかすががいるから!!
「かすが、頼んだ」
「任せておけ
不審者だろうが幽霊だろうが、私に殺せぬものはない」
「幽霊は既に死んでるから殺すも何もないと思うけど頼りにしてる!!」
政宗さんは前回同様、慶次先輩と組んだ
地元の人間連れて行かないと無理、と迫真の顔で腕を掴む慶次先輩を、政宗さんはゾッとした顔で見ている
成実は登勢とだ
そういえば登勢って怖いのは大丈夫なんだろうか
まあ、成実が守ってくれるから心配いらないかな
「佐助様っ、楽しみですね!
何が出るんでしょう?」
「いやぁ何も出ないと思うけど……」
愛はさすが肝が据わっているだけある
幸村君は親泰君に捕まった
親泰君から、何がなんでも元親先輩とは一緒になりたくないという意志を感じる
信幸先輩は綱元先輩と
……あの組み合わせ、お化けのほうが怖くて近寄れないんじゃないかな
元親先輩と元就先輩はやっぱりペアで組まされた
前回に引き続き、道中喧嘩しないかが心配されている
なお、留守番役は片倉先生と和真さん
「スタートの順番は?」
「くじだろ」
政宗さんがそう言って筒を取り出した
割り箸がペア数分入っている
……王様ゲームみたいだな、これ
「かすが、今度こそ引いてきて!
無難な順番で!」
「お前が引いてくるといい
私はこういう時、くじ運が良い
大トリになるぞ」
「くっ……!」
大トリは嫌だ……!
トップバッターなみに嫌だ……!!
順番を決めるくじに手を伸ばして、迷った末に一本を掴む
せーので引き出して、順番は!
「どうだった、夕歌?」
無言で戻ってきた私に、かすがが尋ねてくる
私は割り箸の先に書かれた番号を見せた
「トップバッター引いちゃった☆」
「ブレないな」
そうだね、私もそう思う
なぜ二回連続で我々がトップバッターなのか
どうしてそう、決して高くない確率を引いてしまうんだろう……
*********************
真っ暗闇の道を、かすがに引っ付いたまま進んでいく
「うう〜……」
「四年経っても怖いのは変わらず、か
可愛らしいな」
「可愛らしくはない……」
かすがの左腕に抱き着いたまま、懐中電灯で数歩先を照らしていく
聞こえてくるのは私達の足音、草が揺れる音、遠くから聞こえる波の音だけ
やがてチェックポイントである東屋が見えてきた
手持ち花火を一本ずつ手に取り、帰り道へと進んでいく
Uターンというわけではないのが腹立たしい
「前回はここまで来られなかったもんね……」
「そうだな」
カサ、と足元で何かが音を立てて、私が思いっ切り跳ねた
隣でかすがが顔を背けて笑っている
「わ、笑わないでよ!!」
「いや……すまない、あまりにも過剰反応で……」
「こっちは本気でビビってんだぞ!!」
その時、私の持っていた懐中電灯の灯りが消えた
「ッ……!!」
自分の喉から声にならない悲鳴が出る
カチカチとスイッチを入り切りしても、懐中電灯は点いてくれない
「ひ、ひぃ……」
「電池切れではないか?」
「かなぁ……?
そうだよね……!?」
そんな、心霊現象とかそんなの、あってたまるか……!
幽霊はいない、幽霊はいない、幽霊はいない……!!
ダラダラと冷や汗が止まらないまま、無理やりに足を動かして先へ進む
そんな私達の眼前に、ぼんやりと不思議な灯りが浮かんだ
薄気味悪い緑色の……火の玉だ
それは二つ、三つ……と数を増やしていく
「イ゛ヤ゛ァァァーッ!?」
自分の喉から出たとは思えない悲鳴が響き渡る
叫んだついでに、かすがの腕に遠慮なくしがみついておいた
「な、なに、何あれ、浮いてる、浮いてる!!」
「落ち着け夕歌、あれはトリックが──」
「もぉぉぉやだー!
誰もここまで本格的にやれとは言ってない!!」
しかもこれ、我々の帰り道だ
もういっそここで震えてたら、次のペアが追いついてきてくれたりしないかな
完全に足がすくんでしまった私の背後から、ドタバタと足音が近付いてくる
「ヒィィィィィ」
「どう考えても人間の足音だぞ」
「そうは言ったってさぁ!!」
分かってるけどさぁ!!
何が起きても怖いんだって、今!!
「ご無事でござるか!?」
「なんか、すごい悲鳴が聞こえてきたけど!?」
「ゆ、幸村君ッ、親泰君ッ!!
あのあのあのあそこに、あそこに火の玉がいっぱい!!」
私が指さした方向を親泰君たちが見る
あれ……火の玉の数、なんか増えてない……?
背筋が凍り付いて声も出ない私の隣で、親泰君が「ヒュッ……」と喉を鳴らした
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