44 大集合・学院生徒会
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目の前にはリゾートホテルもかくやという大別荘
ここに来るのは三度目ながら、毎度のように圧倒されてしまう
「やっぱ頭おかしいぜ」
「佐助先輩もそう思います?
私もそう思います」
「所有者一族の人がそれ言っちゃ駄目だろ……」
「ほう?
つまり貴様は夕歌の頭がおかしいと言いたいのか?」
「ものすごい言いがかりと難癖を付けられた気がすんだけど、俺様の気のせい?」
私は黙って首を振った
私のことが絡んだ時のかすがを、私が止められるわけないだろう
「とりあえず入ろうぜ
……毛利と元親は?」
「あれ?
そういえばバスを降りてから姿を見てないような……」
成実と一緒に周囲を見渡すと、浜辺で向かい合う二人を発見
元親先輩の隣には、親泰君がヘッドロックをかけられたまま立っている
「ここで会ったが百年目!
いつかの借りは返させてもらうぜ、毛利よぅ……!」
「ほう……
その空洞だらけの脳も、たまには仕事をすると見た
ならばその数年越しの貸し、利子まで付けて支払ってもらおうぞ」
「なんで俺まで巻き込まれなきゃいけないんだよぉぉぉ!!」
静かに睨み合う二人の間で、親泰君の渾身の叫びが響く
可哀想に……親泰君は完全にとばっちりだ
「あちゃあ、親泰のお馬鹿さん……」
「前回来たときに、このやり取りがなかったのって奇跡だったんだな……」
「Ha!
毛利が相手たぁ、また借りちゃならねぇ相手に借りを作ったもんだ」
「そうなんですか?」
先に別荘へ入っていた政宗さんが、いつの間にか私の隣に来ていた
どんどんギャラリーが増えていくな
「元親の家の長曾我部海運と、毛利傘下の村上海運は競合企業だ」
「おお、綱元先輩まで見物に」
「元親のやつ、毛利にどんな借りを作ったってんだい?」
頭の後ろで手を組んで、慶次先輩が浜辺の一戦を見やる
さすがの慶次先輩も、これには参加したくないようだ
「し、成実殿!
親泰殿をお助けせねばならぬのでは!」
「俺はパス
まだ命が惜しい」
「Me too.
どうせいつもの小競り合いだ、partyにもなりゃしねぇ」
「行くと言うのなら止めはしないぞ?
自己責任だが」
伊達家三人衆にそう言われ、幸村君は「なんと……!」と驚いたように目を丸くした
そうして浜辺を見つめるその眼差しは、義憤に燃えている
「旦那、俺様は止めたぜ」
「……だが、ここで見捨てるは友に非ず!
某、親泰殿をお助け致すァッ!!」
「うぇぇ!?
マジで突っ込むってのかい!?」
慶次先輩の驚嘆も何のその、幸村君は「ぬぅおぉぉぉお!!」と雄叫びを上げて浜辺へと駆け下りていった
眼下では二人が一触即発の雰囲気だ
巻き込まれた親泰君は、我が身の無事を諦めたかのように抵抗をやめていた
「行くぜ毛利ィ!!
親泰ッ、腹ァ括りやがれ!!」
「もう首から括りたい気分だよ俺は」
元親先輩(と抱えられたままの親泰君)が、元就先輩へと駆け出す
そこへジェットもかくやの勢いで突っ込んでいくのは、我らが幸村君だ
「親泰殿ぁぁぁぁ!!」
「ばッ、幸村!
何しに来たんだよ!?」
「真田源次郎幸村、親泰殿をお助けに参ったぁッ!!
長曾我部殿ッ!!
親泰殿を離さ」
「焼け焦げよ!!」
「どわぁぁぁぁぁああッ!!」
「旦那ァァァ!!」
浜辺に日輪からの一撃が降り注ぎ、幸村君が派手に吹っ飛んでいった
なお着弾地点にいたはずの長曾我部ブラザーズは無傷だ
さすが互いに因縁の相手なだけある
「今年は幸村が焼けたか……」
「去年は佐助先輩だったもんね」
「あれは佐助が余計なことを毛利に言ったせいで、自業自得なんだが……」
綱元先輩がそう言って、やれやれというふうに肩を竦めて去っていった
ギャラリーも続々と去っていき、残ったのは仲良しクインテットのみだ
「おーい!
いつまでやってんだ、瀬戸内の二人ー!」
「二人?
親泰君は?」
「あっちで伸びてる」
成実の指差す方向には、焼け焦げてこそいないものの、顔面から砂浜に倒れ込んだ親泰君がいる
「ち、親泰君ー!!」
慌てて駆け寄って親泰君を抱き起こす
ベシベシと頬を往復ビンタすると、親泰君は呻いて起き上がった
「起こし方が雑すぎねぇか?」
「こうしたら意識も戻るかなって……」
「巻き添えになるとは、運のない奴だ
水だ、飲めるか?」
かすがの差し出した水を親泰君が受け取り、ゴッゴッと音を立てて飲む
そうして親泰君は、殺意の籠もった目で元親先輩を睨み
「……コロス……」
「親泰君が絶対に言わなさそうな言葉を言ってる……」
「積年の恨みって大変だねぇ」
「あ、佐助先輩」
背中に幸村君を背負った佐助先輩が、親泰君を見下ろしてきた
幸村君は全然元気なんだけど、ちょっとプスプス言っている
未だにやり合っている先輩方は放っておくことに決めて、私達は別荘へと入ることにした
これから昼食を兼ねたバーベキューを浜辺でやる予定だけど、遅れてきた人のために食材を残しておく──などという殊勝な人間は、残念ながらここにはいない
世は弱肉強食、遅れてきたやつが悪いのだ
ここに来るのは三度目ながら、毎度のように圧倒されてしまう
「やっぱ頭おかしいぜ」
「佐助先輩もそう思います?
私もそう思います」
「所有者一族の人がそれ言っちゃ駄目だろ……」
「ほう?
つまり貴様は夕歌の頭がおかしいと言いたいのか?」
「ものすごい言いがかりと難癖を付けられた気がすんだけど、俺様の気のせい?」
私は黙って首を振った
私のことが絡んだ時のかすがを、私が止められるわけないだろう
「とりあえず入ろうぜ
……毛利と元親は?」
「あれ?
そういえばバスを降りてから姿を見てないような……」
成実と一緒に周囲を見渡すと、浜辺で向かい合う二人を発見
元親先輩の隣には、親泰君がヘッドロックをかけられたまま立っている
「ここで会ったが百年目!
いつかの借りは返させてもらうぜ、毛利よぅ……!」
「ほう……
その空洞だらけの脳も、たまには仕事をすると見た
ならばその数年越しの貸し、利子まで付けて支払ってもらおうぞ」
「なんで俺まで巻き込まれなきゃいけないんだよぉぉぉ!!」
静かに睨み合う二人の間で、親泰君の渾身の叫びが響く
可哀想に……親泰君は完全にとばっちりだ
「あちゃあ、親泰のお馬鹿さん……」
「前回来たときに、このやり取りがなかったのって奇跡だったんだな……」
「Ha!
毛利が相手たぁ、また借りちゃならねぇ相手に借りを作ったもんだ」
「そうなんですか?」
先に別荘へ入っていた政宗さんが、いつの間にか私の隣に来ていた
どんどんギャラリーが増えていくな
「元親の家の長曾我部海運と、毛利傘下の村上海運は競合企業だ」
「おお、綱元先輩まで見物に」
「元親のやつ、毛利にどんな借りを作ったってんだい?」
頭の後ろで手を組んで、慶次先輩が浜辺の一戦を見やる
さすがの慶次先輩も、これには参加したくないようだ
「し、成実殿!
親泰殿をお助けせねばならぬのでは!」
「俺はパス
まだ命が惜しい」
「Me too.
どうせいつもの小競り合いだ、partyにもなりゃしねぇ」
「行くと言うのなら止めはしないぞ?
自己責任だが」
伊達家三人衆にそう言われ、幸村君は「なんと……!」と驚いたように目を丸くした
そうして浜辺を見つめるその眼差しは、義憤に燃えている
「旦那、俺様は止めたぜ」
「……だが、ここで見捨てるは友に非ず!
某、親泰殿をお助け致すァッ!!」
「うぇぇ!?
マジで突っ込むってのかい!?」
慶次先輩の驚嘆も何のその、幸村君は「ぬぅおぉぉぉお!!」と雄叫びを上げて浜辺へと駆け下りていった
眼下では二人が一触即発の雰囲気だ
巻き込まれた親泰君は、我が身の無事を諦めたかのように抵抗をやめていた
「行くぜ毛利ィ!!
親泰ッ、腹ァ括りやがれ!!」
「もう首から括りたい気分だよ俺は」
元親先輩(と抱えられたままの親泰君)が、元就先輩へと駆け出す
そこへジェットもかくやの勢いで突っ込んでいくのは、我らが幸村君だ
「親泰殿ぁぁぁぁ!!」
「ばッ、幸村!
何しに来たんだよ!?」
「真田源次郎幸村、親泰殿をお助けに参ったぁッ!!
長曾我部殿ッ!!
親泰殿を離さ」
「焼け焦げよ!!」
「どわぁぁぁぁぁああッ!!」
「旦那ァァァ!!」
浜辺に日輪からの一撃が降り注ぎ、幸村君が派手に吹っ飛んでいった
なお着弾地点にいたはずの長曾我部ブラザーズは無傷だ
さすが互いに因縁の相手なだけある
「今年は幸村が焼けたか……」
「去年は佐助先輩だったもんね」
「あれは佐助が余計なことを毛利に言ったせいで、自業自得なんだが……」
綱元先輩がそう言って、やれやれというふうに肩を竦めて去っていった
ギャラリーも続々と去っていき、残ったのは仲良しクインテットのみだ
「おーい!
いつまでやってんだ、瀬戸内の二人ー!」
「二人?
親泰君は?」
「あっちで伸びてる」
成実の指差す方向には、焼け焦げてこそいないものの、顔面から砂浜に倒れ込んだ親泰君がいる
「ち、親泰君ー!!」
慌てて駆け寄って親泰君を抱き起こす
ベシベシと頬を往復ビンタすると、親泰君は呻いて起き上がった
「起こし方が雑すぎねぇか?」
「こうしたら意識も戻るかなって……」
「巻き添えになるとは、運のない奴だ
水だ、飲めるか?」
かすがの差し出した水を親泰君が受け取り、ゴッゴッと音を立てて飲む
そうして親泰君は、殺意の籠もった目で元親先輩を睨み
「……コロス……」
「親泰君が絶対に言わなさそうな言葉を言ってる……」
「積年の恨みって大変だねぇ」
「あ、佐助先輩」
背中に幸村君を背負った佐助先輩が、親泰君を見下ろしてきた
幸村君は全然元気なんだけど、ちょっとプスプス言っている
未だにやり合っている先輩方は放っておくことに決めて、私達は別荘へと入ることにした
これから昼食を兼ねたバーベキューを浜辺でやる予定だけど、遅れてきた人のために食材を残しておく──などという殊勝な人間は、残念ながらここにはいない
世は弱肉強食、遅れてきたやつが悪いのだ
