42 続・サマートリップin北米
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二日間のトロント旅行を終え、私達は次の目的地であるバンクーバーへと渡った
カナダの端から端ということもあり、交通手段は普通に飛行機だ
「んー!
着いたー!」
「休みなしで旅行してるが、疲れてねぇか?」
「体力あるんで!」
手荷物を受け取って空港を出る
しっかし、大きい空港だなぁ
「……ん?
日本語が聞こえた……」
二人してそちらを見やると、そこにはまたもや、見慣れた顔が一人
……カナダって人気なのかな、金持ち共に
「見なかったことにしていいですか?」
「奇遇だな、俺もそうしようと思ったところだ」
その人に背を向け、そそくさとその場を後にする
……前に、「えぇー!!」という声が聞こえてきた
「独眼竜に夕歌!?
なんだってこんなところにいるんだい?」
「……チッ」
政宗さんが舌打ちをした
成実といい政宗さんといい、慶次先輩に対してどうしてこうも当たりが強いんだろう
「おお!
独眼竜に夕歌ではないか!
卒業式以来だなぁ!」
「お久しゅうございまする!」
「利家先輩、まつ先輩!?
わー!
お久しぶりです!」
まつ先輩と手を握ってきゃっきゃと飛び跳ねる
どうやら前田家総出でカナダ旅行に来ているらしい
「先輩方はどうしてカナダに?」
「ああ、利とまつ姉ちゃんの新婚旅行でね」
「せっかくでございまするゆえ、慶次も共に連れて参りました」
「なかなか三人で海外旅行をする機会もないのでな
二人は休暇中か?」
「バースデー休暇です
誕生日がお互いに近いので」
「そうだったのか?
だが、その様子では我らと同じ便で来たわけてはないようだが……」
「実は先週からアメリカにいまして
トロントから着いたばっかりなんです
バンクーバーから帰国する予定で」
「しっかり大富豪の金の使い方だねぇ……」
政宗さんが鼻を鳴らしてそっぽを向く
大富豪の金の使い方をしたという自覚がおありのようで何よりだ
前田家とは宿泊する先も違うので、そこでお別れ
良い旅を、と互いに挨拶して、私と政宗さんは空港を出た
「今日はダウンタウンの散策ですね!」
「明日の行先は決まったのか?」
「明日は……吊り橋であるとか何とか聞いたので……」
「声震えてんぞ」
「……引き続き市内観光で」
「正直なこった」
目の前にはやはり黒塗りの高級車が待ち構えている
もう何も言うまい
キャリーバッグをトランクに詰め込んで、後部座席へと乗り込む
車は微かな振動のあと、滑らかに動き出した
「今日のところはひとまず蒸気時計が見たいなぁと」
「Fum……なるほどな
ならdinnerまでの時間、escortは任せな」
「えっ、やった!」
「言っておくがVancouver自体、俺は二度目だ
穴場なんざ知らねぇぜ」
「いいんですよ、王道の観光コースで」
そんなこんなでホテルに到着して、またもや一番いい部屋に通された私達は、荷物を置いてすぐさま市内へと繰り出した
なにせ時間はお昼時
めちゃくちゃお腹が空いている!
「とりあえず、親父にオススメのrestaurantは聞いておいた
親父のchoiceなら間違いないだろ」
「おお、本当に知らないんだ、穴場スポット」
「hamburgerは食い飽きたか?」
「全然!」
「なら決まりだな」
政宗さんに手を引かれて、市内へ一歩を踏み出す
夏なのに涼しくて、散策にはもってこいだ
市内でもたまに日本人観光客とすれ違うから、意外とカナダって人気なんだなぁ
まあ親日国だって聞くしね
「お土産どうしましょう」
「Ah……無難にmaple syrupか?」
「定番ですよねぇ」
信号が青になって横断歩道を渡る
街並みの景色を堪能しつつのんびりと歩いていると、どうやらお目当てのお店が見つかったらしい
政宗さんが英語でウェイターに何かを言って、ウェイターが一度だけ奥に引っ込んでいく
そうして明らかに支配人っぽい人が現れて、私達を一番奥の個室へと案内した
……これは予想外だったな
「カナダって何が名物なんですか?」
「seafood……oyster,salmonか」
「……牡蠣はあたりそうなので……」
「だったらsalmonをたらふく食っとけ」
「はい!」
サーモンは大好物だ!
言われなくてもたらふく食ってやろうじゃないか!!
「……それにしても……」
ウェイターやお客さんを見渡して、それから政宗さんを見上げる
周りが高身長だらけで、小人になった気分だ
日本人女性の平均身長って、海外に比べると小さいんだなぁ……
……政宗さんと片倉先生はタッパがありすぎるだけな気もするけど
カナダの端から端ということもあり、交通手段は普通に飛行機だ
「んー!
着いたー!」
「休みなしで旅行してるが、疲れてねぇか?」
「体力あるんで!」
手荷物を受け取って空港を出る
しっかし、大きい空港だなぁ
「……ん?
日本語が聞こえた……」
二人してそちらを見やると、そこにはまたもや、見慣れた顔が一人
……カナダって人気なのかな、金持ち共に
「見なかったことにしていいですか?」
「奇遇だな、俺もそうしようと思ったところだ」
その人に背を向け、そそくさとその場を後にする
……前に、「えぇー!!」という声が聞こえてきた
「独眼竜に夕歌!?
なんだってこんなところにいるんだい?」
「……チッ」
政宗さんが舌打ちをした
成実といい政宗さんといい、慶次先輩に対してどうしてこうも当たりが強いんだろう
「おお!
独眼竜に夕歌ではないか!
卒業式以来だなぁ!」
「お久しゅうございまする!」
「利家先輩、まつ先輩!?
わー!
お久しぶりです!」
まつ先輩と手を握ってきゃっきゃと飛び跳ねる
どうやら前田家総出でカナダ旅行に来ているらしい
「先輩方はどうしてカナダに?」
「ああ、利とまつ姉ちゃんの新婚旅行でね」
「せっかくでございまするゆえ、慶次も共に連れて参りました」
「なかなか三人で海外旅行をする機会もないのでな
二人は休暇中か?」
「バースデー休暇です
誕生日がお互いに近いので」
「そうだったのか?
だが、その様子では我らと同じ便で来たわけてはないようだが……」
「実は先週からアメリカにいまして
トロントから着いたばっかりなんです
バンクーバーから帰国する予定で」
「しっかり大富豪の金の使い方だねぇ……」
政宗さんが鼻を鳴らしてそっぽを向く
大富豪の金の使い方をしたという自覚がおありのようで何よりだ
前田家とは宿泊する先も違うので、そこでお別れ
良い旅を、と互いに挨拶して、私と政宗さんは空港を出た
「今日はダウンタウンの散策ですね!」
「明日の行先は決まったのか?」
「明日は……吊り橋であるとか何とか聞いたので……」
「声震えてんぞ」
「……引き続き市内観光で」
「正直なこった」
目の前にはやはり黒塗りの高級車が待ち構えている
もう何も言うまい
キャリーバッグをトランクに詰め込んで、後部座席へと乗り込む
車は微かな振動のあと、滑らかに動き出した
「今日のところはひとまず蒸気時計が見たいなぁと」
「Fum……なるほどな
ならdinnerまでの時間、escortは任せな」
「えっ、やった!」
「言っておくがVancouver自体、俺は二度目だ
穴場なんざ知らねぇぜ」
「いいんですよ、王道の観光コースで」
そんなこんなでホテルに到着して、またもや一番いい部屋に通された私達は、荷物を置いてすぐさま市内へと繰り出した
なにせ時間はお昼時
めちゃくちゃお腹が空いている!
「とりあえず、親父にオススメのrestaurantは聞いておいた
親父のchoiceなら間違いないだろ」
「おお、本当に知らないんだ、穴場スポット」
「hamburgerは食い飽きたか?」
「全然!」
「なら決まりだな」
政宗さんに手を引かれて、市内へ一歩を踏み出す
夏なのに涼しくて、散策にはもってこいだ
市内でもたまに日本人観光客とすれ違うから、意外とカナダって人気なんだなぁ
まあ親日国だって聞くしね
「お土産どうしましょう」
「Ah……無難にmaple syrupか?」
「定番ですよねぇ」
信号が青になって横断歩道を渡る
街並みの景色を堪能しつつのんびりと歩いていると、どうやらお目当てのお店が見つかったらしい
政宗さんが英語でウェイターに何かを言って、ウェイターが一度だけ奥に引っ込んでいく
そうして明らかに支配人っぽい人が現れて、私達を一番奥の個室へと案内した
……これは予想外だったな
「カナダって何が名物なんですか?」
「seafood……oyster,salmonか」
「……牡蠣はあたりそうなので……」
「だったらsalmonをたらふく食っとけ」
「はい!」
サーモンは大好物だ!
言われなくてもたらふく食ってやろうじゃないか!!
「……それにしても……」
ウェイターやお客さんを見渡して、それから政宗さんを見上げる
周りが高身長だらけで、小人になった気分だ
日本人女性の平均身長って、海外に比べると小さいんだなぁ……
……政宗さんと片倉先生はタッパがありすぎるだけな気もするけど