22章
夢小説設定
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そんなこんなで、久しぶりのポルトリンクだ。
再びここに戻って来ることになるとは。
とはいえ、今回はポルトリンクに用があるのではなくて、ここから更に崖伝いに西へ進んだ先の荒野である。
「む? ここはポルトリンクではないか。何故この大陸に戻ってきたのじゃ?」
「話せば長くなるんですが……。どうやらドルマゲスは西の大陸へと移動したようです、ただ……」
「西の大陸に向かう定期戦は、海の魔物が凶暴化してるせいで、どこからも出てないって話だ。つまり、俺たちはここで旅を諦めるか、自分達の船を手に入れるかの二択を迫られてるってわけさ」
「それでね、情報屋さんが言うには、ポルトリンクの西にある荒野に、打ち捨てられた古い船があるんですって。それを動かすことができれば、ドルマゲスを追いかけることも可能ってことよ!」
「なるほどのう。ならば善は急げじゃ。早う、その船とやらの場所へ行くぞい!」
陛下の号令に全員で頷く。
ポルトリンクの入口付近から道を逸れ、私達は崖沿いに森林地帯を進んだ。
「懐かしいね。ここでゼシカと一緒になったんだっけ」
「そうね。あのオセアーノンが原因で、向こうに渡れなかったのよね。まあ、渡ったら渡ったで、ろくでもないやつとしか出会わなかったけど」
「……そりゃ俺のことか?」
「あんた以外に誰がいるのよ?」
いつものようにククールとゼシカは言い合いを始める。
一周まわって仲が良い証拠ではないかと思い始めた私である。
「ゼシカの嬢ちゃん、ククール、ケンカはやめるでがすよ」
「いいんだよ、ヤンガス。仲がいい証拠だろ?」
「あはは、あんだけ言い合いが続くならそうかも。エイト、地図見せてー」
言い合っている二人は放っておくとしよう。
どうせそのうち飽きて終わるんだ。
エイトと二人で地図を見ながら、森林地帯を西へ西へと進んでいく。
しっかし、崖伝いに西へ進めと言われただけで、道らしい道がなくて困る。
世界地図で場所を確認しつつ、ひたすら真っ直ぐ進んでいると、唐突に道が現れた。
「お、おおー! 道だぁ!」
「この道が荒野まで続いてるってことでがすかね?」
「方向的にはそうよね。ひとまず道沿いに進んでみましょう」
森林地帯を抜け、一気に視界が開ける。
日が沈んできた中、道沿いに進んでいくと、小高い丘の上へとそれは続いていて、丘の上には小さな山小屋が建っていた。
「おっ?」
山小屋へと近付くと、宿屋の看板が出ている。
これはラッキー!
なぜなら我々、トラップボックスを相手にしてから、休みなしでここまで来たのだ!
「エイトエイト、宿屋があった!」
「本当? 良かった、これで休めるね。レイラのお陰だよ」
「いやいや、そこはここまで引っ張ってくれたエイトのおかげでしょ。ゼシカー、ククールー! 宿屋だよー!」
そう声をかけると、二人はやっと言い合いをやめて、こちらへと向かってきてくれた。
今の今まで小競り合いしとったんか、すごいな二人とも。
どうせ途中からククールがゼシカを口説いてただけだろうけど。
「じゃあ、僕が宿屋に予約に行くから、みんなはこの辺でぶらついてて」
「うん。お願いします!」
頷くと、エイトにぽんぽんと頭を撫でられた。
……なに今の?
「エイト?」
「ん?」
「ううん、何でもない」
何となく聞かないほうがいい気がして、口を閉ざす。
エイトは首を傾げながら山小屋へと入っていった。
何だったんだろう、今の頭ぽんぽんは。
「レイラ……あなたほんっとうに鈍いのね……」
「何の話?」
ゼシカは呆れたような笑みを見せて首を振ると、荒野を見渡した。
山小屋の裏手からは荒野が見渡せて、水一滴も見当たらない乾いた大地が広がっている。
「本当に船なんかあるのか?」
「一見すると無さそうに見えるわね……」
「うーん……あれかな?」
私が指差したのは、ひとつの岩のようなもの。
言われてみれば船……に見えなくもないような気もする。
遠すぎてはっきりとは分からないけど。
「岩じゃねえか?」
「ここから見た感じ、岩に見えなくなくもないけど……。多分、近寄ってみたら分かるんじゃないかな」
なにより情報屋さんが「ここに古代船がある」と言っていたんだ。
ここに船がなければ、それこそ私達の旅は終わってしまう。
何がなんでも、船を手に入れないと。
私はもう一度それを確認して、宿屋へと入った。
日も落ちてきたし、荒野の探索は明日からだ。
今日はゆっくり休もう。
再びここに戻って来ることになるとは。
とはいえ、今回はポルトリンクに用があるのではなくて、ここから更に崖伝いに西へ進んだ先の荒野である。
「む? ここはポルトリンクではないか。何故この大陸に戻ってきたのじゃ?」
「話せば長くなるんですが……。どうやらドルマゲスは西の大陸へと移動したようです、ただ……」
「西の大陸に向かう定期戦は、海の魔物が凶暴化してるせいで、どこからも出てないって話だ。つまり、俺たちはここで旅を諦めるか、自分達の船を手に入れるかの二択を迫られてるってわけさ」
「それでね、情報屋さんが言うには、ポルトリンクの西にある荒野に、打ち捨てられた古い船があるんですって。それを動かすことができれば、ドルマゲスを追いかけることも可能ってことよ!」
「なるほどのう。ならば善は急げじゃ。早う、その船とやらの場所へ行くぞい!」
陛下の号令に全員で頷く。
ポルトリンクの入口付近から道を逸れ、私達は崖沿いに森林地帯を進んだ。
「懐かしいね。ここでゼシカと一緒になったんだっけ」
「そうね。あのオセアーノンが原因で、向こうに渡れなかったのよね。まあ、渡ったら渡ったで、ろくでもないやつとしか出会わなかったけど」
「……そりゃ俺のことか?」
「あんた以外に誰がいるのよ?」
いつものようにククールとゼシカは言い合いを始める。
一周まわって仲が良い証拠ではないかと思い始めた私である。
「ゼシカの嬢ちゃん、ククール、ケンカはやめるでがすよ」
「いいんだよ、ヤンガス。仲がいい証拠だろ?」
「あはは、あんだけ言い合いが続くならそうかも。エイト、地図見せてー」
言い合っている二人は放っておくとしよう。
どうせそのうち飽きて終わるんだ。
エイトと二人で地図を見ながら、森林地帯を西へ西へと進んでいく。
しっかし、崖伝いに西へ進めと言われただけで、道らしい道がなくて困る。
世界地図で場所を確認しつつ、ひたすら真っ直ぐ進んでいると、唐突に道が現れた。
「お、おおー! 道だぁ!」
「この道が荒野まで続いてるってことでがすかね?」
「方向的にはそうよね。ひとまず道沿いに進んでみましょう」
森林地帯を抜け、一気に視界が開ける。
日が沈んできた中、道沿いに進んでいくと、小高い丘の上へとそれは続いていて、丘の上には小さな山小屋が建っていた。
「おっ?」
山小屋へと近付くと、宿屋の看板が出ている。
これはラッキー!
なぜなら我々、トラップボックスを相手にしてから、休みなしでここまで来たのだ!
「エイトエイト、宿屋があった!」
「本当? 良かった、これで休めるね。レイラのお陰だよ」
「いやいや、そこはここまで引っ張ってくれたエイトのおかげでしょ。ゼシカー、ククールー! 宿屋だよー!」
そう声をかけると、二人はやっと言い合いをやめて、こちらへと向かってきてくれた。
今の今まで小競り合いしとったんか、すごいな二人とも。
どうせ途中からククールがゼシカを口説いてただけだろうけど。
「じゃあ、僕が宿屋に予約に行くから、みんなはこの辺でぶらついてて」
「うん。お願いします!」
頷くと、エイトにぽんぽんと頭を撫でられた。
……なに今の?
「エイト?」
「ん?」
「ううん、何でもない」
何となく聞かないほうがいい気がして、口を閉ざす。
エイトは首を傾げながら山小屋へと入っていった。
何だったんだろう、今の頭ぽんぽんは。
「レイラ……あなたほんっとうに鈍いのね……」
「何の話?」
ゼシカは呆れたような笑みを見せて首を振ると、荒野を見渡した。
山小屋の裏手からは荒野が見渡せて、水一滴も見当たらない乾いた大地が広がっている。
「本当に船なんかあるのか?」
「一見すると無さそうに見えるわね……」
「うーん……あれかな?」
私が指差したのは、ひとつの岩のようなもの。
言われてみれば船……に見えなくもないような気もする。
遠すぎてはっきりとは分からないけど。
「岩じゃねえか?」
「ここから見た感じ、岩に見えなくなくもないけど……。多分、近寄ってみたら分かるんじゃないかな」
なにより情報屋さんが「ここに古代船がある」と言っていたんだ。
ここに船がなければ、それこそ私達の旅は終わってしまう。
何がなんでも、船を手に入れないと。
私はもう一度それを確認して、宿屋へと入った。
日も落ちてきたし、荒野の探索は明日からだ。
今日はゆっくり休もう。
