20章
夢小説設定
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ミイラ男とマミーの群れを片付けて、ふう、と一息つく。
ミイラなら無理なく倒せるようになってきたな、一歩前進だ。
「さて、ここでまた分かれ道なわけだけど……」
私達が立ち止まったのは、四差路。
右か左か、正面か。
さっきは左だったわけだけど……今度こそ右の可能性もあるし、正面突破の可能性もある。
「せーので指差そう。せーの!」
全員がバラバラの方向を指差した。
私が正面、エイトが右、ククールが左で、ゼシカも正面を。
ヤンガスはエイトに倣って右を指差した。
「ククール、真っ直ぐと右、どっち?」
「……」
一人だけ左を指したククールが、正面の道を指差す。
多数決で正面から行くことになった。
正面の道を進むと、目の前には扉が三つ。
「これ、何かの仕掛けがあるのかなぁ」
「そう言いながらどうせ全部開けるんだろ。あんたはそういう奴だよな」
「悪かったな脳筋でよ!!」
ククールにそう言い返しながら、左のドアを開ける。
部屋の中には、壺が大量に並んでいた。
なぜ……こんなに大量の壺が……?
「あ、小さなメダル見っけ」
「そういうの、集め出すとハマるよね」
エイトが苦笑いをしながら壺を漁って、同じくメダルを取り出した。
さて、この部屋に用はないので、次の部屋に行こう。
真ん中の部屋のドアノブに手を伸ばす。
「違う、これ壁に描かれた絵だ!!」
「クオリティ高いわね!?」
「一瞬ちょっと信じかけたでがすよ!」
そっと手を引っ込めて、一番右のドアへ。
その先には宝箱が二つ置いてあった。
「わーい、宝箱だ!」
左の宝箱に手をかけた瞬間、宝箱が急に噛み付いてきた。
「人喰い箱だ、これーッ!!」
「トラップ全部引っかかってくな、この近衛兵!!」
「レイラはたしかに近衛兵だけど、パワータイプだから……」
エイト、それはなんのフォローにもなってない。
噛み付いてくる人喰い箱をスレスレで躱しながら、全員で攻撃を当てていく。
ヤンガスの一撃でようやく大人しくなった人喰い箱は、口を開けたまま動かなくなった。
「恐ろしい洞窟だ……」
「割と考え無しに行動するレイラのせいでもある気がするわ」
「痛いところを突かないでぇ……」
半泣きになりながら右隣の宝箱の鍵を開ける。
中にはキトンシールドが入っていたので、ゼシカに使ってもらうことにした。
さて、これで正面ルートは行き止まりだ。
「右だったって……ことか……」
「素直にエイトの勘を信じておくんだったわ……」
「ま、まあ、今回は収穫がゼロだったわけじゃないから」
正解を選んでいたのに、なんて優しいんだエイトは。
フォローが痛いことってあるんだな。
先程と同じく来た道を引き返し、右のルートへ入っていく。
不自然に床に穴が空いていて、私達は首を傾げながらそこを避けて通った。
通った先には、これまた扉が二つ。
「明らかに罠よね」
「十中八九、罠だろうな」
「え、なにが?」
ゼシカとククールの会話を聞きながら、左側の扉を開ける。
「あ、バカ!」とククールの声が聞こえた瞬間、扉がバネで飛び出してきて、私は後ろの穴まで吹っ飛ばされた。
「嘘だぁ〜!!」
「レイラー!! だからなんで全部引っかかっていくんだよ!!」
「さすが姉貴、期待を裏切らねぇでげすよ……」
「ああもう、追いかけましょ!」
「……あいつ、本当に近衛兵だったんだよな?」
ひゅうう、と落ちた先は、なんと毒の沼地が蔓延していた。
とりあえず近くにあった宝箱から、洞窟の地図をゲット。
みんなが降りて……落ちてきてくれたので、とりあえず地図をエイトに献上して、直角に腰を曲げて謝罪した。
「イテテテテ! 痛い! 地味に痛い!」
「クソッタレ、なんで俺まで毒の沼地に入らなきゃならねーんだ……」
「レイラがアホの子だからよ」
「まあ、レイラがアホの子なのは昔からだから……」
「兄貴、フォローになってないでがすよ」
ざぶざぶと毒の沼地を通り抜け、全員でゼェゼェと呼吸を整える。
目の前にある階段を上って、先程のフロアまで戻った。
四差路を右に曲がって、今度はちゃんと奥のドアへ。
その先にある階段でさらに地下へと降りていく。
「めっちゃ宝箱から遠ざかってない?」
「これ本当に道は合ってるのよね……?」
「地図を見る限りだと、合ってるはずなんだけど……」
エイトの手にある地図を見ながら、道を選んで進んでいく。
地図上では次の部屋に繋がっている場所に、剣士像がひとつ、入口を塞ぐように置かれていた。
退かせばいいのかなと像に手を当てると、エイトが私の肩に手を置いて首を振った。
「僕がやるから、下がってて」
「あ、うん。じゃあお願い」
エイトが剣士像を押して、入口の前から退かしていく。
結構重そうだったな。
私じゃ動かせなかったかもしれない。
「ふう……。よし、先に進もう」
「了解! ありがとう、エイト」
ぱんぱんと手についた砂を払ったエイトが、入口を通って先へ進んでいく。
その後に続いて私達も先へと進んだ。
……また階段だよ。
宝箱、はるか頭上だよ。
どうやって辿り着くんだ、あの宝箱に。
ミイラなら無理なく倒せるようになってきたな、一歩前進だ。
「さて、ここでまた分かれ道なわけだけど……」
私達が立ち止まったのは、四差路。
右か左か、正面か。
さっきは左だったわけだけど……今度こそ右の可能性もあるし、正面突破の可能性もある。
「せーので指差そう。せーの!」
全員がバラバラの方向を指差した。
私が正面、エイトが右、ククールが左で、ゼシカも正面を。
ヤンガスはエイトに倣って右を指差した。
「ククール、真っ直ぐと右、どっち?」
「……」
一人だけ左を指したククールが、正面の道を指差す。
多数決で正面から行くことになった。
正面の道を進むと、目の前には扉が三つ。
「これ、何かの仕掛けがあるのかなぁ」
「そう言いながらどうせ全部開けるんだろ。あんたはそういう奴だよな」
「悪かったな脳筋でよ!!」
ククールにそう言い返しながら、左のドアを開ける。
部屋の中には、壺が大量に並んでいた。
なぜ……こんなに大量の壺が……?
「あ、小さなメダル見っけ」
「そういうの、集め出すとハマるよね」
エイトが苦笑いをしながら壺を漁って、同じくメダルを取り出した。
さて、この部屋に用はないので、次の部屋に行こう。
真ん中の部屋のドアノブに手を伸ばす。
「違う、これ壁に描かれた絵だ!!」
「クオリティ高いわね!?」
「一瞬ちょっと信じかけたでがすよ!」
そっと手を引っ込めて、一番右のドアへ。
その先には宝箱が二つ置いてあった。
「わーい、宝箱だ!」
左の宝箱に手をかけた瞬間、宝箱が急に噛み付いてきた。
「人喰い箱だ、これーッ!!」
「トラップ全部引っかかってくな、この近衛兵!!」
「レイラはたしかに近衛兵だけど、パワータイプだから……」
エイト、それはなんのフォローにもなってない。
噛み付いてくる人喰い箱をスレスレで躱しながら、全員で攻撃を当てていく。
ヤンガスの一撃でようやく大人しくなった人喰い箱は、口を開けたまま動かなくなった。
「恐ろしい洞窟だ……」
「割と考え無しに行動するレイラのせいでもある気がするわ」
「痛いところを突かないでぇ……」
半泣きになりながら右隣の宝箱の鍵を開ける。
中にはキトンシールドが入っていたので、ゼシカに使ってもらうことにした。
さて、これで正面ルートは行き止まりだ。
「右だったって……ことか……」
「素直にエイトの勘を信じておくんだったわ……」
「ま、まあ、今回は収穫がゼロだったわけじゃないから」
正解を選んでいたのに、なんて優しいんだエイトは。
フォローが痛いことってあるんだな。
先程と同じく来た道を引き返し、右のルートへ入っていく。
不自然に床に穴が空いていて、私達は首を傾げながらそこを避けて通った。
通った先には、これまた扉が二つ。
「明らかに罠よね」
「十中八九、罠だろうな」
「え、なにが?」
ゼシカとククールの会話を聞きながら、左側の扉を開ける。
「あ、バカ!」とククールの声が聞こえた瞬間、扉がバネで飛び出してきて、私は後ろの穴まで吹っ飛ばされた。
「嘘だぁ〜!!」
「レイラー!! だからなんで全部引っかかっていくんだよ!!」
「さすが姉貴、期待を裏切らねぇでげすよ……」
「ああもう、追いかけましょ!」
「……あいつ、本当に近衛兵だったんだよな?」
ひゅうう、と落ちた先は、なんと毒の沼地が蔓延していた。
とりあえず近くにあった宝箱から、洞窟の地図をゲット。
みんなが降りて……落ちてきてくれたので、とりあえず地図をエイトに献上して、直角に腰を曲げて謝罪した。
「イテテテテ! 痛い! 地味に痛い!」
「クソッタレ、なんで俺まで毒の沼地に入らなきゃならねーんだ……」
「レイラがアホの子だからよ」
「まあ、レイラがアホの子なのは昔からだから……」
「兄貴、フォローになってないでがすよ」
ざぶざぶと毒の沼地を通り抜け、全員でゼェゼェと呼吸を整える。
目の前にある階段を上って、先程のフロアまで戻った。
四差路を右に曲がって、今度はちゃんと奥のドアへ。
その先にある階段でさらに地下へと降りていく。
「めっちゃ宝箱から遠ざかってない?」
「これ本当に道は合ってるのよね……?」
「地図を見る限りだと、合ってるはずなんだけど……」
エイトの手にある地図を見ながら、道を選んで進んでいく。
地図上では次の部屋に繋がっている場所に、剣士像がひとつ、入口を塞ぐように置かれていた。
退かせばいいのかなと像に手を当てると、エイトが私の肩に手を置いて首を振った。
「僕がやるから、下がってて」
「あ、うん。じゃあお願い」
エイトが剣士像を押して、入口の前から退かしていく。
結構重そうだったな。
私じゃ動かせなかったかもしれない。
「ふう……。よし、先に進もう」
「了解! ありがとう、エイト」
ぱんぱんと手についた砂を払ったエイトが、入口を通って先へ進んでいく。
その後に続いて私達も先へと進んだ。
……また階段だよ。
宝箱、はるか頭上だよ。
どうやって辿り着くんだ、あの宝箱に。