63章
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ガタガタと震える体を強く抱き締めたのは、エイトだった。
そのエイトも、煉獄島に送り込まれる前より腕が細くなっている。
「大丈夫……。君は絶対に僕が守る」
「……うん……」
「そちらのお嬢さんは、何者なのかね? なにやら重要な使命を負っているようだったが……」
「この子は……霊導者ヨシュアの子孫です」
「なんと! ヨシュア様のご子孫!」
エイトの答えに、ニノ大司教だけでなく、同じ牢獄にいた神父のおじいさんも驚いていた。
そりゃそうだ……賢者の一人でもある聖女ヨシュアの末裔が、こんな薄汚い旅人になっているなんて。
そしてこの煉獄島にぶち込まれているなんて、誰が思うもんか。
「その様に高潔なお方をも、このような場所に閉じ込めるとは! ますます許せん、マルチェロめ……!」
「でも……早く、なんとかしてここから出ないと……」
こうしている間にも、マルチェロさんが聖地ゴルドの女神像に施された封印を解いてしまう。
そうなれば暗黒神が復活してしまう……!
それだけは、なんとして阻止しないと。
でもそれを止めに行くには、どうにかしてここから抜け出さないといけない。
「杖もマルチェロのやつが持ってるんだろうしな」
「うん。法皇様のお部屋に置いてきたままだったから……」
「だったら、法皇を殺したのは間違いなくマルチェロだ。マルチェロにとって、法皇は邪魔な存在なんだ。アイツは、あの杖の力を使って、自分が法皇になるつもりでいる──」
ククールの瞳に、力強い光が戻る。
それは怒り。
マルチェロさんの浅薄な欲望に対する、純粋な怒りだった。
「……のう。エイトよ」
ニノ大司教がエイトへと視線を移す。
エイトは目線で大司教に応えた。
大司教のかんばせはどこか青ざめている。
……まるで、法皇様を殺したのが誰か、見当がついているみたいだった。
「法皇様が亡くなられたと聞いた時。真っ先に思い浮かんだのが、マルチェロの顔じゃ。奴はもしや……!?」
「……」
「これはたぶん……。いや、まさか奴とて、そこまで腐ってはおるまい。じゃが、この煉獄島に閉じ込められている身では、何もできることはない。真実を確かめるには、どうにかしてここから出ねばならん。どうにか……何か方法が……」
考えを巡らせる大司教は、背後にいる看守を見やり、それからぐっと何か覚悟を決めた顔になった。
「……わしに考えがある。みなを集めてくれ。頼む」
エイトがこくりと頷いて、ククールとヤンガスとゼシカに目配せをした。
ニノ大司教と共に小さく輪になった私たちは、看守に聞こえないような声で作戦会議を開始。
「……というわけじゃ」
「ほ、本当に上手くいきますかね……?」
「上手くやるのさ。頑張れ、大根役者」
「わ……悪かったな……!」
どうせ嘘がつけない大根役者ですよ!!
「では始めるぞ」ニノ大司教の合図に、私たちは頷いた。
どんな突拍子もない作戦でも、やるしかない。
私たちの明日が懸かってるんだから!!
「神よ……御加護を……!」
ニノ大司教が天へ祈りを捧げる。
そうして、看守たちのお喋りが響いていた牢屋に、ニノ大司教の大声が響き渡った。
「痛い痛い痛い!!」
「ニノ大司教ぉぉぉぉぉ!! 大丈夫ですかぁぁぁぁ!!」
脱獄計画は、ニノ大司教の苦悶の声と、私の大声で始まった。
これで成功するなら誰だってやってるわ!!
……と言いたかったけど、言い出したニノ大司教が大真面目に演技をしているものだから、私達もついつい本気でやってしまっている。
「誰か助けてくれ! 腹が……腹が痛くてたまらん!」
「ニノのおっさん! どうしちまったんでい!?」
「おじいさんが死んじゃうわ! 助けてー!」
とりあえず騒げばよかろうと言わんばかりに、ヤンガスは踊っているし、ゼシカも割と棒読みだ。
ククールとエイトはというと、ニノ大司教を介抱する振りをして、顔を俯かせて笑っている。
実は仲良しだろお前ら、そうなんだろ。
「わ、わしの大事な黄金のロザリオが……! ううっ、腹が痛い! 腹の中に……!」
「まさかおっさん! その黄金のロザリオとやらが、腹ん中にあるんでげすかい!?」
「そうじゃ! わしは大事な黄金のロザリオを飲み込んだのじゃ! この煉獄島に連れてこられる時、取り上げられてはならぬと、こっそり胃袋の中に隠して……イテテテテッ! イテテッ! はっ、腹にロザリオが……黄金のロザリオが刺さって痛い!!」
「なにぃ!? 黄金のロザリオだとぉ!?」
看守二人が思いっきり食いついてきた。
これで釣れるんだ、すごーい!!
よかった、看守がアホで助かったな!!
「ようようよう、じいさん。ずいぶん苦しそうじゃねぇか」
ニヤニヤとした笑みのまま、看守が牢屋の扉を開けて中に入ってくる。
ああ……本当に、看守がアホで助かったよ。
「じいさんの腹を痛めつけてる、いけないロザリオが出てくるまで、俺たちが看病してやるよ」
「クックック。他にもいけないモンがねぇか、身体検査もばっちりな」
「あ、ありがとう……。なんと優しい方々じゃ。ありがとう、ありがとう」
腹を抑えながらニノ大司教が立ち上がる。
「ひとつ、看病のついでにお願いがあるのだが……」
「おうおう。いいぜ。なんでも言ってみな」
「ついでにしばらく眠っておってはくれんかな? 間抜けな看守どもよ」
看守二人がこちらを振り返る。
その背後には……恨みが籠った我々五人。
そうして牢屋に、ドカッバキッドゴッ! という殴打の音が響いた。
「て、てめぇ、何しやが……!?」
「うわあああああ!!」
綺麗に二人ともを伸して、パンパンとククールが手をはたく。
これで見張りは居なくなった!
いつでも脱獄可能だ!
いや普通、こんなに上手くいくもんか!?
「よし! 今じゃ!」
開け放たれた扉から外へと出て、エレベーターへと駆け込む。
「だ、脱走……だと……!?」
呻いた看守が気を失った今がチャンス!
最後に乗ったヤンガスがエレベーターの扉を閉める。
……けれど、エレベーターはうんともすんとも言わない。
「なんで動かねぇんだ! こりゃどうなってるんでげす!?」
「……そうだ。たしか見張りの交代の時は、あそこのレバーを動かしてたわ」
ゼシカの視線の先は、エレベーターの横にあるレバー。
そうだ……交代した見張りは、エレベーターのレバーを動かしてからテーブルについていた。
つまり……。
「誰かが残ってあのレバーを操作しないと、地上には戻れない」
そんな──と誰もが顔を見合わせる。
だけどここでモタモタしていたら、看守たちが起きてしまう。
誰かが残らなきゃいけないなら……私が。
「エイトの兄貴とレイラの姉貴のためだ。ここはアッシが……」
「いや待て。わしが残る」
そう言って、ニノ大司教がエレベーターを降りた。
ぎょっとしたのは私たちだ。
だって、この脱獄計画を思いついたのは、ニノ大司教だもん。
大司教と逃げなくて、誰がマルチェロを処罰できるっていうの!?
「ニノのおっさん! みんなで逃げないでどうすんでがす!? それに看守どもが起きたら、あんたじゃ太刀打ちできねぇでげすよ!」
「……わしはどうせ、この煉獄島から抜け出したところで、すぐに教会の者どもに見つかってしまう。ここはわしが引き受けた。だから……」
ニノ大司教がレバーを握り締める。
「大司教!」とエイトもエレベーターの鉄格子に手を掛けて叫んだ。
ニノ大司教の眼差しは、ここに来た頃とはまるで別人のように澄んでいて……それでいて、決意の固い目をしていた。
「エイトよ。頼む。わしに代わって、法皇様の死の原因を突き止めてくれ。わしは法皇様の死の真相が知りたいのだ!」
ニノ大司教を手が──レバーを押した。
ガラガラ……と鎖が巻き上げられる音と共に、エレベーターが上昇していく。
「ニノのおっさん!!」
「頼んだぞ、エイト……!! わしに構うな! お前たちは早く地上を目指せ!! 必ずやわしに代わって、法皇様の死の真相を……!! お頼みしますぞ、霊導者様!!」
ニノ大司教の声が遠ざかる。
私たち、こんなふうに誰かを犠牲にしないと、前に進めないの?
人を守るって、こんなに……こんなに難しいことなの?
もうニノ大司教の姿も、監獄の底の明かりも見えない。
底なしの暗闇だけが、足元に広がっていた。
* * *
エレベーターを見送ったニノ大司教は、背後で看守が起き上がったのを見た。
これまで散々悪事を働いてきたのだ、これしきで罪が清算されるとは思っていない。
しかし彼らは、法皇をあの魔物から守ってくれた勇気ある若者たちだ。
老い先の短い老いぼれが足掻くよりも──未来は、若い者たちに任せよう。
「目が覚めたか、間抜け共め。ロザリオなぞ嘘っぱちじゃ。残念だったな」
にじり寄る屈強な看守たちに背を向け、ニノ大司教は腰に手を当てたまま言った。
「……さあ、覚悟は出来ておる。煮るなり焼くなり、好きにすればいい」
ニノ大司教は静かに目を閉じた。
その後、彼がどうなったか──すべては煉獄島の地底に飾られた、教会のシンボルだけが知っている。
そのエイトも、煉獄島に送り込まれる前より腕が細くなっている。
「大丈夫……。君は絶対に僕が守る」
「……うん……」
「そちらのお嬢さんは、何者なのかね? なにやら重要な使命を負っているようだったが……」
「この子は……霊導者ヨシュアの子孫です」
「なんと! ヨシュア様のご子孫!」
エイトの答えに、ニノ大司教だけでなく、同じ牢獄にいた神父のおじいさんも驚いていた。
そりゃそうだ……賢者の一人でもある聖女ヨシュアの末裔が、こんな薄汚い旅人になっているなんて。
そしてこの煉獄島にぶち込まれているなんて、誰が思うもんか。
「その様に高潔なお方をも、このような場所に閉じ込めるとは! ますます許せん、マルチェロめ……!」
「でも……早く、なんとかしてここから出ないと……」
こうしている間にも、マルチェロさんが聖地ゴルドの女神像に施された封印を解いてしまう。
そうなれば暗黒神が復活してしまう……!
それだけは、なんとして阻止しないと。
でもそれを止めに行くには、どうにかしてここから抜け出さないといけない。
「杖もマルチェロのやつが持ってるんだろうしな」
「うん。法皇様のお部屋に置いてきたままだったから……」
「だったら、法皇を殺したのは間違いなくマルチェロだ。マルチェロにとって、法皇は邪魔な存在なんだ。アイツは、あの杖の力を使って、自分が法皇になるつもりでいる──」
ククールの瞳に、力強い光が戻る。
それは怒り。
マルチェロさんの浅薄な欲望に対する、純粋な怒りだった。
「……のう。エイトよ」
ニノ大司教がエイトへと視線を移す。
エイトは目線で大司教に応えた。
大司教のかんばせはどこか青ざめている。
……まるで、法皇様を殺したのが誰か、見当がついているみたいだった。
「法皇様が亡くなられたと聞いた時。真っ先に思い浮かんだのが、マルチェロの顔じゃ。奴はもしや……!?」
「……」
「これはたぶん……。いや、まさか奴とて、そこまで腐ってはおるまい。じゃが、この煉獄島に閉じ込められている身では、何もできることはない。真実を確かめるには、どうにかしてここから出ねばならん。どうにか……何か方法が……」
考えを巡らせる大司教は、背後にいる看守を見やり、それからぐっと何か覚悟を決めた顔になった。
「……わしに考えがある。みなを集めてくれ。頼む」
エイトがこくりと頷いて、ククールとヤンガスとゼシカに目配せをした。
ニノ大司教と共に小さく輪になった私たちは、看守に聞こえないような声で作戦会議を開始。
「……というわけじゃ」
「ほ、本当に上手くいきますかね……?」
「上手くやるのさ。頑張れ、大根役者」
「わ……悪かったな……!」
どうせ嘘がつけない大根役者ですよ!!
「では始めるぞ」ニノ大司教の合図に、私たちは頷いた。
どんな突拍子もない作戦でも、やるしかない。
私たちの明日が懸かってるんだから!!
「神よ……御加護を……!」
ニノ大司教が天へ祈りを捧げる。
そうして、看守たちのお喋りが響いていた牢屋に、ニノ大司教の大声が響き渡った。
「痛い痛い痛い!!」
「ニノ大司教ぉぉぉぉぉ!! 大丈夫ですかぁぁぁぁ!!」
脱獄計画は、ニノ大司教の苦悶の声と、私の大声で始まった。
これで成功するなら誰だってやってるわ!!
……と言いたかったけど、言い出したニノ大司教が大真面目に演技をしているものだから、私達もついつい本気でやってしまっている。
「誰か助けてくれ! 腹が……腹が痛くてたまらん!」
「ニノのおっさん! どうしちまったんでい!?」
「おじいさんが死んじゃうわ! 助けてー!」
とりあえず騒げばよかろうと言わんばかりに、ヤンガスは踊っているし、ゼシカも割と棒読みだ。
ククールとエイトはというと、ニノ大司教を介抱する振りをして、顔を俯かせて笑っている。
実は仲良しだろお前ら、そうなんだろ。
「わ、わしの大事な黄金のロザリオが……! ううっ、腹が痛い! 腹の中に……!」
「まさかおっさん! その黄金のロザリオとやらが、腹ん中にあるんでげすかい!?」
「そうじゃ! わしは大事な黄金のロザリオを飲み込んだのじゃ! この煉獄島に連れてこられる時、取り上げられてはならぬと、こっそり胃袋の中に隠して……イテテテテッ! イテテッ! はっ、腹にロザリオが……黄金のロザリオが刺さって痛い!!」
「なにぃ!? 黄金のロザリオだとぉ!?」
看守二人が思いっきり食いついてきた。
これで釣れるんだ、すごーい!!
よかった、看守がアホで助かったな!!
「ようようよう、じいさん。ずいぶん苦しそうじゃねぇか」
ニヤニヤとした笑みのまま、看守が牢屋の扉を開けて中に入ってくる。
ああ……本当に、看守がアホで助かったよ。
「じいさんの腹を痛めつけてる、いけないロザリオが出てくるまで、俺たちが看病してやるよ」
「クックック。他にもいけないモンがねぇか、身体検査もばっちりな」
「あ、ありがとう……。なんと優しい方々じゃ。ありがとう、ありがとう」
腹を抑えながらニノ大司教が立ち上がる。
「ひとつ、看病のついでにお願いがあるのだが……」
「おうおう。いいぜ。なんでも言ってみな」
「ついでにしばらく眠っておってはくれんかな? 間抜けな看守どもよ」
看守二人がこちらを振り返る。
その背後には……恨みが籠った我々五人。
そうして牢屋に、ドカッバキッドゴッ! という殴打の音が響いた。
「て、てめぇ、何しやが……!?」
「うわあああああ!!」
綺麗に二人ともを伸して、パンパンとククールが手をはたく。
これで見張りは居なくなった!
いつでも脱獄可能だ!
いや普通、こんなに上手くいくもんか!?
「よし! 今じゃ!」
開け放たれた扉から外へと出て、エレベーターへと駆け込む。
「だ、脱走……だと……!?」
呻いた看守が気を失った今がチャンス!
最後に乗ったヤンガスがエレベーターの扉を閉める。
……けれど、エレベーターはうんともすんとも言わない。
「なんで動かねぇんだ! こりゃどうなってるんでげす!?」
「……そうだ。たしか見張りの交代の時は、あそこのレバーを動かしてたわ」
ゼシカの視線の先は、エレベーターの横にあるレバー。
そうだ……交代した見張りは、エレベーターのレバーを動かしてからテーブルについていた。
つまり……。
「誰かが残ってあのレバーを操作しないと、地上には戻れない」
そんな──と誰もが顔を見合わせる。
だけどここでモタモタしていたら、看守たちが起きてしまう。
誰かが残らなきゃいけないなら……私が。
「エイトの兄貴とレイラの姉貴のためだ。ここはアッシが……」
「いや待て。わしが残る」
そう言って、ニノ大司教がエレベーターを降りた。
ぎょっとしたのは私たちだ。
だって、この脱獄計画を思いついたのは、ニノ大司教だもん。
大司教と逃げなくて、誰がマルチェロを処罰できるっていうの!?
「ニノのおっさん! みんなで逃げないでどうすんでがす!? それに看守どもが起きたら、あんたじゃ太刀打ちできねぇでげすよ!」
「……わしはどうせ、この煉獄島から抜け出したところで、すぐに教会の者どもに見つかってしまう。ここはわしが引き受けた。だから……」
ニノ大司教がレバーを握り締める。
「大司教!」とエイトもエレベーターの鉄格子に手を掛けて叫んだ。
ニノ大司教の眼差しは、ここに来た頃とはまるで別人のように澄んでいて……それでいて、決意の固い目をしていた。
「エイトよ。頼む。わしに代わって、法皇様の死の原因を突き止めてくれ。わしは法皇様の死の真相が知りたいのだ!」
ニノ大司教を手が──レバーを押した。
ガラガラ……と鎖が巻き上げられる音と共に、エレベーターが上昇していく。
「ニノのおっさん!!」
「頼んだぞ、エイト……!! わしに構うな! お前たちは早く地上を目指せ!! 必ずやわしに代わって、法皇様の死の真相を……!! お頼みしますぞ、霊導者様!!」
ニノ大司教の声が遠ざかる。
私たち、こんなふうに誰かを犠牲にしないと、前に進めないの?
人を守るって、こんなに……こんなに難しいことなの?
もうニノ大司教の姿も、監獄の底の明かりも見えない。
底なしの暗闇だけが、足元に広がっていた。
* * *
エレベーターを見送ったニノ大司教は、背後で看守が起き上がったのを見た。
これまで散々悪事を働いてきたのだ、これしきで罪が清算されるとは思っていない。
しかし彼らは、法皇をあの魔物から守ってくれた勇気ある若者たちだ。
老い先の短い老いぼれが足掻くよりも──未来は、若い者たちに任せよう。
「目が覚めたか、間抜け共め。ロザリオなぞ嘘っぱちじゃ。残念だったな」
にじり寄る屈強な看守たちに背を向け、ニノ大司教は腰に手を当てたまま言った。
「……さあ、覚悟は出来ておる。煮るなり焼くなり、好きにすればいい」
ニノ大司教は静かに目を閉じた。
その後、彼がどうなったか──すべては煉獄島の地底に飾られた、教会のシンボルだけが知っている。
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