58章
夢小説設定
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口の端から垂れた血を拭う。
ブルファングの一撃を避けきれず、横っ面を殴り飛ばされてしまったせいだ。
ククールはスクルトを二重にかけてくれてはいるけど、ブルファングのルカナンが守備力を下げてくるから、意味がない。
「イオナズンッ!!」
ゼシカの声が響いて、爆風が吹き荒れる。
その隙を縫って、エイトがブルファングの懐に入った。
ヤンガスが続いて、兜割りで守備力を下げていく。
剣を納めた私は、後ろに突き立てていた槍を手に取った。
「裁きの雷よ、来たれ!」
槍を手の中で回して刃を地面に突き刺し、地獄の門を開く。
地面に紋章が広がり、黒い稲光が天へと昇った。
「ジゴスパーク!!」
レッドオーガとブルファングの足元まで広がった地獄の門から、漆黒の雷が二体を襲った。
ゼシカが祝福の杖を振りかざし、私の傷を癒してくれる。
それぞれの攻撃を受け流して、自分で自分にベホマをかけたとき、隣でヤンガスが地面に半円を描いた。
「蒼天魔斬ッ!!」
「シャイニングボウ!!」
ブルファングへと髑髏が襲いかかり、その次の瞬間には天から光の筋がいくつも落ちていく。
そうして私の隣から、金色の稲妻をまとった剣が薙ぎ払われた。
「ギガスラッシュ!!」
かつてない猛攻を受け、ブルファングがとうとう倒れた。
残りはレッドオーガだけだ!
再び槍を突き立てて剣を抜き放つ。
「全員、気合いを入れ直すよ!!」
「後ろは任せろ。いけ、三人とも!」
精霊の矢を放ったククールに頷き返して、レッドオーガにはやぶさ斬りを叩き込む。
ヤンガスの兜割り、エイトのはやぶさ斬りが決まって、間合いを取り直した瞬間、レッドオーガの頭上に巨大な火の玉が降り注いだ。
「メラゾーマ!!」
レッドオーガの体が大きく揺らぐ。
その隙を逃さず、ククールが五月雨打ちで追い詰めていく。
私とエイトが同時に駆け出した。
ヤンガスが力を溜め、レッドオーガの頭上で一回転する。
「兜割りィ!! 兄貴、姉貴!!」
「合わせて、レイラ!」
「オッケー!」
二人で同時に、左右からはやぶさ斬りを叩き込む。
間合いを取ったとき、足に疲労がきたのか、カクンと右膝を着いてしまった。
まずい、レッドオーガは私を狙っている。
「させるか──!!」
エイトが叫んで、私とレッドオーガの間に割り込んだ。
レッドオーガの突進をもろに食らって、エイトが口から血を吐く。
「エイト!? エイト!!」
「く、そ……」
左胸を押さえたエイトが、剣を床に突き刺して耐えようとしながら、倒れていく。
うそ……そんな、エイト。
「エイト! ねぇエイト!?」
ザオラルを唱えても、エイトは生き返らない。
私じゃザオリクは使えない、でもエイトを生き返らせないと。
どうしたら、私のザオラルじゃ、成功確率が二分の一だから……。
「生き返らせるんじゃないの!! エイトをこっちに呼び戻すのよ!!」
「……!!」
「できるでしょう!?」
そう、か、生き返らせようと思うからいけないのか。
エイトの魂を……こちらに呼び戻す。
天と地の境界で──エイトの魂を誘うように。
私の体を呪文の羅列が取り巻く。
そうして、自然と口が唱えていた。
「──ザオリク」
金色に輝く光がエイトを包んで、光が宙に浮かぶ。
そうしてエイトは目を開けてそこに立っていた。
……できた、私、ザオリクが使えた。
安堵だかなんだか分からない感情が胸の中に広がって、思わず泣きそうになる。
それでもここは戦場で、まだレッドオーガが残っているから、泣いてる場合じゃない。
苦しい戦いかもしれないけど、きっと勝てる。
だって五人揃ってるんだ、絶対に大丈夫。
効果が切れてしまった呪文をククールとゼシカが唱え直す。
その横でエイトとヤンガスが飛び出して、レッドオーガへ攻撃を食らわせた。
剣の切っ先を天に向けて、霊導の力を解放する。
ネックレスを付けたままでも、ある程度なら力を使えるようになったことが、ここで生きるとは。
「聖なる力よ! 我が剣に宿れ!」
剣が清浄な光に包まれ、白銀に輝く。
気配を察知した二人が戻ってきた。
レッドオーガはエイトとヤンガスから受けたダメージが大きかったのか、ふらついたままだ。
それなら、剣を極めた今の私ができる大技を撃ち込む!!
霊導の力を纏った一撃、名付けるならそれは。
「セイクリッドソード!!」
剣を振り下ろした瞬間、一直線に白銀の光がレッドオーガを両断した。
真っ白な光の柱に浄化されるみたいに、レッドオーガが消えていく。
そうして光の柱が消えたとき、そこには何も残っていなかった。
ブルファングの一撃を避けきれず、横っ面を殴り飛ばされてしまったせいだ。
ククールはスクルトを二重にかけてくれてはいるけど、ブルファングのルカナンが守備力を下げてくるから、意味がない。
「イオナズンッ!!」
ゼシカの声が響いて、爆風が吹き荒れる。
その隙を縫って、エイトがブルファングの懐に入った。
ヤンガスが続いて、兜割りで守備力を下げていく。
剣を納めた私は、後ろに突き立てていた槍を手に取った。
「裁きの雷よ、来たれ!」
槍を手の中で回して刃を地面に突き刺し、地獄の門を開く。
地面に紋章が広がり、黒い稲光が天へと昇った。
「ジゴスパーク!!」
レッドオーガとブルファングの足元まで広がった地獄の門から、漆黒の雷が二体を襲った。
ゼシカが祝福の杖を振りかざし、私の傷を癒してくれる。
それぞれの攻撃を受け流して、自分で自分にベホマをかけたとき、隣でヤンガスが地面に半円を描いた。
「蒼天魔斬ッ!!」
「シャイニングボウ!!」
ブルファングへと髑髏が襲いかかり、その次の瞬間には天から光の筋がいくつも落ちていく。
そうして私の隣から、金色の稲妻をまとった剣が薙ぎ払われた。
「ギガスラッシュ!!」
かつてない猛攻を受け、ブルファングがとうとう倒れた。
残りはレッドオーガだけだ!
再び槍を突き立てて剣を抜き放つ。
「全員、気合いを入れ直すよ!!」
「後ろは任せろ。いけ、三人とも!」
精霊の矢を放ったククールに頷き返して、レッドオーガにはやぶさ斬りを叩き込む。
ヤンガスの兜割り、エイトのはやぶさ斬りが決まって、間合いを取り直した瞬間、レッドオーガの頭上に巨大な火の玉が降り注いだ。
「メラゾーマ!!」
レッドオーガの体が大きく揺らぐ。
その隙を逃さず、ククールが五月雨打ちで追い詰めていく。
私とエイトが同時に駆け出した。
ヤンガスが力を溜め、レッドオーガの頭上で一回転する。
「兜割りィ!! 兄貴、姉貴!!」
「合わせて、レイラ!」
「オッケー!」
二人で同時に、左右からはやぶさ斬りを叩き込む。
間合いを取ったとき、足に疲労がきたのか、カクンと右膝を着いてしまった。
まずい、レッドオーガは私を狙っている。
「させるか──!!」
エイトが叫んで、私とレッドオーガの間に割り込んだ。
レッドオーガの突進をもろに食らって、エイトが口から血を吐く。
「エイト!? エイト!!」
「く、そ……」
左胸を押さえたエイトが、剣を床に突き刺して耐えようとしながら、倒れていく。
うそ……そんな、エイト。
「エイト! ねぇエイト!?」
ザオラルを唱えても、エイトは生き返らない。
私じゃザオリクは使えない、でもエイトを生き返らせないと。
どうしたら、私のザオラルじゃ、成功確率が二分の一だから……。
「生き返らせるんじゃないの!! エイトをこっちに呼び戻すのよ!!」
「……!!」
「できるでしょう!?」
そう、か、生き返らせようと思うからいけないのか。
エイトの魂を……こちらに呼び戻す。
天と地の境界で──エイトの魂を誘うように。
私の体を呪文の羅列が取り巻く。
そうして、自然と口が唱えていた。
「──ザオリク」
金色に輝く光がエイトを包んで、光が宙に浮かぶ。
そうしてエイトは目を開けてそこに立っていた。
……できた、私、ザオリクが使えた。
安堵だかなんだか分からない感情が胸の中に広がって、思わず泣きそうになる。
それでもここは戦場で、まだレッドオーガが残っているから、泣いてる場合じゃない。
苦しい戦いかもしれないけど、きっと勝てる。
だって五人揃ってるんだ、絶対に大丈夫。
効果が切れてしまった呪文をククールとゼシカが唱え直す。
その横でエイトとヤンガスが飛び出して、レッドオーガへ攻撃を食らわせた。
剣の切っ先を天に向けて、霊導の力を解放する。
ネックレスを付けたままでも、ある程度なら力を使えるようになったことが、ここで生きるとは。
「聖なる力よ! 我が剣に宿れ!」
剣が清浄な光に包まれ、白銀に輝く。
気配を察知した二人が戻ってきた。
レッドオーガはエイトとヤンガスから受けたダメージが大きかったのか、ふらついたままだ。
それなら、剣を極めた今の私ができる大技を撃ち込む!!
霊導の力を纏った一撃、名付けるならそれは。
「セイクリッドソード!!」
剣を振り下ろした瞬間、一直線に白銀の光がレッドオーガを両断した。
真っ白な光の柱に浄化されるみたいに、レッドオーガが消えていく。
そうして光の柱が消えたとき、そこには何も残っていなかった。
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