58章
夢小説設定
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教会でお祈りを済ませて外へ出ると、少し離れたところに井戸があった。
こういうのは入っておかないと気が済まない性格であるがゆえに、私とエイトは躊躇いもなく井戸の中へ。
すると謎につむじ風が渦を巻いていた。
「なにかしら、これ」
「どっかに飛ばされたりしてな」
「飛ばされたらまぁ、ルーラで砂漠の教会まで帰ってこられるし」
「姉貴はチャレンジャーでがすな」
だって気になるもん、入らない選択肢ないでしょこんなの。
えいやっとつむじ風に足を踏み入れる。
瞬間、吹き飛ばされるでもなく、謎の光で井戸の中が満たされた。
背後から「うお!?」だの「うわ!」だの「きゃあ!」といった悲鳴が聞こえてくる。
そして目を開けると……井戸の中だった。
「……何も変わってなくない?」
「なんだったのかしらね?」
「満足したか?」
「とりあえずここを出ようか。ユッケさんが待ってるから、竜骨の迷宮を目指さないと」
「そうでがすな、遊んでる場合じゃねぇや」
綱を登って井戸の外へ。
井戸から出た瞬間、私たちはあんぐりと口を開けた。
目の前に、あるはずのない、大きな竜の骨がある。
なんじゃこりゃあ……。
しかも砂漠の教会が見当たらないし!
「……井戸の中で繋がってたってこと?」
「こんな移動方法があるなんて思わなかったわね」
「まあなんにせよ、時間の短縮になってラッキーだったな」
竜骨の迷宮と言うくらいなんだから、この竜の骨が目印と見て間違いない。
頭の方に回ってみると、そこにはユッケが立っていた。
この子、私たちより先に着いてたってマジかよ。
私らなんて空飛んできたのに!?
「もぉー! 遅い遅い、遅すぎ! 待ちくたびれて死にそうだったよ」
「え!? これ以上ないくらい最速で来たんですけど……!?」
もはや空を飛んで来ても遅いって言われるなら、人類は瞬間移動の方法を編み出す以外にないぞ……!?
だってルーラは一度行った場所にしか効かないし……。
空を飛ぶのだって、たぶん私たちにしか出来ないことだしな……?
「お兄ちゃんはとっくの前に中へ入っちゃったみたいなの。だから、あたし達も急がないとね」
「そ、そうですね……」
「……絶対に絶対にこの勝負に勝って、お兄ちゃんにギャフンと言わせてやる。首を洗って待っていろー! お兄ちゃん!」
「その意気は買いだけど……うーん」
エイトの言いたいことも分かる。
兄妹で争って勝ち取るものなのか、とか、兄妹だからこそ力を合わせていかないといけないんじゃないのか、とか。
だってギャリングさんと血は繋がってないにしろ、二人の間には血の繋がりがあるんだろうから。
二人きりの家族なんだもん、いがみ合うなんて寂しいよ。
……なんてことを、この場で言うつもりはないんだけど。
大きく口を開けた竜骨。
その口の中が迷宮の入口になっているらしい。
この辺りは竜骨の化石があちこちに落ちていて、昔この辺りに竜の棲み家があったとされているとか、いないとか。
迷宮の中は洞窟になっていて、至る所に化石が埋まっている。
竜骨の化石の背骨部分が上手い具合に渡れる足場に鳴っていて、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
まさに迷宮の名に相応しい作りで、普通に迷子になりかけている。
「なんかここ、やたらとドラゴン系の魔物が出てくるよね」
「隔絶された台地でよく見た奴らが多いな」
「マジックリップスもいるでがすよ。ククール、狙われないように気を付けた方がいいでがす」
「あいつら、やたらと俺の顔を舐め回そうとするからな……」
エイトと私はドラゴンキラーを装備したままだったのが正解だったようだ。
一応、デーモンスピアも持ってきてはいるんだけど、剣のほうが使い慣れてるからなぁ。
それにしてもフォーグめ、見つけたらとっちめてやらないと!
なーにが公平に、だ!
端からそんなつもりなかったくせに、よく言うよ!
地下一階から続いているエリアに進んで、化石を足場に奥へと急ぐ。
その途中で、フォーグが連れて行ったはずの、屋敷の部下の一人と会った。
何してんだ、僧侶のオッサン。
「これはこれはユッケ様。ようやく追い付きましたね。しかしフォーグ様はもっと先へ行っておられる。僕は無様にもここではぐれてしまいましたが……」
「はぐれたんだ……」
ていうか置いてくんだ、ヒーラー職。
あとは戦士系の人と魔法使いの人がついてるだけか。
心配だなぁ、フォーグのこと。
魔物にボコボコにされてないといいけど。
ここは行き止まりだったので、背骨を伝って別の道へ。
洞窟は奥へ奥へと続いているらしく、どこまであるのかは私達も分からない。
早いとこ終わらせて、レオパルド探しに戻りたいんだけどなー……。
本当に私の好奇心が大変失礼しました。
二度と好奇心だけで行動しないぞ、もう懲りたからね!
こういうのは入っておかないと気が済まない性格であるがゆえに、私とエイトは躊躇いもなく井戸の中へ。
すると謎につむじ風が渦を巻いていた。
「なにかしら、これ」
「どっかに飛ばされたりしてな」
「飛ばされたらまぁ、ルーラで砂漠の教会まで帰ってこられるし」
「姉貴はチャレンジャーでがすな」
だって気になるもん、入らない選択肢ないでしょこんなの。
えいやっとつむじ風に足を踏み入れる。
瞬間、吹き飛ばされるでもなく、謎の光で井戸の中が満たされた。
背後から「うお!?」だの「うわ!」だの「きゃあ!」といった悲鳴が聞こえてくる。
そして目を開けると……井戸の中だった。
「……何も変わってなくない?」
「なんだったのかしらね?」
「満足したか?」
「とりあえずここを出ようか。ユッケさんが待ってるから、竜骨の迷宮を目指さないと」
「そうでがすな、遊んでる場合じゃねぇや」
綱を登って井戸の外へ。
井戸から出た瞬間、私たちはあんぐりと口を開けた。
目の前に、あるはずのない、大きな竜の骨がある。
なんじゃこりゃあ……。
しかも砂漠の教会が見当たらないし!
「……井戸の中で繋がってたってこと?」
「こんな移動方法があるなんて思わなかったわね」
「まあなんにせよ、時間の短縮になってラッキーだったな」
竜骨の迷宮と言うくらいなんだから、この竜の骨が目印と見て間違いない。
頭の方に回ってみると、そこにはユッケが立っていた。
この子、私たちより先に着いてたってマジかよ。
私らなんて空飛んできたのに!?
「もぉー! 遅い遅い、遅すぎ! 待ちくたびれて死にそうだったよ」
「え!? これ以上ないくらい最速で来たんですけど……!?」
もはや空を飛んで来ても遅いって言われるなら、人類は瞬間移動の方法を編み出す以外にないぞ……!?
だってルーラは一度行った場所にしか効かないし……。
空を飛ぶのだって、たぶん私たちにしか出来ないことだしな……?
「お兄ちゃんはとっくの前に中へ入っちゃったみたいなの。だから、あたし達も急がないとね」
「そ、そうですね……」
「……絶対に絶対にこの勝負に勝って、お兄ちゃんにギャフンと言わせてやる。首を洗って待っていろー! お兄ちゃん!」
「その意気は買いだけど……うーん」
エイトの言いたいことも分かる。
兄妹で争って勝ち取るものなのか、とか、兄妹だからこそ力を合わせていかないといけないんじゃないのか、とか。
だってギャリングさんと血は繋がってないにしろ、二人の間には血の繋がりがあるんだろうから。
二人きりの家族なんだもん、いがみ合うなんて寂しいよ。
……なんてことを、この場で言うつもりはないんだけど。
大きく口を開けた竜骨。
その口の中が迷宮の入口になっているらしい。
この辺りは竜骨の化石があちこちに落ちていて、昔この辺りに竜の棲み家があったとされているとか、いないとか。
迷宮の中は洞窟になっていて、至る所に化石が埋まっている。
竜骨の化石の背骨部分が上手い具合に渡れる足場に鳴っていて、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
まさに迷宮の名に相応しい作りで、普通に迷子になりかけている。
「なんかここ、やたらとドラゴン系の魔物が出てくるよね」
「隔絶された台地でよく見た奴らが多いな」
「マジックリップスもいるでがすよ。ククール、狙われないように気を付けた方がいいでがす」
「あいつら、やたらと俺の顔を舐め回そうとするからな……」
エイトと私はドラゴンキラーを装備したままだったのが正解だったようだ。
一応、デーモンスピアも持ってきてはいるんだけど、剣のほうが使い慣れてるからなぁ。
それにしてもフォーグめ、見つけたらとっちめてやらないと!
なーにが公平に、だ!
端からそんなつもりなかったくせに、よく言うよ!
地下一階から続いているエリアに進んで、化石を足場に奥へと急ぐ。
その途中で、フォーグが連れて行ったはずの、屋敷の部下の一人と会った。
何してんだ、僧侶のオッサン。
「これはこれはユッケ様。ようやく追い付きましたね。しかしフォーグ様はもっと先へ行っておられる。僕は無様にもここではぐれてしまいましたが……」
「はぐれたんだ……」
ていうか置いてくんだ、ヒーラー職。
あとは戦士系の人と魔法使いの人がついてるだけか。
心配だなぁ、フォーグのこと。
魔物にボコボコにされてないといいけど。
ここは行き止まりだったので、背骨を伝って別の道へ。
洞窟は奥へ奥へと続いているらしく、どこまであるのかは私達も分からない。
早いとこ終わらせて、レオパルド探しに戻りたいんだけどなー……。
本当に私の好奇心が大変失礼しました。
二度と好奇心だけで行動しないぞ、もう懲りたからね!
