54章
夢小説設定
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さて翌朝、一晩お世話になったお礼を言って、私たちはレティシアを出発した。
目指すはレティスの止まり木だ。
おじさんが教えてくれたとおりに、村を出て左へ突き進む。
いろんな魔物をぶっ飛ばしながら進むと、離れた小高い丘のようなところに、ぽつんと止まり木があった。
急いで近付いてみると、止まり木の周囲を、あの大きな鳥の影がグルグル回っている。
「村長さんの話が本当なら、この影が異世界にいるレティスなのよね?」
「だと思う。……あ、移動していく」
「追いかけるんだろ?」
「見失わねぇように急ぐでげすよ!」
「ラジャー!!」
みんなで大きな影を追い掛けて走る。
……思ったけどこれ、魔物と戦ってる時はどうしたらいいんだろう。
待っててくれるのかな。
そんなことをふと思ったら、ドラゴンバゲージに見つかってしまった。
「あっヤバい! ゼシカー!! フバーハお願い!!」
「フバーハ!」
「お前ら、足を止めるなよ! スクルト!」
「ピオリム! エイトとヤンガス、宜しくー!!」
後方支援に回った私たちを追い越して、エイトとヤンガスがドラゴンバゲージへ向かっていく。
エイトのドラゴン斬りの直後、ヤンガスが兜割りを決めた。
瞬間、負けじとドラゴンバゲージが炎を吐き出す。
「ゥアチ!!」
「フバーハである程度は守られたけどな」
「レイラ、後ろは任せて!」
「あざす!!」
メダル王女から貰った奇跡の剣と、命のブレスレットを錬金して作った、奇跡の剣改。
大きく振り上げて地面を蹴り、ドラゴン斬りを食らわせた。
「おりゃあー!!」
「レイラ、どいて! メラゾーマ!!」
バカでかい火球がドラゴンバゲージへと落ちていく。
真っ赤な火柱を上げて燃え盛ったあと、ドラゴンバゲージは仰向けに倒れて消えた。
……ちょっと待った!?
「ゼシカいつの間にメラゾーマ!?」
「あとで教えてあげるわよ! とにかく今は影を追いかけましょう!」
「その前にお前は早いとこザオリクを覚えてくれ」
「誰か死んで実験台になってくれないと」
「前提が物騒なんだよな……」
頭の痛そうな顔をして、ククールは影を追いかけていった。
私も後ろを走りながら、時々振り返っては魔物が迫っていないかを確認。
魔物と交戦している間はさすがにレティスを追いかけている余裕はなくて、見失いやしないかヒヤヒヤする。
「……やっぱり。レティス、私たちが魔物と戦ってる間は、離れすぎない位置で待ってくれてる」
「本当に私たちを誘い込んでるみたい……」
ゼシカが呟くとおりなんだと思う。
どんな意図があるにせよ、レティスは間違いなく、私たちをどこかへ連れて行こうとしている。
丘を越えて緩やかな坂道を駆け下りると、なんと砂浜の中にでっかい毒の沼地が広がっている。
そしてレティスはその沼の上を飛んでいった。
「えええ!!」
「ど、どうしやす!?」
「どうするもこうするも、突っ込むしかないよ!」
「なるべく毒素を吸うなよ!」
みんな口元を腕で多いながら、バシャバシャと沼の中を走る。
うっ、地味に痛い……!!
沼の水を飲んではないけど、皮膚の表面をジリジリと突き刺す痛みが襲ってくる。
ようやく沼を渡り切って、息を整える暇もなく影を追いかけ。
海が見える程の断崖の上を登って、一等小高い丘に来ると、レティスの影はどこにも見えなくなった。
「ここに何かあるのかな……?」
辺りを見渡しても、何もない。
ただいい眺めなだけだ。
あれ、これもしかして、追いかけ損?
今度こそ骨折り損の何とやらってやつか!?
「もうっ! あの村長、でたらめばっかりじゃない!」
「まあまあ落ち着いてゼシカ……あれ?」
レティスの影が再びこちらへ向かってくる。
しかもものすごい勢いだ。
本能的に「襲われる」と錯覚して、思わず腕で顔を覆うと──。
目の前に、それは現れた。
不自然な黒い渦は、ぽっかりと真っ黒な口を開けている。
ひょっとしてこれが……異世界の破れ目?
この先に……レティスのいる世界があるってこと?
「……エイト。どうする?」
エイトはほんの少し躊躇ったあと、「行ってみよう」と力強く頷いた。
リーダーの覚悟が決まってるんなら仕方ない。
私たちはゆっくりとその破れ目に手を突っ込んだ。
瞬間、ものすごい力で渦の中に引っ張り込まれていく。
「ひょおおぉぉぉおお!!」
「どんな叫び声だ!」
「緊張感の欠片もないわね!」
頭脳班に揃ってツッコミを入れられてしまった。
私は悲しい。
真っ白な世界から、真っ黒な世界へと歩いていく。
やがて渦の中から出られた私たちは──目の前の光景に、揃って絶句した。
目指すはレティスの止まり木だ。
おじさんが教えてくれたとおりに、村を出て左へ突き進む。
いろんな魔物をぶっ飛ばしながら進むと、離れた小高い丘のようなところに、ぽつんと止まり木があった。
急いで近付いてみると、止まり木の周囲を、あの大きな鳥の影がグルグル回っている。
「村長さんの話が本当なら、この影が異世界にいるレティスなのよね?」
「だと思う。……あ、移動していく」
「追いかけるんだろ?」
「見失わねぇように急ぐでげすよ!」
「ラジャー!!」
みんなで大きな影を追い掛けて走る。
……思ったけどこれ、魔物と戦ってる時はどうしたらいいんだろう。
待っててくれるのかな。
そんなことをふと思ったら、ドラゴンバゲージに見つかってしまった。
「あっヤバい! ゼシカー!! フバーハお願い!!」
「フバーハ!」
「お前ら、足を止めるなよ! スクルト!」
「ピオリム! エイトとヤンガス、宜しくー!!」
後方支援に回った私たちを追い越して、エイトとヤンガスがドラゴンバゲージへ向かっていく。
エイトのドラゴン斬りの直後、ヤンガスが兜割りを決めた。
瞬間、負けじとドラゴンバゲージが炎を吐き出す。
「ゥアチ!!」
「フバーハである程度は守られたけどな」
「レイラ、後ろは任せて!」
「あざす!!」
メダル王女から貰った奇跡の剣と、命のブレスレットを錬金して作った、奇跡の剣改。
大きく振り上げて地面を蹴り、ドラゴン斬りを食らわせた。
「おりゃあー!!」
「レイラ、どいて! メラゾーマ!!」
バカでかい火球がドラゴンバゲージへと落ちていく。
真っ赤な火柱を上げて燃え盛ったあと、ドラゴンバゲージは仰向けに倒れて消えた。
……ちょっと待った!?
「ゼシカいつの間にメラゾーマ!?」
「あとで教えてあげるわよ! とにかく今は影を追いかけましょう!」
「その前にお前は早いとこザオリクを覚えてくれ」
「誰か死んで実験台になってくれないと」
「前提が物騒なんだよな……」
頭の痛そうな顔をして、ククールは影を追いかけていった。
私も後ろを走りながら、時々振り返っては魔物が迫っていないかを確認。
魔物と交戦している間はさすがにレティスを追いかけている余裕はなくて、見失いやしないかヒヤヒヤする。
「……やっぱり。レティス、私たちが魔物と戦ってる間は、離れすぎない位置で待ってくれてる」
「本当に私たちを誘い込んでるみたい……」
ゼシカが呟くとおりなんだと思う。
どんな意図があるにせよ、レティスは間違いなく、私たちをどこかへ連れて行こうとしている。
丘を越えて緩やかな坂道を駆け下りると、なんと砂浜の中にでっかい毒の沼地が広がっている。
そしてレティスはその沼の上を飛んでいった。
「えええ!!」
「ど、どうしやす!?」
「どうするもこうするも、突っ込むしかないよ!」
「なるべく毒素を吸うなよ!」
みんな口元を腕で多いながら、バシャバシャと沼の中を走る。
うっ、地味に痛い……!!
沼の水を飲んではないけど、皮膚の表面をジリジリと突き刺す痛みが襲ってくる。
ようやく沼を渡り切って、息を整える暇もなく影を追いかけ。
海が見える程の断崖の上を登って、一等小高い丘に来ると、レティスの影はどこにも見えなくなった。
「ここに何かあるのかな……?」
辺りを見渡しても、何もない。
ただいい眺めなだけだ。
あれ、これもしかして、追いかけ損?
今度こそ骨折り損の何とやらってやつか!?
「もうっ! あの村長、でたらめばっかりじゃない!」
「まあまあ落ち着いてゼシカ……あれ?」
レティスの影が再びこちらへ向かってくる。
しかもものすごい勢いだ。
本能的に「襲われる」と錯覚して、思わず腕で顔を覆うと──。
目の前に、それは現れた。
不自然な黒い渦は、ぽっかりと真っ黒な口を開けている。
ひょっとしてこれが……異世界の破れ目?
この先に……レティスのいる世界があるってこと?
「……エイト。どうする?」
エイトはほんの少し躊躇ったあと、「行ってみよう」と力強く頷いた。
リーダーの覚悟が決まってるんなら仕方ない。
私たちはゆっくりとその破れ目に手を突っ込んだ。
瞬間、ものすごい力で渦の中に引っ張り込まれていく。
「ひょおおぉぉぉおお!!」
「どんな叫び声だ!」
「緊張感の欠片もないわね!」
頭脳班に揃ってツッコミを入れられてしまった。
私は悲しい。
真っ白な世界から、真っ黒な世界へと歩いていく。
やがて渦の中から出られた私たちは──目の前の光景に、揃って絶句した。
