52章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
バタバタと地下二階へ階段を駆け登り、奥にある井戸へ。
すっかり水が抜けた井戸にある梯子を前に、メンズが顔を見合わせた。
どう見たってこの梯子、木製だもん。
長いこと水に浸かってただろうから、腐ってそうだもんね。
「しっかし、ぼろい梯子だな……。こいつ、すぐ壊れそうだぞ」
「そうね……じゃあ、最初はやっぱり……」
「ま、そうなるよね」
視線は一点集中でヤンガスに。
だって一番重そうだもん。
「あ、アッシでがすか!?」
「ヤンガス以外にいねえだろ」
満場一致でヤンガスが最初に降りることになって、ヤンガスはそろりと梯子に足をかけた。
ヤンガスが降りても梯子は壊れなかったのを見て、エイトとククールが顔を見合わせる。
傍から見ると、タッパがある分、ククールの方が重そう。
「よし、じゃあ次は俺だな」
ククールがヤンガスに続いて梯子を降りる。
ククールが底に着いて、エイトに合図を出した。
まあ、私とエイトじゃあ、さすがにエイトのほうが重いか。
「その次は僕が行くよ」
エイトも降りきったところで、必然的に私かゼシカが残る。
この場合、体重が重いのは……。
「じゃあ私が先に行くわね」
「ちょっと待てーい!」
「何よ? レイラの方が軽いに決まってるでしょ?」
「今それどこ見て言ったの? じゃなくて、私の方がこう見えて鍛えてるし、筋肉とか人並み以上についてるから」
エイトの後に私が降りて、最後にゼシカが降りてきた。
全員が降りたのを確認して、先に進む。
ドアを開けると……その先でゲルダさんが待ち構えていた。
どうやらここが最後の部屋。
ゲルダさんの手は、明らかにすんげえ物が入ってそうな宝箱に掛けられていた。
「遅かったじゃないか。勝負はあたしの勝ちみたいだね。約束通り、お宝はもらっていくよ」
「な、なんだとぉー!?」
「……待ってヤンガス! あの宝箱、なんか変!」
ゲルダさんへ突撃しようとしたヤンガスを制したのと、ゲルダさんが宝箱を開けようとしたのはほぼ同時だった。
宝箱から青白くて怪しい光が飛び出して、それが宝箱の上で実体を取る。
頭にキャプテンハットを被った海賊の幽霊が現れて、ゲルダさんは二、三歩ほど後退りすると、腰のナイフに手をかけた。
「我が名はキャプテン・クロウ。かつて世界の海を股に掛けし、海賊の中の海賊……」
「ご本人登場しちゃった……」
「レイラー!!」
「姉貴ィ! しっかりしてくだせぇ!!」
スゥーと意識が遠のく気配がする。
だからさぁ言ってんじゃん、イカとタコとホラーは苦手だって……。
なんで本人の幽霊が現れるかなァ……。
それはもう聞いてないって……。
「我が財宝を狙う者よ。汝はそれを手にする資格のある者か? あると言うならば、我と戦い、その力を示せ。資格なき者ならば悪いことは言わぬ、早々に立ち去るがよい」
キャプテン・クロウに問われたゲルダさんは、一度だけ私たちを振り返ると、ナイフを抜いた。
そりゃあ、ここまで来て立ち去るなんて、盗賊のプライドが許さないのは分かるけど……。
「チッ……。あたしは戦うのはあんまり得意じゃないんだけどね……」
ナイフを構えたゲルダさんへ、キャプテン・クロウの亡霊が迫る。
無数に繰り出される剣を辛うじて弾いていたゲルダさんだったけど、最後の強力な波動攻撃で大きく吹き飛ばされ、私たちの近くまで転がった。
「ゲルダさん!」
「ゲルダ!! くそっ、弱いくせに無理しやがって!」
「……気を失ってるだけだ。死んじゃいない。エイト! 今のうちにあいつを倒すぞ!」
「ええ! お宝は私たちがいただくわ!」
ゲルダさんを安全な場所に移動させて、今度は私たちとキャプテン・クロウが向かい合った。
ゲルダさんに先を越されるかもって思ったけど、これはチャンスだ!
キャプテン・クロウを倒せば、勝負は私たちの勝ち!
「汝らも我が財宝を求める者か? ならば我と戦い、その資格を示すがよい」
「もちろんです! 海図は私たちがいただきます!」
剣を腰から引き抜いて構える。
なんかめちゃくちゃ強そうだけど、五人でかかれば倒せるはず!
幽霊なのは間違いないけど、向こうの攻撃が当たるということは、こちらの攻撃も当たるということだ!
殴れるなら幽霊じゃない!!
めちゃくちゃな理論だけど、そうでも思わないと使い物にならない。
さすがにこの場でお荷物は四人からぶん殴られそうだしな!!
すっかり水が抜けた井戸にある梯子を前に、メンズが顔を見合わせた。
どう見たってこの梯子、木製だもん。
長いこと水に浸かってただろうから、腐ってそうだもんね。
「しっかし、ぼろい梯子だな……。こいつ、すぐ壊れそうだぞ」
「そうね……じゃあ、最初はやっぱり……」
「ま、そうなるよね」
視線は一点集中でヤンガスに。
だって一番重そうだもん。
「あ、アッシでがすか!?」
「ヤンガス以外にいねえだろ」
満場一致でヤンガスが最初に降りることになって、ヤンガスはそろりと梯子に足をかけた。
ヤンガスが降りても梯子は壊れなかったのを見て、エイトとククールが顔を見合わせる。
傍から見ると、タッパがある分、ククールの方が重そう。
「よし、じゃあ次は俺だな」
ククールがヤンガスに続いて梯子を降りる。
ククールが底に着いて、エイトに合図を出した。
まあ、私とエイトじゃあ、さすがにエイトのほうが重いか。
「その次は僕が行くよ」
エイトも降りきったところで、必然的に私かゼシカが残る。
この場合、体重が重いのは……。
「じゃあ私が先に行くわね」
「ちょっと待てーい!」
「何よ? レイラの方が軽いに決まってるでしょ?」
「今それどこ見て言ったの? じゃなくて、私の方がこう見えて鍛えてるし、筋肉とか人並み以上についてるから」
エイトの後に私が降りて、最後にゼシカが降りてきた。
全員が降りたのを確認して、先に進む。
ドアを開けると……その先でゲルダさんが待ち構えていた。
どうやらここが最後の部屋。
ゲルダさんの手は、明らかにすんげえ物が入ってそうな宝箱に掛けられていた。
「遅かったじゃないか。勝負はあたしの勝ちみたいだね。約束通り、お宝はもらっていくよ」
「な、なんだとぉー!?」
「……待ってヤンガス! あの宝箱、なんか変!」
ゲルダさんへ突撃しようとしたヤンガスを制したのと、ゲルダさんが宝箱を開けようとしたのはほぼ同時だった。
宝箱から青白くて怪しい光が飛び出して、それが宝箱の上で実体を取る。
頭にキャプテンハットを被った海賊の幽霊が現れて、ゲルダさんは二、三歩ほど後退りすると、腰のナイフに手をかけた。
「我が名はキャプテン・クロウ。かつて世界の海を股に掛けし、海賊の中の海賊……」
「ご本人登場しちゃった……」
「レイラー!!」
「姉貴ィ! しっかりしてくだせぇ!!」
スゥーと意識が遠のく気配がする。
だからさぁ言ってんじゃん、イカとタコとホラーは苦手だって……。
なんで本人の幽霊が現れるかなァ……。
それはもう聞いてないって……。
「我が財宝を狙う者よ。汝はそれを手にする資格のある者か? あると言うならば、我と戦い、その力を示せ。資格なき者ならば悪いことは言わぬ、早々に立ち去るがよい」
キャプテン・クロウに問われたゲルダさんは、一度だけ私たちを振り返ると、ナイフを抜いた。
そりゃあ、ここまで来て立ち去るなんて、盗賊のプライドが許さないのは分かるけど……。
「チッ……。あたしは戦うのはあんまり得意じゃないんだけどね……」
ナイフを構えたゲルダさんへ、キャプテン・クロウの亡霊が迫る。
無数に繰り出される剣を辛うじて弾いていたゲルダさんだったけど、最後の強力な波動攻撃で大きく吹き飛ばされ、私たちの近くまで転がった。
「ゲルダさん!」
「ゲルダ!! くそっ、弱いくせに無理しやがって!」
「……気を失ってるだけだ。死んじゃいない。エイト! 今のうちにあいつを倒すぞ!」
「ええ! お宝は私たちがいただくわ!」
ゲルダさんを安全な場所に移動させて、今度は私たちとキャプテン・クロウが向かい合った。
ゲルダさんに先を越されるかもって思ったけど、これはチャンスだ!
キャプテン・クロウを倒せば、勝負は私たちの勝ち!
「汝らも我が財宝を求める者か? ならば我と戦い、その資格を示すがよい」
「もちろんです! 海図は私たちがいただきます!」
剣を腰から引き抜いて構える。
なんかめちゃくちゃ強そうだけど、五人でかかれば倒せるはず!
幽霊なのは間違いないけど、向こうの攻撃が当たるということは、こちらの攻撃も当たるということだ!
殴れるなら幽霊じゃない!!
めちゃくちゃな理論だけど、そうでも思わないと使い物にならない。
さすがにこの場でお荷物は四人からぶん殴られそうだしな!!
