49章
夢小説設定
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洞窟の中は薄暗くて、外よりもひんやりしていた。それでも、洞窟内にいくつも設置してある篝火は明々と火が灯っているから、グラッドさんが閉じ込められてからそんなに時間は経過していないのかもしれない。
「じゃあ、松明に火をつけてっと」
エイトの持っている松明に火をつけると、私たちの周囲が明るくなった。
そして同時に、洞窟の内部も全容がはっきり見えてきた。
あちこちの地面が、雪解け水が凍って氷のようになっている。
これは歩く時に気を付けないと、すっ転ぶ確率が高いぞ……。
「チッ……洞窟だから少しは寒さが和らぐんじゃねえかと思った俺がバカだったよ。普通に寒い」
「ただでさえ寒いんだから、こんな所に入ったら余計寒いに決まってるじゃない」
「でも思ったほどは寒くないよね。さすがヌーク草」
実は今日の朝も、ヌーク草を煎じた薬湯を飲んできたのだ。
メディさんに薬湯の作り方を教わっておいて良かった。
ヌーク草の葉を一枚入れて煮詰めるだけで、五人分の薬湯が出来上がるんだから、ヌーク草ってのはとんでもない効能を持ってるな。
おかげで寒さ対策はばっちりだ。
洞窟内の天井は見上げなければならないほど高い。
ようやく腰の心配をしなくて済んだククールが「神よ……」と本気で感謝していた。
それはそれとして、この洞窟、何故かやたらとオオカミ……ダースウルフェンが出てくる。
こんなに危険な洞窟なのに、グラッドさんの薬草園なのか……。
洞窟を下って行くと、開けた場所に出た。
開けているのはいいんだけど……。
「何あの氷でできた橋」
「あれを渡れってのか……?」
私たちの目の前には、「渡ってください」と言わんばかりの氷の橋がお目見えしていた。
洞窟の中は至る所が凍っていてツルツル滑るんだけど、この橋を渡ろうとしたらさすがに転んで危ないんじゃ……。
「でも見えてる道はあれだけだ。みんな、気を付けて渡ろう」
「承知でがす……ぅおお!?」
言ったそばからヤンガスが滑った。
まあそりゃね!
氷の道なんて歩き慣れてないからね!
すっ転ぶに決まってる!!
橋の手前まで小さな坂を登って、慎重に一歩を踏み出す。
走ったら終わりだというのは、昨日の私がオークニスで学んでいるので、ゆっくりと歩いて渡ることにした。
「あとちょっと……ぉぉおお!?」
「レイラー!!」
「あー惜しい!! 急いで戻ってきて!」
「そうしたいのは山々なんだけど襲われてます!!」
「は!? 何にだよ!」
「フレイムに!!」
「だーもう!!」
ククールが半ギレでこっちに加勢してくれた。
みんなもこちらへ走ってきて、現れていたフレイム三体を順当に片付けていく。
倒し終わった頃、私はみんなに向けて「すいません……」と頭を下げたのだった。
そして再び氷の橋にリベンジすることとなった訳なんだけど……。
「おぶっ!!」
「ヤンガスまた転んだ!」
ヤンガスがステーンと橋の下に落ちていく。
何度目だヤンガス。
でも確かに地面は氷でつるつるしてるから、その気持ちも分かる。
実際、私も昨日転んだし。
何とかかんとか全員で渡り終え、その先に続いている階段を降りて地下二階へ。
右側の壁伝いに進んで、すぐ右側にある空間へ足を踏み入れた。
地図はあるけど、どこがどう繋がってるかはさっぱりだ。
「うー、足元から冷えるー……おぁぁぁあ!?」
頭上でバキン! と何かが砕ける音がする。
次の瞬間、いきなり頭上から氷柱が落ちてきた。
それは私のすぐ背後に深々と突き刺さっている。
「ヒェッ……」
恐怖のあまり固まってしまうと、私の後ろにいたみんなも顔を引きつらせて固まっていた。
まさか……氷柱がこんな、ねぇ……落ちて地面に刺さるとは思わないじゃん……?
これだけで人が殺せそうだよ、この洞窟……。
「と、とりあえず……先に進もう」
「ハイ……」
「可哀想に、震えてるわ……」
「さすがのアッシも恐怖を覚えたでがすよ……」
必然的にぎゅっと固まって動きながら、私たちは階段を降りて地下三階へと向かった。
その先はどうやら行き止まりのようだった。
くまなく探索しようと歩いていくと──。
「イヤーッ!?」
「うわぁ!!」
またもやバキン! ズドン! と氷柱が落ちてくる。
私とエイトの喉から変な声が出てきた。
「何ここめっちゃ怖い! めっちゃ怖いよここ!」
「俺達が歩くところを狙う様に落ちてくるな、コイツ……。うおっと」
ズドン! と音がして、ククールの近くに氷柱が突き刺さる。
さすがのククールもクールな表情が引きつっていた。
仕方ないよ、みんな顔が引きつったまんまだもん。
「これ、当たったら一発だよね……」
「間違いなく死ぬと思う……」
エイトと二人で顔を青ざめさせる。
まさかこんなデンジャラスな洞窟だとは思わなかったわ。
「とにかく、グラッドさんを見つけてさっさとここを出よう!」
エイトの必死感が満載の声が響く。
それに反射のように頷いて、私たちは階段を駆け上った。
当然だけど、ここに来るまでに宝箱は回収済みだ。
旅人たるもの、宝箱を見落としてはならないのである。
「じゃあ、松明に火をつけてっと」
エイトの持っている松明に火をつけると、私たちの周囲が明るくなった。
そして同時に、洞窟の内部も全容がはっきり見えてきた。
あちこちの地面が、雪解け水が凍って氷のようになっている。
これは歩く時に気を付けないと、すっ転ぶ確率が高いぞ……。
「チッ……洞窟だから少しは寒さが和らぐんじゃねえかと思った俺がバカだったよ。普通に寒い」
「ただでさえ寒いんだから、こんな所に入ったら余計寒いに決まってるじゃない」
「でも思ったほどは寒くないよね。さすがヌーク草」
実は今日の朝も、ヌーク草を煎じた薬湯を飲んできたのだ。
メディさんに薬湯の作り方を教わっておいて良かった。
ヌーク草の葉を一枚入れて煮詰めるだけで、五人分の薬湯が出来上がるんだから、ヌーク草ってのはとんでもない効能を持ってるな。
おかげで寒さ対策はばっちりだ。
洞窟内の天井は見上げなければならないほど高い。
ようやく腰の心配をしなくて済んだククールが「神よ……」と本気で感謝していた。
それはそれとして、この洞窟、何故かやたらとオオカミ……ダースウルフェンが出てくる。
こんなに危険な洞窟なのに、グラッドさんの薬草園なのか……。
洞窟を下って行くと、開けた場所に出た。
開けているのはいいんだけど……。
「何あの氷でできた橋」
「あれを渡れってのか……?」
私たちの目の前には、「渡ってください」と言わんばかりの氷の橋がお目見えしていた。
洞窟の中は至る所が凍っていてツルツル滑るんだけど、この橋を渡ろうとしたらさすがに転んで危ないんじゃ……。
「でも見えてる道はあれだけだ。みんな、気を付けて渡ろう」
「承知でがす……ぅおお!?」
言ったそばからヤンガスが滑った。
まあそりゃね!
氷の道なんて歩き慣れてないからね!
すっ転ぶに決まってる!!
橋の手前まで小さな坂を登って、慎重に一歩を踏み出す。
走ったら終わりだというのは、昨日の私がオークニスで学んでいるので、ゆっくりと歩いて渡ることにした。
「あとちょっと……ぉぉおお!?」
「レイラー!!」
「あー惜しい!! 急いで戻ってきて!」
「そうしたいのは山々なんだけど襲われてます!!」
「は!? 何にだよ!」
「フレイムに!!」
「だーもう!!」
ククールが半ギレでこっちに加勢してくれた。
みんなもこちらへ走ってきて、現れていたフレイム三体を順当に片付けていく。
倒し終わった頃、私はみんなに向けて「すいません……」と頭を下げたのだった。
そして再び氷の橋にリベンジすることとなった訳なんだけど……。
「おぶっ!!」
「ヤンガスまた転んだ!」
ヤンガスがステーンと橋の下に落ちていく。
何度目だヤンガス。
でも確かに地面は氷でつるつるしてるから、その気持ちも分かる。
実際、私も昨日転んだし。
何とかかんとか全員で渡り終え、その先に続いている階段を降りて地下二階へ。
右側の壁伝いに進んで、すぐ右側にある空間へ足を踏み入れた。
地図はあるけど、どこがどう繋がってるかはさっぱりだ。
「うー、足元から冷えるー……おぁぁぁあ!?」
頭上でバキン! と何かが砕ける音がする。
次の瞬間、いきなり頭上から氷柱が落ちてきた。
それは私のすぐ背後に深々と突き刺さっている。
「ヒェッ……」
恐怖のあまり固まってしまうと、私の後ろにいたみんなも顔を引きつらせて固まっていた。
まさか……氷柱がこんな、ねぇ……落ちて地面に刺さるとは思わないじゃん……?
これだけで人が殺せそうだよ、この洞窟……。
「と、とりあえず……先に進もう」
「ハイ……」
「可哀想に、震えてるわ……」
「さすがのアッシも恐怖を覚えたでがすよ……」
必然的にぎゅっと固まって動きながら、私たちは階段を降りて地下三階へと向かった。
その先はどうやら行き止まりのようだった。
くまなく探索しようと歩いていくと──。
「イヤーッ!?」
「うわぁ!!」
またもやバキン! ズドン! と氷柱が落ちてくる。
私とエイトの喉から変な声が出てきた。
「何ここめっちゃ怖い! めっちゃ怖いよここ!」
「俺達が歩くところを狙う様に落ちてくるな、コイツ……。うおっと」
ズドン! と音がして、ククールの近くに氷柱が突き刺さる。
さすがのククールもクールな表情が引きつっていた。
仕方ないよ、みんな顔が引きつったまんまだもん。
「これ、当たったら一発だよね……」
「間違いなく死ぬと思う……」
エイトと二人で顔を青ざめさせる。
まさかこんなデンジャラスな洞窟だとは思わなかったわ。
「とにかく、グラッドさんを見つけてさっさとここを出よう!」
エイトの必死感が満載の声が響く。
それに反射のように頷いて、私たちは階段を駆け上った。
当然だけど、ここに来るまでに宝箱は回収済みだ。
旅人たるもの、宝箱を見落としてはならないのである。
