44章
夢小説設定
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目の前には赤いカーペットの敷かれた通路。
左手には降りる階段と、謎の剣士像と……なぜかスライムがいる。
「……なにこれ?」
「とりあえず渡ってみようぜ」
「そうだね」
四人で通路に足を載せる。
瞬間、通路が下に落ちていった。
反対側は逆に、更に上の階へ繋がった。
まるでシーソーみたいだ。
「なにこれぇぇぇ!!」
「一個下の階に落ちちまったでがすよ!?」
「くそ! 嫌な予感だけは本当に当たるんだからよ!!」
「このまま上ってみるしかない……かな?」
全員で坂道を頑張って登る。
シーソーの半分を通り過ぎたところで、今度は通路が一番下までガターンと傾いた。
……そうなるよね、知ってた。
「……このフロアに降りるっきゃねぇってことか」
「みたいだね……」
「ま、まあ、上がる階段はあるし……」
通路から全員が降りると、シーソーは再び我々の頭上で水平に戻った。
そして降り立った先の一階は……フロアの半分を鉄柵で遮られ、行き来ができないようになっている。
ちなみに、ライドンの塔の入口、すなわち私たちが通路に乗った場所は鉄柵の向こう側だ。
全員が悟った。
一度、上の階に行って、シーソーでドッタンバッタンして鉄柵の向こう側に行って、そこから階段を上がらなければ元の場所には戻れない、と。
「……」
「頭が痛くなりそう」
「こんな非常時に仕掛けだらけの塔で遊んでる場合かよ……」
「でもライドンとかいうおっさんはここにいるって話でがす。行くしか……ないでがすよ……」
階段を上って、シーソーに再び乗る。
シーソーは私たちの重みで一階へと落ちた。
シーソーの坂を上って向こう側へ行くと、シーソーも重みで高低が逆になっていく。
そうして私たちは、入口側の一階へ渡ることができた。
ちなみにこの間、魔物に二度ほど襲われたのは言うまでもない。
なんでこんなところに魔物がいるのかは考えないことにした。
「……やっと戻ってこれた……」
「ってことはさ、あの剣士像をどうにかすればいいってことだよね」
スライムがぺちん……ぺちん……と体当たりしている剣士像は、まったくビクともしていない。
とりあえずその剣士像を動かしてもいいだろうか。
「きゅーっ、きゅーっ。……だめキュー。重くて押してもビクともしないキュー」
「今度は語尾がキューかぁ……」
「天邪鬼なスライムは『っち』だったよな」
「変な語尾がないスライムもいたよ、滝の洞窟に」
「懐かしいでがすな。ザバンは元気にしてるでがしょうか」
どうでもいいけど、元気だと思う。
あいつとルイネロさんは長生きするタイプだもん。
滝の上といえば、チーズおじさんは元気かな。
「エイトなら動かせるんじゃない?」
「剣士像の洞窟でも似たようなことがありやしたな」
「ちょっとやってみる」
エイトが試しに剣士像をおしてみた。
引きずる音と共に、剣士像がちょっとだけ動く。
まあたぶん、これが攻略の鍵だよな……。
「やや、すごいキュー! その力がこの塔ではきっと役に立つキューよ!」
「でもこれ、どこにやれば……」
「こういう時は、このシーソーをよく調べてみると……」
シーソーの端っこに、剣士像を載せられそうな四角いスペースがついているのを発見。
ここに乗せてシーソーを落とせばいいってことじゃないかな?
エイトがそこまで剣士像を動かして、四角いスペースに剣士像を乗せる。
すると重みでシーソーが傾き、三階へと繋がった。
すぐ横にある階段を降りて一階へ下りてから、シーソーを上って三階へ。
……つまりこういうのがひたすら続くってことか。
そもそもこれ、何階まであるんだ?
「ざっと見ても……五階以上あるな」
「やだぁ……」
「疲れたらおんぶしてあげるから、頑張ろう」
「アッシらだけなら体力に物を言わせて駆け抜けるところでがすが、姉貴はそうもいかねぇでげす」
「体力ならレイラもあるよ。近衛兵だからね」
「意外と……そうなんだよな……」
「そろそろ近衛兵だって覚えてもらっていいですか!」
城が滅びてなけりゃ将来安泰の職だったんだぞ!
身内人事なところはあるかもしれないけど!
入ってからが大変だったんだからな!
本当に大変だったな、男性陣に食らいつくのに必死でさ……。
「さて、ここに出てくる敵はなかなか硬い奴らが多そうだ」
「ゴーレムといい動く石像といい、一撃の威力が高い奴らが多いね」
「サイレスはマホトーンで妨害してくるから、うっかりかかったら呪文が唱えられなくなるし……。あ、そうだ」
ふと思い付いて、共有の袋からルーンスタッフを取り出した。
万が一、マホトーンで呪文を封じられても、これを振りかざせばスクルトがかけられる!
打てる手は打っておかねば!
「それじゃあとっとと、ライドンとかいうおっさんを見つけるでがすよ!」
「おー!!」
「やれやれ。ま、頭脳労働なら任せな。石像を動かすのはエイトに任せるぞ」
「うん」
三階は仕掛けもなく、ぐるっと円を描いて廊下があるのと、四階に繋がる階段があるだけだ。
赤いカーペットが敷いてある階段を上って四階へ向かうと──。
これまた複雑に鉄柵で区切られた空間が現れたのだった。
左手には降りる階段と、謎の剣士像と……なぜかスライムがいる。
「……なにこれ?」
「とりあえず渡ってみようぜ」
「そうだね」
四人で通路に足を載せる。
瞬間、通路が下に落ちていった。
反対側は逆に、更に上の階へ繋がった。
まるでシーソーみたいだ。
「なにこれぇぇぇ!!」
「一個下の階に落ちちまったでがすよ!?」
「くそ! 嫌な予感だけは本当に当たるんだからよ!!」
「このまま上ってみるしかない……かな?」
全員で坂道を頑張って登る。
シーソーの半分を通り過ぎたところで、今度は通路が一番下までガターンと傾いた。
……そうなるよね、知ってた。
「……このフロアに降りるっきゃねぇってことか」
「みたいだね……」
「ま、まあ、上がる階段はあるし……」
通路から全員が降りると、シーソーは再び我々の頭上で水平に戻った。
そして降り立った先の一階は……フロアの半分を鉄柵で遮られ、行き来ができないようになっている。
ちなみに、ライドンの塔の入口、すなわち私たちが通路に乗った場所は鉄柵の向こう側だ。
全員が悟った。
一度、上の階に行って、シーソーでドッタンバッタンして鉄柵の向こう側に行って、そこから階段を上がらなければ元の場所には戻れない、と。
「……」
「頭が痛くなりそう」
「こんな非常時に仕掛けだらけの塔で遊んでる場合かよ……」
「でもライドンとかいうおっさんはここにいるって話でがす。行くしか……ないでがすよ……」
階段を上って、シーソーに再び乗る。
シーソーは私たちの重みで一階へと落ちた。
シーソーの坂を上って向こう側へ行くと、シーソーも重みで高低が逆になっていく。
そうして私たちは、入口側の一階へ渡ることができた。
ちなみにこの間、魔物に二度ほど襲われたのは言うまでもない。
なんでこんなところに魔物がいるのかは考えないことにした。
「……やっと戻ってこれた……」
「ってことはさ、あの剣士像をどうにかすればいいってことだよね」
スライムがぺちん……ぺちん……と体当たりしている剣士像は、まったくビクともしていない。
とりあえずその剣士像を動かしてもいいだろうか。
「きゅーっ、きゅーっ。……だめキュー。重くて押してもビクともしないキュー」
「今度は語尾がキューかぁ……」
「天邪鬼なスライムは『っち』だったよな」
「変な語尾がないスライムもいたよ、滝の洞窟に」
「懐かしいでがすな。ザバンは元気にしてるでがしょうか」
どうでもいいけど、元気だと思う。
あいつとルイネロさんは長生きするタイプだもん。
滝の上といえば、チーズおじさんは元気かな。
「エイトなら動かせるんじゃない?」
「剣士像の洞窟でも似たようなことがありやしたな」
「ちょっとやってみる」
エイトが試しに剣士像をおしてみた。
引きずる音と共に、剣士像がちょっとだけ動く。
まあたぶん、これが攻略の鍵だよな……。
「やや、すごいキュー! その力がこの塔ではきっと役に立つキューよ!」
「でもこれ、どこにやれば……」
「こういう時は、このシーソーをよく調べてみると……」
シーソーの端っこに、剣士像を載せられそうな四角いスペースがついているのを発見。
ここに乗せてシーソーを落とせばいいってことじゃないかな?
エイトがそこまで剣士像を動かして、四角いスペースに剣士像を乗せる。
すると重みでシーソーが傾き、三階へと繋がった。
すぐ横にある階段を降りて一階へ下りてから、シーソーを上って三階へ。
……つまりこういうのがひたすら続くってことか。
そもそもこれ、何階まであるんだ?
「ざっと見ても……五階以上あるな」
「やだぁ……」
「疲れたらおんぶしてあげるから、頑張ろう」
「アッシらだけなら体力に物を言わせて駆け抜けるところでがすが、姉貴はそうもいかねぇでげす」
「体力ならレイラもあるよ。近衛兵だからね」
「意外と……そうなんだよな……」
「そろそろ近衛兵だって覚えてもらっていいですか!」
城が滅びてなけりゃ将来安泰の職だったんだぞ!
身内人事なところはあるかもしれないけど!
入ってからが大変だったんだからな!
本当に大変だったな、男性陣に食らいつくのに必死でさ……。
「さて、ここに出てくる敵はなかなか硬い奴らが多そうだ」
「ゴーレムといい動く石像といい、一撃の威力が高い奴らが多いね」
「サイレスはマホトーンで妨害してくるから、うっかりかかったら呪文が唱えられなくなるし……。あ、そうだ」
ふと思い付いて、共有の袋からルーンスタッフを取り出した。
万が一、マホトーンで呪文を封じられても、これを振りかざせばスクルトがかけられる!
打てる手は打っておかねば!
「それじゃあとっとと、ライドンとかいうおっさんを見つけるでがすよ!」
「おー!!」
「やれやれ。ま、頭脳労働なら任せな。石像を動かすのはエイトに任せるぞ」
「うん」
三階は仕掛けもなく、ぐるっと円を描いて廊下があるのと、四階に繋がる階段があるだけだ。
赤いカーペットが敷いてある階段を上って四階へ向かうと──。
これまた複雑に鉄柵で区切られた空間が現れたのだった。
