33章
夢小説設定
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パタン……と背後でラパンハウスのドアが閉まる。
キラパン……ふわふわでモフモフの……キラーパンサー……。
「どうしたのレイラ、ぼーっとして」
「エイト……キラーパンサーに乗れるんだって……! ふわふわで、モフモフの……お日様の匂いとかしちゃったりして……!?」
「いや普通に獣臭いと思うけどなゴフゥ!!」
「夢を壊すなーッ!! 私の夢をッ!!」
「キラーパンサーに乗れるのがそんなに嬉しいのね……」
「姉貴は純粋無垢でがすなぁ」
「ふふ、可愛いよね」
背後の三人のよく分からない会話はスルーさせてもらった。
分かる、キラーパンサーって可愛いよね。
挙動がネコ科だなって思うもん。
「んなーっ。どうしただ。まさかラパン様、中におらんかっただか?」
「いえ、中にいらっしゃいました。それで斯々然々で……」
「……なんとなっ!? ラパン様に頼み事をされただか!? しかもキラーパンサーに乗る許可までもらったとは、おめさたち、よっぽどラパン様に気に入られただな! カァーッ! おめさを通したオラの目に間違いはなかっただ! さあさ、早速キラーパンサーに乗るだよ!」
「やった! キラーパンサー!!」
「……ふふ。じゃあレイラから乗せてもらおうか」
「んなんな。人生、何事もレッツトライだべさ」
カラッチさんは五頭のキラーパンサーを呼び出すと、そのうちの一頭に私を乗せてくれた。
乗り方自体は馬と変わらないけど、鞍も手綱もなくて大丈夫なんだろうか。
ていうか、走る歩く止まるの指示はどうやって……!?
「わ、わぁもっふもふ……!」
「嬉しそうでがすなぁ」
「おっほ! かっこええでないの!」
捕まるのはたてがみで大丈夫と言われても、痛くないのか、キラパンは。
ちなみに歩く走る止まる、方向などの指示は、たてがみを引っ張ればいいとの事。
本当に痛くないんだろうか……。
「そしたらキラーパンサーに乗る上での大事なことをいくつかおめさたちに教えておくだよ」
「お願いします!」
「めちゃくちゃいい返事するな」
「テンション上がってるのよね、キラーパンサーに乗れるなんて思ってもみなかったもの」
コラそこォ!!
人をお子様みたいに言うんじゃない!!
これでも十八だぞ!!
エイトと同い年なんだぞ!!
アホの会話をサクッとやり過ごして、カラッチさんはキラーパンサーに乗る際の注意事項をいくつか教えてくれた。
ひとつ、今まで行けなかった場所に行けるようにはならないこと。
要は崖を登ったりは出来ないというわけだ。
さすがにそれをやると、キラパンも乗ってるこっちも危ないからね。
そしてふたつ、キラーパンサーから降りてしまって見失った場合は、ラパンハウスまで戻ってくれば何度でも貸し出すとのこと。
キラパンは降りたらどっか行っちゃうらしい。
自由気ままである……ネコちゃんみたいで可愛いね!!
「ほんじゃ説明は以上だーよ! さあさ、その子に乗って世界中駆け巡ってくるだ! ぐっどらぁ〜っく!」
「おぅけぇい! れっつごぉ〜!!」
「発音まで移っちゃったわよ、あの子」
「ノリノリでがすなぁ姉貴」
ラパンハウスからキラーパンサーに乗って飛び出す。
外で待機していた姫様と陛下は、私たちに綺麗な二度見をして、慌てて追いかけてきた。
さて、キラーパンサーの像はここに来る途中にひとつ見た。
つまりはその像が向いている方向を目指せばいいのだが……。
「近道になりそうな橋が崩落している件」
「一旦ぐるっと回って、途中の道から逸れて行くしかなさそうかな」
「面倒でがすなぁ。キラーパンサーでこう、跳べねぇんでげすかい?」
「それは出来ないと思うよ。普通の馬と違って、私たちには手綱も鐙もないんだもん。普通に振り落とされちゃうよ」
「馬に乗った経験があるんだな」
「まあ、近衛兵なので」
「……そうだよな、そうなんだよな……」
毎回そのしみじみとした物言いするのやめろっつーに。
れっきとした近衛兵だよ、私だって二年くらいやってたよ。
エイトは三年だよ、すごいね。
「じゃあとりあえず途中まで道なりに行ってみよっか」
「だな。ところでお姫様は大丈夫なのか?」
「ミーティアのことなら大丈夫じゃ。追いかけられぬ速さではなかったぞ」
「ヒヒン!」
「姫様がそうおっしゃるなら大丈夫ですね! よっしゃ、いっちょラパンさんの旧友に粉かけたろうぜ!!」
「うーん意味合い」
何故かエイトに苦笑いされた。
粉をかけるって、粉をかける以外に意味あるんだっけ。
エイトの苦笑いの意味が分からず首を傾げていると、そっと隣に来たゼシカが教えてくれた。
「女を口説くことよ」
「げ、ククールじゃん」
「おい」
なんで怒るんだ、本当のことじゃん!
ちょっと綺麗な女の人を見かけたら、息をするように口説くくせにさ!
気の強そうな人だったらどう落とそうか考えるくせにさ!
そのくせ私は守備範囲外とか、失礼しちゃうよな!!
キラパン……ふわふわでモフモフの……キラーパンサー……。
「どうしたのレイラ、ぼーっとして」
「エイト……キラーパンサーに乗れるんだって……! ふわふわで、モフモフの……お日様の匂いとかしちゃったりして……!?」
「いや普通に獣臭いと思うけどなゴフゥ!!」
「夢を壊すなーッ!! 私の夢をッ!!」
「キラーパンサーに乗れるのがそんなに嬉しいのね……」
「姉貴は純粋無垢でがすなぁ」
「ふふ、可愛いよね」
背後の三人のよく分からない会話はスルーさせてもらった。
分かる、キラーパンサーって可愛いよね。
挙動がネコ科だなって思うもん。
「んなーっ。どうしただ。まさかラパン様、中におらんかっただか?」
「いえ、中にいらっしゃいました。それで斯々然々で……」
「……なんとなっ!? ラパン様に頼み事をされただか!? しかもキラーパンサーに乗る許可までもらったとは、おめさたち、よっぽどラパン様に気に入られただな! カァーッ! おめさを通したオラの目に間違いはなかっただ! さあさ、早速キラーパンサーに乗るだよ!」
「やった! キラーパンサー!!」
「……ふふ。じゃあレイラから乗せてもらおうか」
「んなんな。人生、何事もレッツトライだべさ」
カラッチさんは五頭のキラーパンサーを呼び出すと、そのうちの一頭に私を乗せてくれた。
乗り方自体は馬と変わらないけど、鞍も手綱もなくて大丈夫なんだろうか。
ていうか、走る歩く止まるの指示はどうやって……!?
「わ、わぁもっふもふ……!」
「嬉しそうでがすなぁ」
「おっほ! かっこええでないの!」
捕まるのはたてがみで大丈夫と言われても、痛くないのか、キラパンは。
ちなみに歩く走る止まる、方向などの指示は、たてがみを引っ張ればいいとの事。
本当に痛くないんだろうか……。
「そしたらキラーパンサーに乗る上での大事なことをいくつかおめさたちに教えておくだよ」
「お願いします!」
「めちゃくちゃいい返事するな」
「テンション上がってるのよね、キラーパンサーに乗れるなんて思ってもみなかったもの」
コラそこォ!!
人をお子様みたいに言うんじゃない!!
これでも十八だぞ!!
エイトと同い年なんだぞ!!
アホの会話をサクッとやり過ごして、カラッチさんはキラーパンサーに乗る際の注意事項をいくつか教えてくれた。
ひとつ、今まで行けなかった場所に行けるようにはならないこと。
要は崖を登ったりは出来ないというわけだ。
さすがにそれをやると、キラパンも乗ってるこっちも危ないからね。
そしてふたつ、キラーパンサーから降りてしまって見失った場合は、ラパンハウスまで戻ってくれば何度でも貸し出すとのこと。
キラパンは降りたらどっか行っちゃうらしい。
自由気ままである……ネコちゃんみたいで可愛いね!!
「ほんじゃ説明は以上だーよ! さあさ、その子に乗って世界中駆け巡ってくるだ! ぐっどらぁ〜っく!」
「おぅけぇい! れっつごぉ〜!!」
「発音まで移っちゃったわよ、あの子」
「ノリノリでがすなぁ姉貴」
ラパンハウスからキラーパンサーに乗って飛び出す。
外で待機していた姫様と陛下は、私たちに綺麗な二度見をして、慌てて追いかけてきた。
さて、キラーパンサーの像はここに来る途中にひとつ見た。
つまりはその像が向いている方向を目指せばいいのだが……。
「近道になりそうな橋が崩落している件」
「一旦ぐるっと回って、途中の道から逸れて行くしかなさそうかな」
「面倒でがすなぁ。キラーパンサーでこう、跳べねぇんでげすかい?」
「それは出来ないと思うよ。普通の馬と違って、私たちには手綱も鐙もないんだもん。普通に振り落とされちゃうよ」
「馬に乗った経験があるんだな」
「まあ、近衛兵なので」
「……そうだよな、そうなんだよな……」
毎回そのしみじみとした物言いするのやめろっつーに。
れっきとした近衛兵だよ、私だって二年くらいやってたよ。
エイトは三年だよ、すごいね。
「じゃあとりあえず途中まで道なりに行ってみよっか」
「だな。ところでお姫様は大丈夫なのか?」
「ミーティアのことなら大丈夫じゃ。追いかけられぬ速さではなかったぞ」
「ヒヒン!」
「姫様がそうおっしゃるなら大丈夫ですね! よっしゃ、いっちょラパンさんの旧友に粉かけたろうぜ!!」
「うーん意味合い」
何故かエイトに苦笑いされた。
粉をかけるって、粉をかける以外に意味あるんだっけ。
エイトの苦笑いの意味が分からず首を傾げていると、そっと隣に来たゼシカが教えてくれた。
「女を口説くことよ」
「げ、ククールじゃん」
「おい」
なんで怒るんだ、本当のことじゃん!
ちょっと綺麗な女の人を見かけたら、息をするように口説くくせにさ!
気の強そうな人だったらどう落とそうか考えるくせにさ!
そのくせ私は守備範囲外とか、失礼しちゃうよな!!
