閑話2
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階段を降りた先には、想像もつかない光景が広がっていた。
なにかの闘技場ではあるようだけど、いったい何が戦っているのか。
周囲には観客が大勢いて、みんな大盛り上がりだ。
「何ここぉ!?」
喧騒の中に私の声が響く。
階段の近くにいたイエローのバニーが、愛嬌のある笑顔で私たちに声をかけてきた。
「いらっしゃーい! ここまで来て何もしないで帰るなんて、ぜ〜ったいにムリムリー!!」
「ほんとにムリーいた」
「しかも割とネタにしてる感じあるな」
ククールが素直に「サーセンした」と謝ってきた。
ほら見ろ、やっぱりムリーは存在したんだよ!
……何の話だっけ?
「ここって何なんです?」
「今はまだ詳しい話は全然ムリーッ! モリーさまと話してから、また来てね♪」
「自分から声掛けといてェ……?」
「姉貴がツッコミ役に回るたぁ、ここはボケ揃いのようでがすなぁ」
「悪かったな、パーティーきってのボケ役でよ!!」
でも自覚があるから仕方ないや!
これからもパーティー唯一のボケ役としていかせていただきます。
いやそういう話をしに来たんじゃなくてだな。
観客席の一番前から闘技場のグラウンドを見下ろすと、なんとそこには魔物がいる。
どうやら魔物を戦わせているようだけど、それにしたってここはいったい、どういう場所なんだ。
何も分からないまま、私たちはモリーさんの背後から声をかけた。
「あの、モリーさん、これは……」
「どうだ、驚いただろう。これをボーイたちに見せたかったのだ。これこそが、この世界で最も熱く、最も激しいゲーム!」
瞬間、決めポーズを繰り広げるモリーさんの背後に炎が燃え広がる。
そうして拳を天高く突き上げた瞬間、モリーさんの背後が爆発した。
「ザ・モンスター・バトルロードだッ!!」
その場に沈黙が落ちる。
ポーズを決めた状態のモリーさんへ、グリーンのバニースーツを着たマリーさんが声をかけた。
「……モリーちゃん。ザは付かないでしょ。勝手に付けないの」
「む? そ……そうだったか? じゃあもう一度行こう……」
そうしてモリーさんはもう一度、最初からポーズを繰り出した。
いやそっからやり直すんかーい!!
ドカーン!! とモリーさんの背景が爆発して。
「これこそが、モンスター・バトルロードだッ!!」
高らかに声を上げたモリーさんへ、マリーさんがにっこりと笑って拍手をした。
関係性が分かったような、分からないような……。
とりあえず話を先に進めてもらってもいいだろうか。
「ルールを簡単に説明しよう。モンスター・バトルロードとは、三匹のモンスターで編成されたモンスターチーム同士の戦いだ。自分のモンスターチームで七つのランクに挑み、勝ち上がるのだ。それだけで、ここでは全てを得られる」
「す、全てを……!? 富、名声、名誉……権力も……!?」
「権力は得られないと思うわよ」
「その前にだいぶヤバい奴になってるぞ、レイラ」
「喧しわい!!」
ツッコミ役のお二人がお約束のように私へツッコミを入れてくる。
おいコラそこの義兄弟!!
「安心するなぁ」みたいな顔で私を見るな!!
「どうだ、ボーイたちも自分のチームを持ちたいだろう?」
「はい!!」
「元気なお返事よくできました〜」
「レイラなら絶対に頷くと思ったわ」
ククールはマジで覚えてろよ。
私の恨みは高くつくからな。
「はっはっは! ガールなら必ずそう言うと思っていたぞ! だがここのルールでは、自分のチームを持つためには二十万ゴールド必要なのだ。なぜここにいるのが金持ちばかりか分かるだろう。ガールにそれだけの金が払えるか?」
「無理ですけど!?」
「いま二十万って言った!? 二十万って何ゴールド!?」
「兄貴が壊れちまったでがす!!」
だってどんなにかき集めても、我々の所持金は数千ゴールドが限界だ!!
二十万ゴールドとか持ったことない!!
持ってるのなんて陛下か姫様くらいなもんでは!?
「ふっ……。今のは意地の悪い質問だったな。すまない。許してほしい。つまりわしが言いたいのは、こういうことだ。モンスターチームを持つために必要な、その二十万ゴールド……。代わりにわしがだそうではないか」
「な、なんだってぇーッ!?」
二十万ゴールドを肩代わりできるなんて、この変態赤緑タイツ、相当の大富豪だな……!?
こんな赤緑タイツ着て頭頂部ツルツルしてるのに!!
……頭頂部がツルツルしていて、もみあげから顎まで髭が生えているから、なおさら変態っぽく見える気がするな。
「だがもちろん、無条件というわけではない。その代わり、ガールたちはわしの前でこう誓うのだ。このモンスター・バトルロードを勝ち上がり、必ずや頂点に立ってみせる……とな」
ビシィ!! とモリーさんが闘技場の天井を指さす。
……なるほど、そう来たか。
よく分からないが、このモンスター・バトルロードを勝ち上がれば、富も名声も名誉も手に入る。
別に私には必要のないものだけど、ククールやゼシカは必要なものかもしれない!
「どうだ? わしの前でこのモンスター・バトルロード極めてみせると誓えるか?」
「もちろんです!! やってやろうじゃありませんか!!」
瞬間、モリーさんは拳を握り締めると、天井を睨み上げ、溜めに溜めてやはり右手を天高く突き上げた。
もちろん背後は燃えているし、最後は爆発した。
「よしっ! ならば決まりだ!! ボーイとガールはたった今より、モンスターチームのオーナーだッ!!」
「お、おぉぉぉお!!」
やはり隣でマリーさんがパチパチと手を叩いてくれた。
優しい人だ……モリーさんとの関係性は、イマイチよく分かんないけど。
なにかの闘技場ではあるようだけど、いったい何が戦っているのか。
周囲には観客が大勢いて、みんな大盛り上がりだ。
「何ここぉ!?」
喧騒の中に私の声が響く。
階段の近くにいたイエローのバニーが、愛嬌のある笑顔で私たちに声をかけてきた。
「いらっしゃーい! ここまで来て何もしないで帰るなんて、ぜ〜ったいにムリムリー!!」
「ほんとにムリーいた」
「しかも割とネタにしてる感じあるな」
ククールが素直に「サーセンした」と謝ってきた。
ほら見ろ、やっぱりムリーは存在したんだよ!
……何の話だっけ?
「ここって何なんです?」
「今はまだ詳しい話は全然ムリーッ! モリーさまと話してから、また来てね♪」
「自分から声掛けといてェ……?」
「姉貴がツッコミ役に回るたぁ、ここはボケ揃いのようでがすなぁ」
「悪かったな、パーティーきってのボケ役でよ!!」
でも自覚があるから仕方ないや!
これからもパーティー唯一のボケ役としていかせていただきます。
いやそういう話をしに来たんじゃなくてだな。
観客席の一番前から闘技場のグラウンドを見下ろすと、なんとそこには魔物がいる。
どうやら魔物を戦わせているようだけど、それにしたってここはいったい、どういう場所なんだ。
何も分からないまま、私たちはモリーさんの背後から声をかけた。
「あの、モリーさん、これは……」
「どうだ、驚いただろう。これをボーイたちに見せたかったのだ。これこそが、この世界で最も熱く、最も激しいゲーム!」
瞬間、決めポーズを繰り広げるモリーさんの背後に炎が燃え広がる。
そうして拳を天高く突き上げた瞬間、モリーさんの背後が爆発した。
「ザ・モンスター・バトルロードだッ!!」
その場に沈黙が落ちる。
ポーズを決めた状態のモリーさんへ、グリーンのバニースーツを着たマリーさんが声をかけた。
「……モリーちゃん。ザは付かないでしょ。勝手に付けないの」
「む? そ……そうだったか? じゃあもう一度行こう……」
そうしてモリーさんはもう一度、最初からポーズを繰り出した。
いやそっからやり直すんかーい!!
ドカーン!! とモリーさんの背景が爆発して。
「これこそが、モンスター・バトルロードだッ!!」
高らかに声を上げたモリーさんへ、マリーさんがにっこりと笑って拍手をした。
関係性が分かったような、分からないような……。
とりあえず話を先に進めてもらってもいいだろうか。
「ルールを簡単に説明しよう。モンスター・バトルロードとは、三匹のモンスターで編成されたモンスターチーム同士の戦いだ。自分のモンスターチームで七つのランクに挑み、勝ち上がるのだ。それだけで、ここでは全てを得られる」
「す、全てを……!? 富、名声、名誉……権力も……!?」
「権力は得られないと思うわよ」
「その前にだいぶヤバい奴になってるぞ、レイラ」
「喧しわい!!」
ツッコミ役のお二人がお約束のように私へツッコミを入れてくる。
おいコラそこの義兄弟!!
「安心するなぁ」みたいな顔で私を見るな!!
「どうだ、ボーイたちも自分のチームを持ちたいだろう?」
「はい!!」
「元気なお返事よくできました〜」
「レイラなら絶対に頷くと思ったわ」
ククールはマジで覚えてろよ。
私の恨みは高くつくからな。
「はっはっは! ガールなら必ずそう言うと思っていたぞ! だがここのルールでは、自分のチームを持つためには二十万ゴールド必要なのだ。なぜここにいるのが金持ちばかりか分かるだろう。ガールにそれだけの金が払えるか?」
「無理ですけど!?」
「いま二十万って言った!? 二十万って何ゴールド!?」
「兄貴が壊れちまったでがす!!」
だってどんなにかき集めても、我々の所持金は数千ゴールドが限界だ!!
二十万ゴールドとか持ったことない!!
持ってるのなんて陛下か姫様くらいなもんでは!?
「ふっ……。今のは意地の悪い質問だったな。すまない。許してほしい。つまりわしが言いたいのは、こういうことだ。モンスターチームを持つために必要な、その二十万ゴールド……。代わりにわしがだそうではないか」
「な、なんだってぇーッ!?」
二十万ゴールドを肩代わりできるなんて、この変態赤緑タイツ、相当の大富豪だな……!?
こんな赤緑タイツ着て頭頂部ツルツルしてるのに!!
……頭頂部がツルツルしていて、もみあげから顎まで髭が生えているから、なおさら変態っぽく見える気がするな。
「だがもちろん、無条件というわけではない。その代わり、ガールたちはわしの前でこう誓うのだ。このモンスター・バトルロードを勝ち上がり、必ずや頂点に立ってみせる……とな」
ビシィ!! とモリーさんが闘技場の天井を指さす。
……なるほど、そう来たか。
よく分からないが、このモンスター・バトルロードを勝ち上がれば、富も名声も名誉も手に入る。
別に私には必要のないものだけど、ククールやゼシカは必要なものかもしれない!
「どうだ? わしの前でこのモンスター・バトルロード極めてみせると誓えるか?」
「もちろんです!! やってやろうじゃありませんか!!」
瞬間、モリーさんは拳を握り締めると、天井を睨み上げ、溜めに溜めてやはり右手を天高く突き上げた。
もちろん背後は燃えているし、最後は爆発した。
「よしっ! ならば決まりだ!! ボーイとガールはたった今より、モンスターチームのオーナーだッ!!」
「お、おぉぉぉお!!」
やはり隣でマリーさんがパチパチと手を叩いてくれた。
優しい人だ……モリーさんとの関係性は、イマイチよく分かんないけど。
