1章
夢小説設定
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それは一瞬の出来事だった。
封印の間から何者かがステンドガラスを突き破り、封印の杖を振りかざした。
途端、足元から、壁から、大量の茨が現れた。
夜中の出来事に人々は逃げることもできず、城の者は皆、茨の呪いにかかった。
かくいう私も、あの時、彼が庇ってくれなかったら呪われていたに違いない。
彼は呪われなかった。
彼の前では呪いはかき消され、無効化してしまう。
私はきっと、それに助けられたのだ。
そして、魔物に変えられてしまった国王陛下と、白馬に変えられてしまった王女を元に戻すべく、私たちは旅に出た。
この呪いをかけた者を追って――。
その人物の名は。
ドルマゲス
封印の間から何者かがステンドガラスを突き破り、封印の杖を振りかざした。
途端、足元から、壁から、大量の茨が現れた。
夜中の出来事に人々は逃げることもできず、城の者は皆、茨の呪いにかかった。
かくいう私も、あの時、彼が庇ってくれなかったら呪われていたに違いない。
彼は呪われなかった。
彼の前では呪いはかき消され、無効化してしまう。
私はきっと、それに助けられたのだ。
そして、魔物に変えられてしまった国王陛下と、白馬に変えられてしまった王女を元に戻すべく、私たちは旅に出た。
この呪いをかけた者を追って――。
その人物の名は。
ドルマゲス
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