二十九章
夢小説設定
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その日の夕方──
慎司が放課になるのを待って、三人でロゴスの洋館へ向かうことにした
「アリアの用意したバイトって、何をするのかな」
「どうせろくでもねーことだろ
あのちびっ子が考えることなんだからよ」
「アリア様も色々考えて、僕たちを助けてくれてるんだと思いますよ?」
「そうよ
助けてくれる人を悪く言ったら、罰が当たるわよ
真弘は配慮が足りないんだから」
「おお……総攻撃……
ひょっとして俺、アウェーな感じなのか」
少なくとも私たちにはお金が必要なんだから、差し伸べられた手は藁でも縋るべきだと思う
あのロゴスの聖女たるアリアが、何の報酬も用意していないはずないだろうし
バイトに関してはフィーアも承知のことだったみたいだから、そこまで変な仕事じゃない気もする
だからまぁ、真弘の勘繰りはたぶん、余計な心配だと思うんだよね
「これを機会に、真弘先輩にはもう少し、慎みとか年相応の分別とか、そういうものを身につけていただければと」
「あ、それ賛成」
「お前ら何にも分かってねぇな
能ある鷹は爪を隠すって言うだろ?
ほんとの大人はこれ見よがしに大人っぽくは──」
「あ、洋館が見えてきたね」
「話を遮んな!
今俺がありがたーい話をしてたところなんだぞ!!」
「もう、大声で喚かないでよ!
大人げないんだから!」
「なんだとー!?」
しかも説教されているはずの慎司は聞こえないふりだ
私に説教されても困るし、真弘の話は聞き流しておいてよさそうかな
見えてきた洋館が近くなってくる
そうして森の奥深くにあるロゴスの洋館に辿り着くと、既にアリアとフィーアが待っていた
二人の脇に置かれたツルハシやスコップが、やけに目を引く
それを使って、何をするんだろう……
「待たせてごめんなさい」
「いらっしゃい、待ってたわよ」
「うむ、今日は死ぬほど働いてもらうぞ」
「よろしくお願いします
精一杯頑張るからね!」
「それであの、バイトというのは、一体どんなことをするんでしょう」
「まさか、穴掘りでもしようってんじゃねぇだろうな」
……それはちょっと過ぎったけど
ツルハシとかスコップがある時点で、何となくそんな気はしてるけど!
まさかそんな……何のために?
「ふ……ごくたまに鋭いな、そこの小さいの!
正解だ!」
「当たっちまったよ……
あと、てめぇに小さい言われたくねぇ!!」
「真弘先輩、大人げないですよ」
「こ、こんな時だけ大人扱いすんな!」
「じゃあ今後、真弘のことは子供として扱えばいいの?」
「たぶん、本人にも分からないんだと思いますよ……」
慎司の視線は、哀れなものを見つめるように悲しげだった
真弘に先輩としての威厳はないらしい──少なくとも、この場においては
「ところでフィーア
掘るって、何を掘るんですか?」
「ロゴスの隠し財産よ」
「か、隠し財産……!?」
「そう、しかもこの季封村に!」
「す、すごい……!」
……でもなぜだろう、とても胡散臭い
限りなく、限りなく胡散臭い……
ロゴスの隠し財産が、なんで季封村に埋められているのか……
「見よ!
この屋敷で見つかった、ロゴスの隠し財産を示す地図を!」
「どれどれ……?」
たしかに、羊皮紙に書かれた、古い地図みたいだけど……
そもそもロゴスが、なんでこんな所に財宝を埋めなきゃならないんだろう……
内心、困惑する私の後ろで
──闘志を燃やす男が、ひとり
「……も、盛り上がってきやがったぜ」
「地図……本物っぽいですね」
真弘はまぁ、アホだから釣られるのは仕方ないとして
慎司もちょっと信じかけてるのは、意外だった
「あの、フィーア
この地図はどこで手に入れたんですか?」
「この間、屋敷の大掃除をしてたら見つかったの
もう、アリア様が張り切っちゃって」
「一パーセントでも可能性があるのなら、諦めないのがモナドの流儀だ!!」
「……わかった
そこまで言うなら、喜んで協力するわ!」
もうここまでお膳立てされたら、期待しないほうが無理だもの!
財宝じゃないにしろ、何かしら出てくるかもしれない!
「宝探しか……
男のロマンを感じるな!」
「たしかに、私もちょっとワクワクしてきちゃった……!」
「そ、そうですね
僕も少しだけロマンを感じます……
よし、やるからには頑張りましょう!」
「そうね!
それじゃあ、宝探しに出発!」
私たちはツルハシやスコップを手に、意気揚々と歩き出した
目指すは地図の示す先!
ロゴスの隠し財産が埋まっているであろう、その場所へ……いざ!!
慎司が放課になるのを待って、三人でロゴスの洋館へ向かうことにした
「アリアの用意したバイトって、何をするのかな」
「どうせろくでもねーことだろ
あのちびっ子が考えることなんだからよ」
「アリア様も色々考えて、僕たちを助けてくれてるんだと思いますよ?」
「そうよ
助けてくれる人を悪く言ったら、罰が当たるわよ
真弘は配慮が足りないんだから」
「おお……総攻撃……
ひょっとして俺、アウェーな感じなのか」
少なくとも私たちにはお金が必要なんだから、差し伸べられた手は藁でも縋るべきだと思う
あのロゴスの聖女たるアリアが、何の報酬も用意していないはずないだろうし
バイトに関してはフィーアも承知のことだったみたいだから、そこまで変な仕事じゃない気もする
だからまぁ、真弘の勘繰りはたぶん、余計な心配だと思うんだよね
「これを機会に、真弘先輩にはもう少し、慎みとか年相応の分別とか、そういうものを身につけていただければと」
「あ、それ賛成」
「お前ら何にも分かってねぇな
能ある鷹は爪を隠すって言うだろ?
ほんとの大人はこれ見よがしに大人っぽくは──」
「あ、洋館が見えてきたね」
「話を遮んな!
今俺がありがたーい話をしてたところなんだぞ!!」
「もう、大声で喚かないでよ!
大人げないんだから!」
「なんだとー!?」
しかも説教されているはずの慎司は聞こえないふりだ
私に説教されても困るし、真弘の話は聞き流しておいてよさそうかな
見えてきた洋館が近くなってくる
そうして森の奥深くにあるロゴスの洋館に辿り着くと、既にアリアとフィーアが待っていた
二人の脇に置かれたツルハシやスコップが、やけに目を引く
それを使って、何をするんだろう……
「待たせてごめんなさい」
「いらっしゃい、待ってたわよ」
「うむ、今日は死ぬほど働いてもらうぞ」
「よろしくお願いします
精一杯頑張るからね!」
「それであの、バイトというのは、一体どんなことをするんでしょう」
「まさか、穴掘りでもしようってんじゃねぇだろうな」
……それはちょっと過ぎったけど
ツルハシとかスコップがある時点で、何となくそんな気はしてるけど!
まさかそんな……何のために?
「ふ……ごくたまに鋭いな、そこの小さいの!
正解だ!」
「当たっちまったよ……
あと、てめぇに小さい言われたくねぇ!!」
「真弘先輩、大人げないですよ」
「こ、こんな時だけ大人扱いすんな!」
「じゃあ今後、真弘のことは子供として扱えばいいの?」
「たぶん、本人にも分からないんだと思いますよ……」
慎司の視線は、哀れなものを見つめるように悲しげだった
真弘に先輩としての威厳はないらしい──少なくとも、この場においては
「ところでフィーア
掘るって、何を掘るんですか?」
「ロゴスの隠し財産よ」
「か、隠し財産……!?」
「そう、しかもこの季封村に!」
「す、すごい……!」
……でもなぜだろう、とても胡散臭い
限りなく、限りなく胡散臭い……
ロゴスの隠し財産が、なんで季封村に埋められているのか……
「見よ!
この屋敷で見つかった、ロゴスの隠し財産を示す地図を!」
「どれどれ……?」
たしかに、羊皮紙に書かれた、古い地図みたいだけど……
そもそもロゴスが、なんでこんな所に財宝を埋めなきゃならないんだろう……
内心、困惑する私の後ろで
──闘志を燃やす男が、ひとり
「……も、盛り上がってきやがったぜ」
「地図……本物っぽいですね」
真弘はまぁ、アホだから釣られるのは仕方ないとして
慎司もちょっと信じかけてるのは、意外だった
「あの、フィーア
この地図はどこで手に入れたんですか?」
「この間、屋敷の大掃除をしてたら見つかったの
もう、アリア様が張り切っちゃって」
「一パーセントでも可能性があるのなら、諦めないのがモナドの流儀だ!!」
「……わかった
そこまで言うなら、喜んで協力するわ!」
もうここまでお膳立てされたら、期待しないほうが無理だもの!
財宝じゃないにしろ、何かしら出てくるかもしれない!
「宝探しか……
男のロマンを感じるな!」
「たしかに、私もちょっとワクワクしてきちゃった……!」
「そ、そうですね
僕も少しだけロマンを感じます……
よし、やるからには頑張りましょう!」
「そうね!
それじゃあ、宝探しに出発!」
私たちはツルハシやスコップを手に、意気揚々と歩き出した
目指すは地図の示す先!
ロゴスの隠し財産が埋まっているであろう、その場所へ……いざ!!
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