07 生徒会始動
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副会長に(半ば強制的に)なってから一週間
すべての生徒会メンバーが決定した
「あ、夕歌
生徒会メンバーは放課後集合だ」
かすがの情報源ってどこ?
07 生徒会始動
チャイムが鳴り、時刻が放課後になったことを告げてくる
「今日は生徒会室で顔合わせか……」
今日の顔合わせには、前年度の生徒会メンバーも来るらしい
委員長同士の顔合わせは別の部屋でやるらしく、かすがとは別行動
かすががいてくれたら気持ち的に楽なんだけど……
一年の生徒会メンバー知ってる人いないんだもんなぁ……
「まぁ、そんなに上手いこといかないよねぇ……
せめて成実か幸村君がいてくれたら心強かったのに……」
そんなことをぼやきながらも生徒会室にたどり着いた
中からは楽しそうな話し声がする
う、うわぁ……
……超入りづれぇ………!!!
しかしそうも言っていられないので、諦めて腹を括った
深呼吸をして、ドアの取っ手に手をかける
うう、でもやっぱり緊張する!!
「失礼します……」
えーい!なるようになーれ!!と言い聞かせて、生徒会室のドアを開けた
生徒会室の中には……
それはもう見知った顔が勢揃いしていた
「おっ、夕歌ちゃんじゃねぇか!」
「Ah?
慶次、知り合いか?」
「朝遅刻したら偶然会ったんだよ!
な?」
「は、はい」
「夕歌、お前さっそく遅刻したのかよ」
「電車が事故で止まっちゃったんです
仕方ないじゃないですか
浅井先輩も分かってくれました」
というかいつの話蒸し返してんだよ
皆勤には響かないって斎藤先輩が言ってくれたもん!
「これで全員そろったんじゃない?
じゃ、竜の旦那、そろそろ始めよっか」
「そうだな」
佐助先輩がそう言って、政宗先輩が軽く咳ばらいをしてその場を静めた
「知っての通り、生徒会は今日から新しいmemberで活動していく
とは言っても今日は全員の顔と名前を覚えて、addressを交換するくらいだな
じゃあまずは……profileでも言うか」
ま、まぁ顔合わせなら自己紹介になるよね……
今から胃が痛いんだけど……
「じゃあ最初は竜の旦那から」
「言いだしっぺだからな!」
「……チッ……」
佐助先輩と前田先輩にお膳立てされてしまった政宗先輩が舌打ちをする
それから「仕方ねぇな」と呟いて椅子から立ち上がった
「生徒会長の伊達政宗だ
classは2年1組
今年一年よろしく頼むぜ
んじゃ次、夕歌」
「ええ!?」
そんないきなり!!
心の準備もさせてくれなかった!!
「いや、ここは毛利の旦那っしょ」
佐助先輩ほんと優しい
政宗先輩とは大違いだ……
「……フン
毛利元就、3年3組
前年度の生徒会長であった」
毛利先輩は立ち上がることなくそう言うと、言うべきことは言ったと言わんばかりに黙り込んだ
どうしよう、顔が整ってるだけに迫力満点でめちゃくちゃ怖い
あの時は遠目だったから分からなかったけど、毛利先輩もどっちかって言うと歩く造形美タイプだった
というか足組むなよ女王様か
「じゃあ、次は僕が言うよ」
自己申告で立ち上がったのは、真っ白ふわふわ天然パーマが特徴的な竹中先輩
「竹中半兵衛、3年3組だ
前年度の副会長を務めさせてもらったよ
後任は斎藤夕歌君に務めてもらう
彼女のことをよろしく頼んだよ」
竹中先輩がそう締めくくって、自然な流れで私に振ってくれた
最初は怖い人だと思ったけど、案外そうでもなさそう……なのかな
なんて考え事をしている場合ではないので、慌てて席を立つ
「えーっと……
斎藤夕歌です
1年1組です
竹中先輩の跡を継いで副会長という大任を任されました、一般庶民代表です
今年一年よろしくお願いします!」
言い切って頭を下げると、生徒会室から暖かい拍手が響いた
もうみんな優しい人だよぉ!!
毛利先輩が小さく手を叩いてくれたのを目にしてしまったので、それだけでさっきの不安はどこかに飛んでいった
毛利先輩って意外と可愛いところあるんでは……?
だからツンデレって言われるのか、そうか……
すべての生徒会メンバーが決定した
「あ、夕歌
生徒会メンバーは放課後集合だ」
かすがの情報源ってどこ?
07 生徒会始動
チャイムが鳴り、時刻が放課後になったことを告げてくる
「今日は生徒会室で顔合わせか……」
今日の顔合わせには、前年度の生徒会メンバーも来るらしい
委員長同士の顔合わせは別の部屋でやるらしく、かすがとは別行動
かすががいてくれたら気持ち的に楽なんだけど……
一年の生徒会メンバー知ってる人いないんだもんなぁ……
「まぁ、そんなに上手いこといかないよねぇ……
せめて成実か幸村君がいてくれたら心強かったのに……」
そんなことをぼやきながらも生徒会室にたどり着いた
中からは楽しそうな話し声がする
う、うわぁ……
……超入りづれぇ………!!!
しかしそうも言っていられないので、諦めて腹を括った
深呼吸をして、ドアの取っ手に手をかける
うう、でもやっぱり緊張する!!
「失礼します……」
えーい!なるようになーれ!!と言い聞かせて、生徒会室のドアを開けた
生徒会室の中には……
それはもう見知った顔が勢揃いしていた
「おっ、夕歌ちゃんじゃねぇか!」
「Ah?
慶次、知り合いか?」
「朝遅刻したら偶然会ったんだよ!
な?」
「は、はい」
「夕歌、お前さっそく遅刻したのかよ」
「電車が事故で止まっちゃったんです
仕方ないじゃないですか
浅井先輩も分かってくれました」
というかいつの話蒸し返してんだよ
皆勤には響かないって斎藤先輩が言ってくれたもん!
「これで全員そろったんじゃない?
じゃ、竜の旦那、そろそろ始めよっか」
「そうだな」
佐助先輩がそう言って、政宗先輩が軽く咳ばらいをしてその場を静めた
「知っての通り、生徒会は今日から新しいmemberで活動していく
とは言っても今日は全員の顔と名前を覚えて、addressを交換するくらいだな
じゃあまずは……profileでも言うか」
ま、まぁ顔合わせなら自己紹介になるよね……
今から胃が痛いんだけど……
「じゃあ最初は竜の旦那から」
「言いだしっぺだからな!」
「……チッ……」
佐助先輩と前田先輩にお膳立てされてしまった政宗先輩が舌打ちをする
それから「仕方ねぇな」と呟いて椅子から立ち上がった
「生徒会長の伊達政宗だ
classは2年1組
今年一年よろしく頼むぜ
んじゃ次、夕歌」
「ええ!?」
そんないきなり!!
心の準備もさせてくれなかった!!
「いや、ここは毛利の旦那っしょ」
佐助先輩ほんと優しい
政宗先輩とは大違いだ……
「……フン
毛利元就、3年3組
前年度の生徒会長であった」
毛利先輩は立ち上がることなくそう言うと、言うべきことは言ったと言わんばかりに黙り込んだ
どうしよう、顔が整ってるだけに迫力満点でめちゃくちゃ怖い
あの時は遠目だったから分からなかったけど、毛利先輩もどっちかって言うと歩く造形美タイプだった
というか足組むなよ女王様か
「じゃあ、次は僕が言うよ」
自己申告で立ち上がったのは、真っ白ふわふわ天然パーマが特徴的な竹中先輩
「竹中半兵衛、3年3組だ
前年度の副会長を務めさせてもらったよ
後任は斎藤夕歌君に務めてもらう
彼女のことをよろしく頼んだよ」
竹中先輩がそう締めくくって、自然な流れで私に振ってくれた
最初は怖い人だと思ったけど、案外そうでもなさそう……なのかな
なんて考え事をしている場合ではないので、慌てて席を立つ
「えーっと……
斎藤夕歌です
1年1組です
竹中先輩の跡を継いで副会長という大任を任されました、一般庶民代表です
今年一年よろしくお願いします!」
言い切って頭を下げると、生徒会室から暖かい拍手が響いた
もうみんな優しい人だよぉ!!
毛利先輩が小さく手を叩いてくれたのを目にしてしまったので、それだけでさっきの不安はどこかに飛んでいった
毛利先輩って意外と可愛いところあるんでは……?
だからツンデレって言われるのか、そうか……
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