32 新年!
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新年、元日の朝
「うー、今日もいい天気だなー」
ベッドから抜け出して、玄関が見下ろせるほうのカーテンを開けて……
「………」
さっと閉めた
なんか、いた
32 新年!
「もー、何も閉めることないでしょー」
そう笑いながら言うのはみんなのオカン・佐助先輩
「アポなし突撃されてにこやかに出迎える方がおかしいと思いますけど」
そう
なんと我が家の玄関には、生徒会メンバーが勢揃いしていた
「だから俺はやめましょうって言ったんですよ」
「何だ親泰
お前一人だけ責任逃れしようってか?」
「いや、その前に俺一言も賛同するなんて言ってないですからね!?」
「そうですよ、親泰君が正しいと思います」
「はいはい、分かったからちょっとじっとして」
「むぅ……」
今はなにをしているかと言うと、佐助先輩が寝癖を直してくれていて
生徒会長さんは私のクローゼット物色中
違った、コーディネート思案中
「あとでそこ片付けといてくださいよ、先輩」
「OK,分かってる」
ほんとに分かってんのかよ
「はい、直った」
「ありがとうございます」
「ん、こっちも決まったぜ」
「竜の旦那のセンスってのがちょっと不安だけどね」
「んだとコラ」
「俺様は素直に思ったこと言っただけだし?」
この二人って、つくづく仲悪いよなあ……
そして二人そろって、言葉にオブラート包まず発言するよなあ……
「はいはい、お二人さんそこまで
何でこんなしょうもないことで喧嘩してんのさ」
さすが慶次先輩、ちゃんと仲裁に入ってくれた
「喧嘩なら余所でやっちゃくれないか?
とりあえず、ここは独眼竜のセンスを信じるってことで
はい、夕歌」
「あ、はい」
慶次先輩に渡された服を受け取る
そして
「それじゃあひとまず……
全員、出ていけ」
「「はい」」
自分の部屋から男子どもを追い出した
* * *
着替えてからリビングに降りると
「すいません、お待たせしました……って」
「遅かったな」
「おっ、似合ってる!
いいんじゃないか?」
「ふーん、まあいいんじゃない?」
先輩達はみんなソファにどっかりと腰を下ろしていた
なに、このくつろぎ感
私、先輩達を招待した覚えはまったくもってないんだけど
「ここ人の家なんですけど」
「俺たちゃ客だろ?
いいじゃねえかこれくらいよ」
「よくないですよ!
大体、人の家に連絡もせずに突撃訪問しておいて客人面しないでください!
それに、今日は政宗先輩と二人で初詣って話じゃ……
……あ」
慌てて口をふさぐももう遅し
佐助先輩のニヤニヤした笑顔が私に向かってきた
「へーえ?
竜の旦那と二人で初詣だったんだー?」
「案外隅に置けませんね、政宗君も」
「何だよ独眼竜!
そういうことなら先に言えよな!」
小太郎先輩まで無言で頷いてる……
「お前らな、勝手についてきたのはそっちだろうが!」
「だって楽しそうだったんだもん」
「え、じゃあ玄関で何か言い合ってたのは?」
「帰れ帰らないの言い合いだよ」
何というか……
脱力するしかない……
「うー、今日もいい天気だなー」
ベッドから抜け出して、玄関が見下ろせるほうのカーテンを開けて……
「………」
さっと閉めた
なんか、いた
32 新年!
「もー、何も閉めることないでしょー」
そう笑いながら言うのはみんなのオカン・佐助先輩
「アポなし突撃されてにこやかに出迎える方がおかしいと思いますけど」
そう
なんと我が家の玄関には、生徒会メンバーが勢揃いしていた
「だから俺はやめましょうって言ったんですよ」
「何だ親泰
お前一人だけ責任逃れしようってか?」
「いや、その前に俺一言も賛同するなんて言ってないですからね!?」
「そうですよ、親泰君が正しいと思います」
「はいはい、分かったからちょっとじっとして」
「むぅ……」
今はなにをしているかと言うと、佐助先輩が寝癖を直してくれていて
生徒会長さんは私のクローゼット物色中
違った、コーディネート思案中
「あとでそこ片付けといてくださいよ、先輩」
「OK,分かってる」
ほんとに分かってんのかよ
「はい、直った」
「ありがとうございます」
「ん、こっちも決まったぜ」
「竜の旦那のセンスってのがちょっと不安だけどね」
「んだとコラ」
「俺様は素直に思ったこと言っただけだし?」
この二人って、つくづく仲悪いよなあ……
そして二人そろって、言葉にオブラート包まず発言するよなあ……
「はいはい、お二人さんそこまで
何でこんなしょうもないことで喧嘩してんのさ」
さすが慶次先輩、ちゃんと仲裁に入ってくれた
「喧嘩なら余所でやっちゃくれないか?
とりあえず、ここは独眼竜のセンスを信じるってことで
はい、夕歌」
「あ、はい」
慶次先輩に渡された服を受け取る
そして
「それじゃあひとまず……
全員、出ていけ」
「「はい」」
自分の部屋から男子どもを追い出した
* * *
着替えてからリビングに降りると
「すいません、お待たせしました……って」
「遅かったな」
「おっ、似合ってる!
いいんじゃないか?」
「ふーん、まあいいんじゃない?」
先輩達はみんなソファにどっかりと腰を下ろしていた
なに、このくつろぎ感
私、先輩達を招待した覚えはまったくもってないんだけど
「ここ人の家なんですけど」
「俺たちゃ客だろ?
いいじゃねえかこれくらいよ」
「よくないですよ!
大体、人の家に連絡もせずに突撃訪問しておいて客人面しないでください!
それに、今日は政宗先輩と二人で初詣って話じゃ……
……あ」
慌てて口をふさぐももう遅し
佐助先輩のニヤニヤした笑顔が私に向かってきた
「へーえ?
竜の旦那と二人で初詣だったんだー?」
「案外隅に置けませんね、政宗君も」
「何だよ独眼竜!
そういうことなら先に言えよな!」
小太郎先輩まで無言で頷いてる……
「お前らな、勝手についてきたのはそっちだろうが!」
「だって楽しそうだったんだもん」
「え、じゃあ玄関で何か言い合ってたのは?」
「帰れ帰らないの言い合いだよ」
何というか……
脱力するしかない……
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