30 戦う高校生たち
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二学期末
この日はいつもとは違う
学年でどこのクラスが一番運動神経がいいのか!!!
それを決めるのが、今日!!
クラスマッチ!!
30 戦う高校生たち
クラスマッチは年に一回
開催は12月
今年は1年はドッヂボール
2年はバレーらしい
第一体育館には1年の全クラスが集結していた
体育委員長・幸村君の開会宣言で始まったクラスマッチ
1組だからなのか、私たちは1試合目
しかも相手は2組とな……
「うわ……」
相手側のコートで、親泰君が気まずそうに苦笑いした
「手加減しねーぞ!」
「全力で行くからねー!」
「正々堂々、勝負でござる!」
そんな宣言をしてゲーム開始
ボールはこっちから
「んじゃ、行くぜっ!!」
成実がボールを投げた
それはまっすぐ親泰君の元へ
「俺!?」
そう言いながらも親泰君は難なくキャッチ
そのまま投げたボールは幸村君に
まあ、男子がボールを持ってる間は女子には来ないと思っていい
だって卑怯だもんね、男子が女子狙うなんてさ
「うおぉぉぉぉぉおお!!!
みぃぃなぁぁぁぎぃぃぃるぁぁぁぁあ!!!!」
気合の怒声を発して幸村君が投げたボールは!!
サー……
燃えて灰になりましたとさ
めでたしめでたし
「おおお、お前何してんだよ!!?」
「ボールを投げただけでござるが?」
「何っでボールを投げただけで灰と化すんだよ!!!
明らかになんか起きただろ!!
何か不可視の能力的なアレ使っただろお前ぇぇ!!!」
不可視の能力が何か知らないけど、いきなり試合続行の危機が訪れました
え、これどうすんの?
「中止とか絶対嫌だかんな!!」
「だ、大丈夫だよ成実!!
ほら、こういうこともあろうかと、ボールの備品はいっぱいあるから!!」
親泰君が新しいボールを持ってきた
まあ、備品はいっぱいあって当然か……
とりあえず、幸村君はみなぎらないでくださいという忠告があった
体育委員長が体育委員から叱られるってどういうことなの
* * *
「………」
……うん
暇だね
まあ仕方ない
こっちには体力の衰えを知らない成実・幸村ペアがいるわけだし
途中からかすがが「暇すぎる!」とか何とか言って、男子のボールの応酬に参加し始めたし
まあ、私を当てに来るボールは全部かすががカットしてくれるっていうのも暇になってる原因かな
あれ……ドッヂボールってこんなに暇な競技だっけ
その時
「夕歌!!
危ない!!」
かすがの声がして前を向くと、確かにボールがこっちに来てた
「余裕だし!」
ポスン
私は難なくキャッチして、目いっぱい投げた
ボールはそのまま女子の塊へ
「私、ドッヂボールには自信あるんだよね!」
その言葉通り、女子が数人外野に抜けて行った
「……お前、すげーな……」
「いや、かすがが過保護すぎただけ
私男子のボールも取れるよ?」
ってことで、オフェンス参加!
「運動も勉強もできる特待生ってただの嫌味な気がしてきたんだけど、俺」
「それはそういう制度を作った豊臣先生に言ってください」
結局いつもの四人組はドッヂボールで大活躍
1組は快勝した
「よーし!
次も頑張ろー!!」
「「おー!!」」
1組は頭脳だけが取り柄じゃないんだぜ!!
2試合目は4組、3試合目は5組、4試合目は8組が勝ち
5試合目の私たちの相手は5組に決定
そして難なく勝利
6試合目の4組対8組は、8組が勝利
決勝は1組対8組になった
「これ勝ったら担任がジュースおごってくれるってー!!」
「「おおお!」」
ってことで先生勝手に決めてごめんなさい
「奢ってもらいまぁぁぁす!!」
成実が満面の笑みで先生にそう言ってコートへ向かう
「俺に任せろ!!」
先生がそう返してくれたけど、その目には涙が光っていた
……あははははは……
本当になんか、ごめんなさい……
この日はいつもとは違う
学年でどこのクラスが一番運動神経がいいのか!!!
それを決めるのが、今日!!
クラスマッチ!!
30 戦う高校生たち
クラスマッチは年に一回
開催は12月
今年は1年はドッヂボール
2年はバレーらしい
第一体育館には1年の全クラスが集結していた
体育委員長・幸村君の開会宣言で始まったクラスマッチ
1組だからなのか、私たちは1試合目
しかも相手は2組とな……
「うわ……」
相手側のコートで、親泰君が気まずそうに苦笑いした
「手加減しねーぞ!」
「全力で行くからねー!」
「正々堂々、勝負でござる!」
そんな宣言をしてゲーム開始
ボールはこっちから
「んじゃ、行くぜっ!!」
成実がボールを投げた
それはまっすぐ親泰君の元へ
「俺!?」
そう言いながらも親泰君は難なくキャッチ
そのまま投げたボールは幸村君に
まあ、男子がボールを持ってる間は女子には来ないと思っていい
だって卑怯だもんね、男子が女子狙うなんてさ
「うおぉぉぉぉぉおお!!!
みぃぃなぁぁぁぎぃぃぃるぁぁぁぁあ!!!!」
気合の怒声を発して幸村君が投げたボールは!!
サー……
燃えて灰になりましたとさ
めでたしめでたし
「おおお、お前何してんだよ!!?」
「ボールを投げただけでござるが?」
「何っでボールを投げただけで灰と化すんだよ!!!
明らかになんか起きただろ!!
何か不可視の能力的なアレ使っただろお前ぇぇ!!!」
不可視の能力が何か知らないけど、いきなり試合続行の危機が訪れました
え、これどうすんの?
「中止とか絶対嫌だかんな!!」
「だ、大丈夫だよ成実!!
ほら、こういうこともあろうかと、ボールの備品はいっぱいあるから!!」
親泰君が新しいボールを持ってきた
まあ、備品はいっぱいあって当然か……
とりあえず、幸村君はみなぎらないでくださいという忠告があった
体育委員長が体育委員から叱られるってどういうことなの
* * *
「………」
……うん
暇だね
まあ仕方ない
こっちには体力の衰えを知らない成実・幸村ペアがいるわけだし
途中からかすがが「暇すぎる!」とか何とか言って、男子のボールの応酬に参加し始めたし
まあ、私を当てに来るボールは全部かすががカットしてくれるっていうのも暇になってる原因かな
あれ……ドッヂボールってこんなに暇な競技だっけ
その時
「夕歌!!
危ない!!」
かすがの声がして前を向くと、確かにボールがこっちに来てた
「余裕だし!」
ポスン
私は難なくキャッチして、目いっぱい投げた
ボールはそのまま女子の塊へ
「私、ドッヂボールには自信あるんだよね!」
その言葉通り、女子が数人外野に抜けて行った
「……お前、すげーな……」
「いや、かすがが過保護すぎただけ
私男子のボールも取れるよ?」
ってことで、オフェンス参加!
「運動も勉強もできる特待生ってただの嫌味な気がしてきたんだけど、俺」
「それはそういう制度を作った豊臣先生に言ってください」
結局いつもの四人組はドッヂボールで大活躍
1組は快勝した
「よーし!
次も頑張ろー!!」
「「おー!!」」
1組は頭脳だけが取り柄じゃないんだぜ!!
2試合目は4組、3試合目は5組、4試合目は8組が勝ち
5試合目の私たちの相手は5組に決定
そして難なく勝利
6試合目の4組対8組は、8組が勝利
決勝は1組対8組になった
「これ勝ったら担任がジュースおごってくれるってー!!」
「「おおお!」」
ってことで先生勝手に決めてごめんなさい
「奢ってもらいまぁぁぁす!!」
成実が満面の笑みで先生にそう言ってコートへ向かう
「俺に任せろ!!」
先生がそう返してくれたけど、その目には涙が光っていた
……あははははは……
本当になんか、ごめんなさい……
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