28 ちょっと小休憩
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──それは、文化祭の余韻もすっかり無くなった11月中旬
「……はい?
インタビュー?」
「はい!
今度の高等部学内広報誌に載せたくてお願いに参りました!」
「え、えー?
あんまり変なことは聞かれたくないんですけど……」
「そこはもちろん!
お答えしたくない質問はお答え頂かなくて結構です!」
「う、じゃあ……」
なぜかインタビューを受けることになりました
……なんで?
28 ちょっと小休憩
Q1 お名前をどうぞ
「斎藤夕歌です」
Q2 クラスは
「1年1組です
いわゆる一番頭がいいクラスですね」
Q3 部活は
「剣道部です
中学では全国優勝しました」
Q4 何か自慢できることは
「自慢……というか、えーと、一応特待生です
あと生徒会副会長もやってます
それからなんかファンクラブもあるみたいです……これ自慢なのかな……」
Q5 親友は
「かすが、幸村君、成実、親泰君かな」
Q6 一番信頼している人は
「伊達家の人はもちろん、生徒会の先輩はみんな信頼してます」
Q7 好きな人は
「えぇ!?
えっと……政宗先輩です……」
Q8 可愛いか綺麗か
「なにそれ!?
どっちでもないと思いますよ
可愛くもないし綺麗でもないです
平凡な顔してます」
Q9 ご家族のお話を伺っても
「その話はちょっと……」
Q10 最後に一言
「これからも頑張っていくので、応援お願いします
こんなんで大丈夫ですか……?」
Q11 ありがとうございました
「いえいえこちらこそ……」
Q12 ちなみに巻き込みたい人は
「巻き込みたい人!?
じゃあ成実で」
* * *
「……本当にこれで大丈夫ですか……?」
「大丈夫です!
ありがとうございました!」
広報の生徒を見送って、ふと首を傾げる
「夕歌、今のは?」
「なんか広報の人
でもうちの高等部って、学内広報誌なんてあったっけ?」
「……私は知らないな」
……え、今の人たちって本当に何だったの?
「それより、お昼を食べないか?」
「あ、うん!
食べる食べる!」
「夕歌殿、成実殿をお見かけしないのでござるが、何処へ行かれたのかご存知ではござらぬか?」
「あれ?
私は特に何も聞いてないけど……
もしかしたら綱元先輩のところかも
成実に用があったなら後で話せば?
すぐに戻ってくると思うよ」
「それもそうでござるな」
いつものように机をくっつけて、お弁当を展開
幸村君は今日も豪華に三段重ねだ
「ほんとによく食べるよね、幸村君……」
「うむ!
腹が減っては戦が出来ぬと申しまする!」
「お腹いっぱいになって眠くならない?」
「む?
特にそういったことは無いでござるよ」
「そっかぁ……」
私なんてたまに寝ちゃって後ろの成実から起こされてるからな……
成実は優しいから先生にバレないように起こしてくれるけど
……それにしても、成実どこに行ったんだろう?
「……はい?
インタビュー?」
「はい!
今度の高等部学内広報誌に載せたくてお願いに参りました!」
「え、えー?
あんまり変なことは聞かれたくないんですけど……」
「そこはもちろん!
お答えしたくない質問はお答え頂かなくて結構です!」
「う、じゃあ……」
なぜかインタビューを受けることになりました
……なんで?
28 ちょっと小休憩
Q1 お名前をどうぞ
「斎藤夕歌です」
Q2 クラスは
「1年1組です
いわゆる一番頭がいいクラスですね」
Q3 部活は
「剣道部です
中学では全国優勝しました」
Q4 何か自慢できることは
「自慢……というか、えーと、一応特待生です
あと生徒会副会長もやってます
それからなんかファンクラブもあるみたいです……これ自慢なのかな……」
Q5 親友は
「かすが、幸村君、成実、親泰君かな」
Q6 一番信頼している人は
「伊達家の人はもちろん、生徒会の先輩はみんな信頼してます」
Q7 好きな人は
「えぇ!?
えっと……政宗先輩です……」
Q8 可愛いか綺麗か
「なにそれ!?
どっちでもないと思いますよ
可愛くもないし綺麗でもないです
平凡な顔してます」
Q9 ご家族のお話を伺っても
「その話はちょっと……」
Q10 最後に一言
「これからも頑張っていくので、応援お願いします
こんなんで大丈夫ですか……?」
Q11 ありがとうございました
「いえいえこちらこそ……」
Q12 ちなみに巻き込みたい人は
「巻き込みたい人!?
じゃあ成実で」
* * *
「……本当にこれで大丈夫ですか……?」
「大丈夫です!
ありがとうございました!」
広報の生徒を見送って、ふと首を傾げる
「夕歌、今のは?」
「なんか広報の人
でもうちの高等部って、学内広報誌なんてあったっけ?」
「……私は知らないな」
……え、今の人たちって本当に何だったの?
「それより、お昼を食べないか?」
「あ、うん!
食べる食べる!」
「夕歌殿、成実殿をお見かけしないのでござるが、何処へ行かれたのかご存知ではござらぬか?」
「あれ?
私は特に何も聞いてないけど……
もしかしたら綱元先輩のところかも
成実に用があったなら後で話せば?
すぐに戻ってくると思うよ」
「それもそうでござるな」
いつものように机をくっつけて、お弁当を展開
幸村君は今日も豪華に三段重ねだ
「ほんとによく食べるよね、幸村君……」
「うむ!
腹が減っては戦が出来ぬと申しまする!」
「お腹いっぱいになって眠くならない?」
「む?
特にそういったことは無いでござるよ」
「そっかぁ……」
私なんてたまに寝ちゃって後ろの成実から起こされてるからな……
成実は優しいから先生にバレないように起こしてくれるけど
……それにしても、成実どこに行ったんだろう?
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