14 夏休み!2
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蝉がうるさい八月二日──
「ガスの元栓よし、電気も消した!
窓の鍵もオッケー!
……じゃあ、行ってきます!」
キャリーバッグを手に家を出る
きちんと玄関の鍵も閉めて、指定された大通へ
「夕歌ー!!」
「あ、かすがー!!」
待ち合わせ場所にはかすがの姿
黒のキャミソールにオーバーサイズのトップス、ショートパンツに黒のサンダル
ほら見ろ、このスタイルの良さ
もう並ぶだけで嫌になってきます
と、そこへディーゼル音を響かせて、向こうからバスが来た
「うわあ……」
固まる私をよそに、先輩方が窓から手を振ってくれました
14 夏休み!2
「おはようございます!」
運転手さんに荷物をトランクに入れてもらってから、バスに乗った
「Good mornimg,夕歌、春日山」
「おはよう、夕歌にかすがちゃん!」
「おはよう夕歌ちゃん、かすが」
車内に乗り込んだだけで、政宗先輩と慶次先輩、佐助先輩から挨拶が飛んできた
ここで、今回の御一行のメンバーを紹介すると……
引率兼責任者は片倉先生
伊達家から政宗先輩、綱元先輩、成実
佐助先輩は幸村君を連れてきた
慶次先輩が連れてきたのは元親先輩、元就先輩の2人……どういう繋がりなのかは不明
親泰君はクラスの子を誘ったところ、「メンツが怖い!」と断られたらしい
可哀想だけど、お友達の気持ちはよく分かる
信幸先輩は誰も誘わなかったそうだ
小太郎先輩も同じくお1人
そして、私とかすが
以上14名!なんという大所帯!
「夕歌さん、飴いる?」
「いいの?」
「いっぱい持ってきたからいいよ
まあ……
ちょっと幸村に食べられちゃったけど」
はにかんだ笑顔が可愛いです親泰君
親泰君は今日も私の癒しだ
「親泰!
お前も持ってきたか!?」
「何を……?
って、兄さんっ!!
釣り道具は持ってきても意味ないってあれだけ言ったのに……!!!」
「い、言ってたか?」
「今日の朝だって言っただろ!!」
「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえか!」
「釣れないって言ってるだろ!」
親泰君も大変だな……
奔放な兄に振り回されるしっかり者の弟って感じだ
「騒がしいのは好まぬ……
そもそも、何故我がこのようなものに付き合わねばならぬのだ……」
「お嫌いなんですか?」
「嫌いとは言っておらん」
前生徒会長・元就先輩はそう言ってふいとそっぽを向いた
素直じゃないなぁ、このツンデレ!
「夕歌ちゃん、はいこれ」
佐助先輩がくれたのはキャラメル
「一個だけ余ってるから、あげる
旦那には……」
人差し指を唇に当て、いたずらっぽく笑う佐助先輩に頷き返した
「内緒にしておきますね」
「うん、お願い」
「佐助、キャラメルはあるか!?」
「もうないよ」
幸村君にそう返した佐助先輩がウインクしてきた
「早速ですね」
「困っちゃうよ本当」
困ってるようには見えない笑顔を残して、先輩は幸村君のところに戻っていった
「夕歌!
Give you!」
「へ?」
政宗先輩が綺麗にラッピングしたクッキーをくれた
「ありがとうございます……!
え、これって先輩が……?」
「Yes,俺特製だ
昨日焼いた」
「先輩って料理もできるんですね」
「あー、梵はそこらの主婦よりできるから」
「主婦と比べんなっつの」
「へえ!
一回先輩の手料理食べたいです」
「何なら今日の晩飯作るぞ?」
「本当ですか!」
「聞いたか!
今日の晩飯は政宗担当だとよ!」
元親先輩、聞いてたのか今の会話……
「政宗の料理は絶品だからね!
期待してるよ!」
「伊達よ
どうせ作るのならフルコースでもせぬか
貴様のような捨て駒でも全員分のフルコースくらいできよう」
「お前いい加減にしろよ14人分のフルコースなんざ作れるかってんだよ!!」
「政宗様、でしたらこの小十郎も微力ながらお手伝いいたす所存!」
「そう言う問題じゃねえよバカ!!」
「何かこじゅ兄まで壊れてきたな……」
「綱元先輩は我関せずって顔だし……」
「風魔の奴も寝てるし……」
「信幸先輩は幸村君と談笑中……」
結構カオスだなこのバスの中
「春日山、オメェも手伝え!」
「断る
なぜ私が手伝わねばならんのだ」
「いやだから話聞けって小十郎!!」
「フルコースか!
楽しみだな!」
「誰がフルコース作るっつった!
んな時間あると思ってんのかボケ!!」
「ええ!?
作ってくれないのかい!?」
「食いてぇんならテメェで作ってろ!」
フルコース案は却下になった模様……
まあ当然か……そんなのをいくら政宗先輩と片倉先生とはいえ……
うん、無理だな!
「ガスの元栓よし、電気も消した!
窓の鍵もオッケー!
……じゃあ、行ってきます!」
キャリーバッグを手に家を出る
きちんと玄関の鍵も閉めて、指定された大通へ
「夕歌ー!!」
「あ、かすがー!!」
待ち合わせ場所にはかすがの姿
黒のキャミソールにオーバーサイズのトップス、ショートパンツに黒のサンダル
ほら見ろ、このスタイルの良さ
もう並ぶだけで嫌になってきます
と、そこへディーゼル音を響かせて、向こうからバスが来た
「うわあ……」
固まる私をよそに、先輩方が窓から手を振ってくれました
14 夏休み!2
「おはようございます!」
運転手さんに荷物をトランクに入れてもらってから、バスに乗った
「Good mornimg,夕歌、春日山」
「おはよう、夕歌にかすがちゃん!」
「おはよう夕歌ちゃん、かすが」
車内に乗り込んだだけで、政宗先輩と慶次先輩、佐助先輩から挨拶が飛んできた
ここで、今回の御一行のメンバーを紹介すると……
引率兼責任者は片倉先生
伊達家から政宗先輩、綱元先輩、成実
佐助先輩は幸村君を連れてきた
慶次先輩が連れてきたのは元親先輩、元就先輩の2人……どういう繋がりなのかは不明
親泰君はクラスの子を誘ったところ、「メンツが怖い!」と断られたらしい
可哀想だけど、お友達の気持ちはよく分かる
信幸先輩は誰も誘わなかったそうだ
小太郎先輩も同じくお1人
そして、私とかすが
以上14名!なんという大所帯!
「夕歌さん、飴いる?」
「いいの?」
「いっぱい持ってきたからいいよ
まあ……
ちょっと幸村に食べられちゃったけど」
はにかんだ笑顔が可愛いです親泰君
親泰君は今日も私の癒しだ
「親泰!
お前も持ってきたか!?」
「何を……?
って、兄さんっ!!
釣り道具は持ってきても意味ないってあれだけ言ったのに……!!!」
「い、言ってたか?」
「今日の朝だって言っただろ!!」
「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえか!」
「釣れないって言ってるだろ!」
親泰君も大変だな……
奔放な兄に振り回されるしっかり者の弟って感じだ
「騒がしいのは好まぬ……
そもそも、何故我がこのようなものに付き合わねばならぬのだ……」
「お嫌いなんですか?」
「嫌いとは言っておらん」
前生徒会長・元就先輩はそう言ってふいとそっぽを向いた
素直じゃないなぁ、このツンデレ!
「夕歌ちゃん、はいこれ」
佐助先輩がくれたのはキャラメル
「一個だけ余ってるから、あげる
旦那には……」
人差し指を唇に当て、いたずらっぽく笑う佐助先輩に頷き返した
「内緒にしておきますね」
「うん、お願い」
「佐助、キャラメルはあるか!?」
「もうないよ」
幸村君にそう返した佐助先輩がウインクしてきた
「早速ですね」
「困っちゃうよ本当」
困ってるようには見えない笑顔を残して、先輩は幸村君のところに戻っていった
「夕歌!
Give you!」
「へ?」
政宗先輩が綺麗にラッピングしたクッキーをくれた
「ありがとうございます……!
え、これって先輩が……?」
「Yes,俺特製だ
昨日焼いた」
「先輩って料理もできるんですね」
「あー、梵はそこらの主婦よりできるから」
「主婦と比べんなっつの」
「へえ!
一回先輩の手料理食べたいです」
「何なら今日の晩飯作るぞ?」
「本当ですか!」
「聞いたか!
今日の晩飯は政宗担当だとよ!」
元親先輩、聞いてたのか今の会話……
「政宗の料理は絶品だからね!
期待してるよ!」
「伊達よ
どうせ作るのならフルコースでもせぬか
貴様のような捨て駒でも全員分のフルコースくらいできよう」
「お前いい加減にしろよ14人分のフルコースなんざ作れるかってんだよ!!」
「政宗様、でしたらこの小十郎も微力ながらお手伝いいたす所存!」
「そう言う問題じゃねえよバカ!!」
「何かこじゅ兄まで壊れてきたな……」
「綱元先輩は我関せずって顔だし……」
「風魔の奴も寝てるし……」
「信幸先輩は幸村君と談笑中……」
結構カオスだなこのバスの中
「春日山、オメェも手伝え!」
「断る
なぜ私が手伝わねばならんのだ」
「いやだから話聞けって小十郎!!」
「フルコースか!
楽しみだな!」
「誰がフルコース作るっつった!
んな時間あると思ってんのかボケ!!」
「ええ!?
作ってくれないのかい!?」
「食いてぇんならテメェで作ってろ!」
フルコース案は却下になった模様……
まあ当然か……そんなのをいくら政宗先輩と片倉先生とはいえ……
うん、無理だな!
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