“見つけた”








「…誰？…」













“いずれ…会える”










不思議な感じ…











ここは何処？









“私の元に来れば…良いのだ”












“もう……傷つかずにすむ”






「…っ！？」











“知っているぞ…お前の事は全て”








「…私は……もう傷付くのも…傷付けるのもイヤなの…」
















“心配しなくていい…私がお前を守る”




















“私と…共に…”




















「ニーナっ！」


「え…」


「どうしたんだい？…ニーナが寝坊なんて」



「…典…ちゃん…」



ベットの中で呆けてる幼馴染のニーナ。



いつもの様子と違う…


「大丈夫かい？」


「うん…変な夢みて…」


「そうか…学校行ける？」

「行ける。典ちゃんありがとう」


違う高校に通う僕ら。


別に恋人ではないが…少しでも一緒に居たくて途中まで登校してる。




つまり







僕の片想いだ













「…あ、典ちゃん明日からエジプトでしょ？」


「ああ」


「お土産待ってるね」


「たくさん買って来るよ」




この美しい幼馴染は




僕の気持ちなど




微塵も知らずに





笑顔で言う

でもその笑顔の裏で…彼女は僕が想像も出来ない過去を持っている…
















*








☆to be continued☆
＊2018.7.23＊