ひとつの光
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あの人は私に
『友達の為に…この力を使いたい』
そう言ってエジプトへ行ってしまった
私には典くんが言う能力は見えないし感じない。
でも彼が言うなら信じるし疑わない
『必ず帰ってくるから待っててくれ』
「典くん…」
私にそう言ったのに
エジプトで敵に殺されたらしい
典くんが一緒に行くって言ってた
空条承太郎さんが家にわざわざ
教えに来てくれた。
多分…典くんが空条さんに頼んでたのだろう
もしもの時にと………
「嘘…つき…っ」
『帰って来たらニーナのわがままみんなきくから…考えといて』
そう言った癖にっ!
私はぼろぼろと涙を流し泣くことしか
出来なかった。
「花京院のおかげで俺は助かった」
空条さんは泣く私に優しく背中をさすって
多くは語らずそれだけ言って
落ち着くまで側に居てくれた。
「―――――――‥ニーナこっちだ」
「ごめんなさい遅れちゃって」
「大丈夫だ、それより早くウェディングドレス決めねぇと式には間に合わねぇぜ」
「はぁい承太郎は心配性なんだから」
恋人だった典くんを失い
失意の底で悲しむ私の側に
友人で仲間だった承太郎は居てくれた
そしてあれから5年の月日が経ち
私たちは夫婦になる。
「‥‥本当に‥私でいいの?」
「‥はぁ!?」
眉間に凄く深いシワを作り不機嫌な顔をする
「テメェは俺が同情で結婚するとても思ってやがるのか?」
「‥ごめんなさい‥」
少し沈黙が流れ
承太郎のため息が聞こえた
「あいつに負けねぇくらいお前が好きだから結婚する」
「承太郎‥///」
「わかったか!?このバカ女」
典くんを失った事は今でも悲しい
でも、承太郎に一緒にこれから
生きていくね
「ほら!早く行くぞ」
「はぁいっ」
☆END☆
*2018.2.13*