絆
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「呂布殿…この辺に追手はいないよです」
「そうか…」
董卓を殺し、曹操に追われ
助けて貰った劉備を裏切り…回りは敵だらけ、去る者、寝返る者、殺される者…そしてとうとう私と呂布殿の二人になった。
元々私は貂蝉様の護衛…守るとは出来なかったが。
だから今は…貂蝉様が愛した呂布殿を守るためお側に…
そして…
「ニーナこっちへこい」
私を側に呼ぶときは決まっている。
「脚を開け…」
私を抱く時だけ…
「あっ…く…っ」
前戯はない…
そこには愛も情もない
あるのは怒りと欲だけ
彼は怒っているのだ…貂蝉様を守れなかった私を…
だから…欲望だけで抱く…。
「奉先様…」
「その名を呼ぶなっ!!」
私はわざと呼ぶ…
貂蝉様の代わりに愛してとは言わない
少しでいい…貂蝉様に向けた想いを…優しさを…私に…
『奉先様』
そう呼べば…もしかしたら
愚かな叶わない夢…。
私には彼と…絆はないに等しい…
それでも…側に居たいと思ってしまう…
愛してしまったあなたの側に…
*
☆END☆
*2017.6.6 *