空狐になろうとも
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「おはようございますニーナ」
「お、おはようございます…玉藻先生」
「つれないですね…京介でお願いしているのに…」
「…っ…い、いい加減にしてください…」
ナースの服に身を包んでいるのは
私がこよなく愛するニーナ
初めて会ったのは私がまだ鵺野先生と
同僚として教師をしていたとき
彼の幼馴染みとたまたま紹介された時だった
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「―――では、お先に鵺野先生」
職員室を出ようとした私の隣を学校では
見ない女性が通りすぎた。
「鳴介?…」
「ん…ニーナ」
「まだ、終わらないの?…ご飯食べに行こう♪…おごるから」
明らかに親しい関係
「貴女は?…鵺野先生の…?」
「え…」
私に向けたその顔は初めて見る美しい人間
「……貴方…人間じゃない…」
「っ!?……神職の血を引くのか…」
対面して分かる霊力の高さ
それは普通の霊力ではなく神職が持つ
特別な霊力だった。
「ニーナ、玉藻は危ない奴じゃない
」
鵺野先生がそう言うと彼女は私に
笑顔を向けた
「…鳴介と…お友だち?」
「あ、いや…っ」
「玉藻?」
初めての感覚だった…。
自分の体ではないような…
なんとも言えないその感覚はだいぶん経ってから『一目惚れ』『トキメキ』と言うもの だと知った。
「――――――鵺野先生」
「ん?…なんだよ玉藻…」
「あなたは…彼女と付き合っているのですか?」
「……彼女?…ゆきめくんか?…」
「……ゆきめ?…あんな雪女のことじゃないですよ…!」
「……まさか…ニーナの事か?」
「…///」
「あ、(赤くなった)…お前…」
「……可笑しいですか?…人間に…好意を持って…」
「いや…可笑しいとか思わないが…お前がねぇ…」
「で?…」
「で?…何が…」
玉藻はぐいっと詰め寄り
「彼女と…付き合っているのですか?…
鵺野先生は彼女をどう思ってるのですか?」
「え…いや…付き合ってはない…食事や
買い物とかよく行くが…あいつは幼馴染みで俺の理解者だった…子供の時から」
「理解者…?」
「霊力が強い俺のな…あいつも俺にそんな恋愛感情はないはずだ…」
「…そうですか…」
「……何?…お前…あんなに女の扱いうまいのに…ニーナが初恋とか言うなよ」
「っ!?…」
「……ん…玉藻…」
「…悪いですか…失礼な人ですね…」
「誰が失礼な人なの?…鳴介?」
放課後のシンとした職員室に響く声…
「ニーナ?…」
「っ!?」
「男二人…何の話?」
「そんな事より…またメシの誘いか?」
「鳴介…ひもじい思いをしてる頃かなぁって…フフフ」
「まぁ…否定はしないが…」
チラリと玉藻をみるぬ~べ~
「…行きたいが…今日は俺は宿直なんだよ…」
「そうなんだ…」
「玉藻と行くといい」
「え…」
「っ!?…鵺野先生っ」
「玉藻先生と?…鳴介…勝手に何いって」
彼女は私の方に向き
「鳴介ったら…ごめんなさい玉藻先生…」
「あっ…いや…私で良ければ…付き合いますよ…」
「え…」
この食事をきっかけに私は彼女へ
アプローチを始めた。
*
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